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ズボラさんにもおすすめ!【重ね煮】

重ね煮。SNSやレシピサイトで
耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
私は温活アドバイザー資格を取得する際に、
テキストで見て初めてこの調理法を知りました。
そして、まんまとハマりました。

食材の旨味をぐーーーーっと引き出して、
油や余分な調味料を使わなくても
美味しく野菜が食べられる、
とっても素敵な調理法です❥

これからnoteにもよく出てくると思うので、
今回重ね煮がどんなものか紹介してみたいと思います!


重ね煮とは

まず「重ね煮とは何か」を説明すると、
文字どおり、鍋に食材を重ねて煮る料理です。
ザックザク野菜を切って、
ルールに沿って重ねて火にかける。
使うのは塩だけで、
初めから水を張ったり、
油を引いたりはしません。
あと、野菜の皮も極力剥きません。
皮もそのまま使います。
アクもとらないし、
ほったらかしてます。
重ね方のルールさえ守ればそれでよいのです。

重ね煮のルール・陰陽調和

重ね煮のルールは
陰性の食材を下に敷き、上にいくにつれて陽性のものを重ねていく
というごくシンプルなものです。
マクロビオティックの
「陰陽調和」の考えが取り入れられています。

陰陽調和

東洋の思想ではあらゆるものが
「陰」か「陽」に分類され、
それらは対立する力を持ちつつ、
お互いを助け合って
バランスをとっていると言われています。

「陰」に属するもの
■上に伸びていくイメージ
■中から外へ、緩める力がある
■体を冷やす
■水気が多い

「陽」に属するもの
■下へ向かって根を張るイメージ
■外から中へ、引き締める力がある
■体を温める
■水気が少ない

簡単に分けるとこんな感じです。

では、重ねてみましょう

重ね煮では、
お鍋の底に塩をひとつまみほど撒いてから、
陰性のものがより下に、
陽性のものが上に来るように
食材を重ねて入れていきます。
最後にまた塩をひとつまみほど撒き、蓋をします。
鍋の蓋は穴の空いていない、密封できるものが◎です。
しかし、我が家にはそんな蓋がないので、
穴の部分をマステで塞いでいます(チープ…)

(鍋蓋)

陽性食材
↓↓
↑↑
陰性食材

(鍋底)

こういうイメージです。
さらに具体的に食材で分けてみると、

(鍋蓋)

《陽性》
↓ お肉、魚
↓ 穀物、加工した食品
↓ 根菜類
↑ いも類
↑ 果菜・葉菜・花菜類
↑ きのこ、海藻
《陰性》

(鍋底)

最近作った重ね煮
下から、舞茸→玉ねぎ→にんじん→だいこんの順に重ねました。
※水分量を見てだいこん→にんじんでもいいかも
※出来た重ね煮はこのあとスープに料理しました

こんな順番です。
この順番さえ覚えてしまえば、
どんな野菜でもどんどん重ねられます。
あとは火にかけます。

私は、鍋から蒸気が出てくるまでは中火、
蒸気が出てきたら弱火に落としています。
初めから弱火で、というやり方が主流のようですが、
時間がかかるので、私はそうしています。

このように調理することで、
お鍋の中で陰陽調和が起こり、
中庸(=バランスが均一に整った)の状態になります。
下から水分がしっかり上にまわり蒸し煮になることで、
食材の甘味や旨味が引き出され、
流れ出ることなく留まってくれるので、
美味しさも増々になっちゃいます。不思議!

あと個人的な感想ですが、
一番上に重ねたお肉やお魚は
ふっくら柔らかくて美味しくなります。
特によく使うのは、ささみ。
全くパサパサしない。
またオススメの使い方も書きたいと思います。

ぶっちゃけ信じてなかった

陰陽調和?
食材のエネルギー?
対流して旨味が増す?
なんのこっちゃやらわからず、
初めはそのスピリチュアさにピンと来ず、
半信半疑でやってみた重ね煮。

しかし、しっかり蒸し煮された野菜は
甘味が出ていて、自然な素材の味を残しつつ、
とっても美味しい!
重ね煮後、さらに料理に使っていくのですが、
調味料も少なめで十分味がちゃんとついているし、
素材ごとに分けて使ったりもできて、
使い勝手もすこくいいんです。
ホントに、やってみたらわかる!!

ずぼらさんにもオススメ

そして、この重ね煮は、
私のようなずぼら人間にも
かーなり本当にありがてぇ調理法です。
本当に助かってます。

切って鍋に放り込むだけ。
皮を剥く手間もない。
皮を剥かないから生ゴミも少ない。
アクもとらなくていい。
素材を分ければ、おかずが何品か作れる
そして、なにより美味しい。

ありがてぇ……(心の底から) 



・ 

以上、重ね煮のご紹介でした!
気になったら、是非試してみてください❥
これから重ね煮レシピのレパートリー増やしたいな〜。

▼参考:重ね煮アカデミー
(教室も興味あるけど、結構お高そうなので手が出ないわぁ…)






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