オリの男爵

千里の丘で育ち、阪急帽子をかぶり、毎日壁当てをしていた元野球少年。 球団買収や球界再編…

オリの男爵

千里の丘で育ち、阪急帽子をかぶり、毎日壁当てをしていた元野球少年。 球団買収や球界再編の荒波にもまれているうちに、気づいたら推し球団はバファローズと名前を変えていました。 オリックスを応援する日々を表現したいと思います。

最近の記事

【解答・解説編】オリックス版「全国学力・学習状況調査」

※まずは問題編をお読みいただいてから、解答・解説編をお読みください。 【解説】 国語の問題で大切なのは、「筆者が何を伝えたいか」という視点である。 この文章を通して読み取るべきポイントは、筆者の「怒り」である。 3連覇しておきながら、開幕7試合で8得点しか取れない貧打に対する「嘆き」である。 それを前提に「さとし」と「あきら」の会話を読むと、「さとし」が終始ネガティブなコメントをしているのに対して、「あきら」はポジティブな視点でそれをなだめるという構造になっている。 つ

    • オリックス版「全国学力・学習状況調査」

      皆さんは、「全国学力・学習状況調査」をご存じだろうか。 文科省が全国の小学校6年生と中学校3年生を対象に毎年実施しているテストである。 その結果を公表するかどうかが波紋を広げたり、問題内容の是非が議論になったり、正答率の低さに衝撃が走ったりと、教育界では何かと話題になるテストである。 その「国語」の問題を見てみると、おじさん世代が想像する「国語」の問題とは一線を画している。物語文を読んで主人公の気持ちを考えたり、説明文を読んで傍線部の理由を文中から書き抜いたりする問題は、

      • 【文春野球学校】「偏愛選手名鑑2024」

        私、「オリの男爵」も執筆に関わらせていただいた、「偏愛選手名鑑2024」が一般公開されました。 ぜひご一読ください! いよいよ2024シーズンが始まります。 いざ、『おりふぉー!!!!』

        • 深夜0時の大宮駅で、オリ姫に話しかけようか迷った話

          去年9月のこと。 この日は、シーズン最後となったベルーナドームでの3連戦。 山本由伸と今井の投げ合いを現地で見たいところだったが、コロナ禍以降会っていなかった大学部活の同期会が行われたため、私は東京駅の八重洲口で焼肉を食べていた。 ひとしきり昔話に花が咲き、帰路についた東京駅のホーム。 上野東京ラインの電車を待つ間に、速報をチェックすると、山本由伸がしっかりと今井に投げ勝っていた。 ふと周りに目をやると、ジャイアンツのユニフォームを着た人がぞろぞろと歩いてきた。 東京ドー

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          「叶うべき夢の跡」 ~オリックスと過ごした四半世紀~

          ※本記事は、「文春野球フレッシュオールスター2023」で、ベンチ入り賞をいただいた作品です。 野球ファンなら、すべてを投げ出してでも駆けつけるべき試合がある。 この日は、オリックスファンにとってそんな一日だった。 深夜のウィニングラン 2022年10月2日深夜。 間もなく日が変わろうとしている。 私はフリードのハンドルを握り、深夜の東北自動車道を走っている。 助手席に座る長男は、既に熟睡していた。 前後に走る車はなく、目の前に広がる暗闇に、思わずハンドルを握る手に力が

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          私の安仁屋算 2024オリックス編

          中学受験と言えば、算数が勝負の決め手となる。 そして、中学受験を経験したことのない保護者を最も悩ませるのが、「特殊算」と呼ばれる中学受験特有の問題だ。 鶴亀算・植木算・仕事算・旅人算・・・。 文字式や方程式に頼らずに、特定の問題に対してのみ有効な解法がそれぞれに存在し、 小学生たちはこの特殊算の方法を塾でみっちり仕込まれる。 中でも一番マスターするのに苦労するのが「安仁屋算」だと言われている。 塾の講師でさえ、その指導方法には苦戦するという。 なぜなら、普遍的な「数」を扱う

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          佐々木朗希の完全試合を目撃した話

          2022年4月10日 佐々木朗希 vs 宮城大弥 4月9日土曜日は、次女の小学校入学式だった。 日曜日は特に予定もなく、自宅でゆっくりするつもりだった。 天気も良さそうだし、流行に乗って購入した焚き火台を使って公園でBBQでもするかな、なんて思っていた。 24時間後に歴史的瞬間に立ち会うことになるなど、夢にも思っていなかった。 ふと明日の予告先発を見ると、佐々木朗希vs宮城大弥の同期対決。 チケットサイトにアクセスすると、レフト側応援席にはまだまだ空席があった。 導かれる

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          『もしも WBCが Amazonプライム制作の映画だったら』

          2023年3月22日 私は今、何を見ているのだろうか。 高橋陽一が、井上雄彦が、いやいやそこは、水島新司が、WBCを漫画にしたら、こんな感じになっただろうか。 だとしても出来すぎだ。 野球は筋書きのないドラマなんて言うけど、こんなきれいな筋書きがあっていいのだろうか。 ひょっとして、Amazonプライム制作の連続ドラマだったとか!? 栗山英樹という優れた演出家、大谷翔平という稀代のスーパースター、ダルビッシュ有といった油の乗った名優達が、作り上げた珠玉の作品。 名場面は

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          今年こそ、今年こそ、「太田椋」のブレイクを!

          2月14日といえば もちろん太田椋の誕生日である。(ちなみに私がもらったチョコは家族からの義理チョコのみ) オリックスファンならずとも、2022年日本シリーズ第7戦でみせたシリーズ初の先頭打者初球ホームランは記憶に新しいところだろう。 そしてつい先日のロッテとのオープン戦では、またもや先頭打者初球ホームランを放ってみせた。 断言しよう。今年は太田椋が覚醒する年だ。 いや、待て、去年も一昨年も、その前の年も同じことを言っていた気がする。 でも今年こそ間違いない。 それがオ

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          自己紹介「オリの男爵」

          オリックス応援芸人のタモンズ安部さんという方が運営している「オリの晩酌」というYoutubeチャンネルが大好きで、そこにコメントする際のペンネームとして使用し始めたのがきっかけで「オリの男爵」と名乗らせていただいております。 オリックス応援ユーチューバーといえば「B-モレル」が有名ですが、個人的にはオリックスファンの哀愁が感じられるこのチャンネルがおすすめです。 大阪育ちということもあり、物心がついたら阪急ファンでした。なぜ阪神タイガースではないのか?と言われても、私にも

          自己紹介「オリの男爵」