いま自信がない人に伝えたい、スノボをすべき理由
いまからする話は、仕事や私生活にやりがいのなかった私が、スノボをしたら1日でイキイキとよみがえったストーリーである。
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先日、人生で初めて、スノボをした。
関東に住むひとは、よく「今年はあのゲレンデへ、スキーorスノボに行こうよ!」なんて会話をすると聞いたが、九州出身のわたしは経験したことがない。
記憶があるなかで真っ白な雪山に行ったのは、小学校2年生のころ。関西にあるおばあちゃん家の近くで、そり滑りをしたくらいだ。
てことで、スノボめちゃ初心者の私。
ひょんなことから誘われて、なんの知識もなしに長野の「富士見パノラマリゾート」へ向かった。
道中はずっとワクワクしながら、約3時間かけて到着。準備をしたらリフトにのりこみ、雪山のテッペンまで登る。ほぼ初めて見るキラキラした景色に感動してバシャバシャ写真を撮り、来れたことだけでも満足だった。
さて、いよいよ滑るとき。ボードを足にはめ込み、立とうとする。
「あれ??思ったよりうまくいかない」。
ほぼ週3で筋トレをしてるし体幹はあるだろー、くらいに思っていたが、うまくバランスがとれないのだ。
なんでえええ!と思いながら、何度も挑戦する。またすぐコケる。ブレーキのかけ方がわからない。
「体の真ん中に重心を置いて!!」と何度も教えてもらったが、「こっちはやってるつもんなんだわ!」って感じで、コツがつかめない。
もはや体で覚えるしかないと知って絶望し、喉カラカラになるわ、唇乾燥しまくるわで約1キロ滑り終えるころには、ゲッソリだった。
つかれたので、一緒に滑っていた初心者の方と休憩をし、いったんお昼ごはんを食べることに。
正直、わたしは「何もやる気出ねぇ。食欲もねぇ。もう終わっていい。」と思っていた。
食欲がないくせに、なぜかガッツリ揚げ鶏丼ぶりを頼んでしまい、半分も食べずに人にあげた(スノボ場のごはんって基本大盛りなの?全メニューもりもりだったよ…)。
でも、せっかく来たからには1回だけ滑って終わるのはもったいない。せめてもう一度やろう、と立ち上がり、またゲレンデへ向かった。
時刻は15:00すぎ。おわりの16:30までどれだけ上達できるのか。
まずは、親切な友だちに手取り足取りマンツーマンで教えてもらって、なんとなーーくコツが掴めてきた。
「こうしたらブレーキがかかるのか、滑るってこんな感じか」。
まわりでどんどん滑っていくひとを見ていると、悔しくなってもう1回!と3回目のリフトにのりこんだ。
途中、ボードが重くて足が動かずに(平均5キロあるらしい)、もう無理だああああ!と思うことも。
そんなとき、気合いだ!と思って「私はできる!i can do it!i have confidence!」とアホみたいに叫んだ(絶対うるさかったごめん周りの人)。
そうこうしていると、人に支えてもらっていたが、1人で滑れるようになってきた。
力の入れ具合や重心のかけ方もわかってきた。
「楽しい!もっとやりたい!物足りん!」と、5回滑りおわったころには、帰りたくなかった。
みんなに「りほめっちゃ上達してたやん!!!」「お昼のときは心配だったけどめっちゃ元気になってよかった!」って驚かれるほど。(褒めてくれたのすき)
ここで思った。「私ってやればできるんだな。お昼ごはん食べて終わらずに、めげずに何度も挑戦したからだ。」って。
もう明日からなーんでもできる気がした。またひとつ、自信がついた気がする。
実はココ最近、仕事で落ち込んだり、なんの目的もなく行動することが多くて、やりがいがなかった。
でも、スノボをしたら「そうだ、私ってやればできる子だったわあ」と思い出したのだ(脳みそが単純でよかった)。
まじで充実した1日だった。24時間が48時間に感じた。3ヶ月ぶりくらいに、達成感増し増しである。
ここで、いま自信がないあなたに伝えたいことがある。
自信がないのは、最近なにかしら成功した体験がないからかもしれない。
「成功した体験」なんて大きなもののように聞こえるが、小さくていい。
"筋トレ10分を1週間したら腹筋がちょっとでてきた!"でも、"お菓子作りうまくいった!"でもいい。
小さな達成が、ちょっとした自信になる。
小さな達成を積み重ねたら、もっともっと大きな自信になる。
「あ、できるんだ、わたし」を増やしていく。自分を認める、そして人から認められる&褒められるを増やしていく。
そして、もし来週、予定がないならぜひスノボをしてほしい。1日で得られる達成感はハンパない。
終わったあとのあなたは、ありえなく輝いているはず。
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