東京六大学野球ドラフト候補紹介②

東京六大学野球連盟に所属している大学生のドラフト候補選手について紹介していきます!
2回目は早稲田大学岩本久重選手です!

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①実績

高校時代は先日紹介した徳山投手とバッテリーを組んでいました。17年選抜前の怪我の影響で福井選手(現慶應)にレギュラー捕手の座を奪われてしまい、その後は外野手として高校時代を過ごしています。
早稲田大学入学後は2年秋の後半戦からレギュラーを獲得しました。
昨年は春秋ともに4番捕手として起用され中心選手に成長しました。
秋のリーグ戦では打撃不振に陥りましたが、早川投手を筆頭にリーグ屈指の投手陣をリードしリーグ優勝に貢献しました。

②選手としての特徴

打てて守れる総合力の高い大型キャッチャーです。
レフト方向に神宮上段まで運んだ経験もあり、逆方向にも強い打球も打てるパワーが一番の魅力です。昨年は差し込まれた打撃が多いような印象がありました。タイミングの取り方等の工夫で改善されるのではないでしょうか?
昨年の早稲田は早川投手が絶対的なエースでしたが、他にも徳山投手、柴田投手、山下投手、西垣投手、今西投手等様々な投手とバッテリーを組みキャッチングブロッキングに苦労しているシーンは一度も見かけませんでした。2塁送球1.9秒を切る強肩の持ち主でもあり守備の面では現段階で、大きな課題は見当たりません。

③2021年の注目ポイント

捕手というポジションの特殊性から考えても、大きく評価を落とすようなことが無ければドラフト4位までには消える選手でしょう。
更に評価を上げるという視点で以下の3点に注目してもらいたいです。
1)打撃の確実性の向上
2)投手とのコミュニケーション能力

です。
まずは1)からです。これは昨年秋のリーグ戦の反省をどこまでできているのか?ということですね。昨年は打撃に関してはかなり悔しい思いをしたはずです。今年は文字通り攻守でチームを引っ張てほしいです。リーグ戦とは言え10試合そこそこの短期決戦なのでスタートが肝心です。開幕戦になるであろう東大戦でどれだけ打てるのか、まずはここに注目です。
続いて2)の投手とのコミュニケーションですが、高校時代福井選手にレギュラーを奪われた一番の要因です。スローィングやキャッチングと言った単純なキャッチャーの能力というよりも、投手としてのコミュニケーションやリーダーシップの能力で福井選手に劣ってしまったと話しています。


昨年も岩本選手がチームを引っ張ているとう印象はありませんでした。最終学年に高校時代感じた福井選手との差。これを埋めることができるとキャッチャーとして更に上のレベルに行くことができると思います!


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