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ゲストハウスオーナーの悲喜交々

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長野市の小さなゲストハウス・1166バックパッカーズの飯室がゲストハウス経営の悲喜交々を綴ります。現場の話からスタッフ育成、宿をこれからどう育ててゆくか大きな声で言えない葛藤なん…
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#開業

小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会

小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会

募集終了しています。

 個性的なゲストハウスがさまざまな地方都市に誕生してゆくのは面白く、その宿泊体験がよいものであればゲストハウスという宿形態も今以上に認知されるだろうと思っている。ただの安宿ではなく、無機質な無人宿でもなく、同宿の旅人やローカル、スタッフなど他者とあるいは自分自身と触れ合うゲストハウスに引き続き未来を感じている。

小規模ゲストハウス開業希望者向けの小グループ相談会を開催

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<小規模ゲストハウス開業希望者向け>宿主がやっている見えない仕事

<小規模ゲストハウス開業希望者向け>宿主がやっている見えない仕事

 宿屋の仕事はお客さんをお迎えして、チェックインをして、観光案内をして、チェックアウトの後にお部屋の清掃をして…というのは表から見えやすい仕事なのですが、他の職業と同じように裏方業務もたくさんあります。
 1166バックパッカーズでは現場は主にアルバイトスタッフが守ってくれて、裏方業務を飯室が担っています。これから小規模ゲストハウスを開業したい人にとっては裏方作業も面白いかなと思うので、書いてみま

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スタッフ向けに、ゲストハウス開業に向けた勉強会をやってみた

スタッフ向けに、ゲストハウス開業に向けた勉強会をやってみた

 今、1166バックパッカーズで働いているスタッフのうち、2名が将来的に自分のゲストハウスの開業を希望している。振り返ると、これまでも数人の元スタッフがそれぞれのゲストハウスを開業した。ただそれは必ずしも「1166bpで働いた= ここでの経験が活かされて開業に至った」ということではない。その人たちは、うちで働こうが働かなかろうが、結果自分のゲストハウスを開業していたということ。そういう強い思いを元

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顧客にとってどんないいことがあるか

顧客にとってどんないいことがあるか

 今日、ある事業に関わっているかたから、その事業内容を聞く中で、「事業者としてやりたいことがいろいろあるのは素敵〜。それとは別に顧客の立場になったときにそのサービスを受けることでどんないいことがあるんだろう」と質問した。

自分をより良い状態にするためにお金を払う

 消費者の立場として、今、私がほしいものを考えたとき、例えば自宅のキッチンの窓にサイズの合う網戸がほしい。虫の心配をしないで窓が開け

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ゲストハウスをやりたいんです、と相談される話

ゲストハウスをやりたいんです、と相談される話

 ゲストハウスを開業したい、というひとの相談を受けることがまた多くなってきた。"また" というのは、これに波を感じるからだ。

 開業間もない2010年〜2011年のあたりは、県外出身の女性がひとりでゲストハウスを始めたらしいという噂からか、「その業界全然知らないけれど、なんだか簡単に始められそうだし、流行ってきてるよね」というようなちょっとミーハーな質問をうけることが多かったし、東日本大震災の直

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