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「鳥取には砂丘しかない」はウソだ!魅力度ランキングの必要性を感じた旅

みんなに「なんしにいくの?」て言われるくらいには、なんにもないイメージの鳥取。実はそんなことなくて、1泊2日めちゃくちゃ楽しんだよ〜ていう思い出を、どうでもいい話とともにゆるゆると書いてみた。


前日にかなり雪が降ったみたい

長崎から福岡経由で、人生初の夜行バスに揺られて鳥取へ。なんで今まで夜行バスに乗ったことがなかったかというと、いいイメージがなかったから。

「浮腫むし眠れない、それなら新幹線に課金するわ」と思っていた。でも、経験せずにいろいろ文句は言えないので、とりあえず乗ってみた。

思っていた通り、体勢はかなりしんどいし、物音で起きちゃうこともあったので、深い睡眠はできなかった。朝早く着くことで、朝からカフェへ行ってステキな1日を迎えられるし、移動費の節約にもなると思えばプラスだけど、極力乗りたくないなぁという印象。

そんなこんなで鳥取駅に着いたら、親友と合流して、TOTTORIモニュメントの前でパシャリ。

特に何をするって決めてない旅だったけど、国の天然記念物の鳥取砂丘だけは行きたかったから、鳥取駅から20分くらいバスに乗って移動。

バスから降りて砂丘までの階段を登ると、ずっと見たかった日本一の光景が広がっていて、「めっちゃ砂丘じゃん!」って偏差値マイナス100くらいの発言をしてしまった。

CGじゃないよ
砂漠の中心にある「オアシス」

大きな水たまりのように見えるのは「オアシス」と呼ばれるもの。雨や雪が降ったら、地下にすぐ浸透するんだけど、量が多いと吸収できなくて逆に湧き出てくるんだって。夏は乾いてほとんど見られないから、秋や冬だからこその景色らしい。

日本海見てはしゃぐ親友

砂丘の奥にある日本海を見るために、2人で傾斜80°くらいの丘をダッシュ。砂がふかふかで靴に大量に入ってくるので、行くときはお気に入りの靴下など履かないように注意(笑)。

1時間くらいはしゃいだあと、雪がチラついてきて寒かったから、ランチでご当地ラーメン「鳥取牛骨ラーメン」を食べて温まった。

鳥取会館の牛骨ラーメン

スープはあっさりしていて、豚骨ドロドロ系が苦手な私にはとても美味しく感じた。

お腹が満たされたあと、砂の彫刻作品が展示してある「砂の美術館」に行ったら、まさかのクローズ。期間ごとに展示品が変わるから作る準備が必要で、次の公開は7月らしい......。事前に調べなきゃだった。

泣く泣く外観だけ

砂丘のあとは、米子市へ移動するため鳥取駅へ戻ることに。そしたら急に「ヒッチハイクせん?」てなって(笑)、鳥取駅に戻らずすんごいテキトーなバス停で降りて、100円均一でペンとスケッチブックを購入。こんな簡単に始めちゃってるけど、実は2人とも初めて。

試行錯誤しながら、「乗せてくれぇ!」って車に訴えかける視線を送っていたらおじさまが声かけてくれた。とりあえず米子方面へ行きたかったので、経過地点の白兎神社まで送ってくれることに。到着してお別れしたあと、次の車を探していると、温かい飲み物とお守り買ってきてくださった、感謝。

よく調べると、この神社はご縁の神様がいるようで。そのお守りのおかげか、温泉巡りの旅が好きなご夫婦にすぐに声をかけてもらって、ヒッチハイク成功。兵庫から観光に来ていて、近くの温泉地に宿泊予定だったみたい。

倉吉駅まで送ってもらったあと、19:00で辺りが暗くなっていたので、米子市まではJRで移動。夜ご飯は、美酒佳肴ゆらくでご当地グルメを堪能!ふらっと入った店なのに、かなり当たりだった。

サバの醤油漬け丼とカニ味噌
ウニといくらのブリュレ

今回のホテルは「寝れたらいい」スタンスでいったので、直前に予約した「スマイルホテル米子」。1人1800円で、かなりお安く泊まれましたとさ(笑)。

2日目は堺港市に行くため、JRで高松駅へ。手始めはランチに弓ヶ浜で、かにトロ丼を食べた。鳥取は日本海に近いこともあって、海の幸が有名。冬の時期の名物はカニで、親友は近くの市場に売ってたカニをおばあちゃん家に郵送してた(笑)。

カニがいっぱい

ランチを食べたら、またヒッチハイクをすることに。さっそくインドネシア人奥さん×ロシア人旦那さんの国際夫婦に遭遇。水木しげるロードがある堺港駅まで行く予定が、どうせならと江島大橋も連れて行ってくれた!

鳥取と島根を結ぶ急勾配な橋

水木しげるの出身地であることから作られた「水木しげるロード」には、ゲゲゲの鬼太郎を代表するたくさんの妖怪たちがうじゃうじゃしてた......。電車にもペイントが施されていたり、リアルな妖怪神社があったり、ファンにはたまらんやろうなぁ。

電車内の妖怪ペイント
堺港駅前
妖怪神社
食べ歩きもできちゃう。苺一縁

約800mのしげるロードを堪能したら、堺港駅に戻ってヒッチハイク再開。2人の方にお世話になって、無事に目的地の米子駅に到着!

福岡に帰る夜行バスに乗る前に、米子湯に行って旅の疲れを癒した。駅から5分圏内だし、脱衣所はキレイでシャンプーが50円で売られていたり、学割があったり、かなりおすすめできる銭湯。

鳥取って砂丘のイメージしかなかったけど、海鮮が美味しかったり360°見渡せるくらい大自然があったり。「星取県」って名乗るくらい星がキレイで有名だったり、「マンガ王国」っていうくらいにはアニメ作家をたくさん輩出していたり。

山には雪がかぶっていて、海外のゴツゴツした岩山を想起させるくらいには感動した。ヒッチハイクをすることで、人の温かさにも気づけた。

やっぱり、なんの魅力もない都道府県はないんだなって。魅力度ランキングなんてつけてるけど、知らないだけで、きっと隠れているものがある。もっといろんなところに足を運んで、見て体験して、魅力をいーーっぱい広めていきたい〜!

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