祭りのあと
今年のJ2リーグ全42試合が終わった。
応援している水戸ホーリーホックは清水エスパルスと対戦し、先制したものの引き分けだった。その結果、今シーズンの戦績は11勝17敗14分、順位は22チーム中17位となった。
順位こそ17位ではあるものの、勝利数だけにフォーカスすればJ3降格圏21位の大宮アルディージャと同じ「11」であることをけして忘れてはいけない。
チームを応援し始めて15年が経つが、今年ほど残留争いの沼にのまれハラハラしたシーズンはなかった。
水戸は育成を主体にしたクラブだ。ビッグネームの選手を呼べるほど大きくない。若い選手たちが多いゆえ、試合中ここぞというときに弱さやもろさが何度も見られ、追いつかれたり、負けたりした。
選手がいちばん悔しいのだろうが、おなじくらい悔しかった。もうスタジアムに行くもんか、と何度も思った。
しかしながら好きなものはすきだ。嫌いになんてなれない。ただのドMかもしれないが、サッカーのある週末が楽しみで仕方ない。
『来年、我々は強くなりたいと思います。結果を、残したいと思います。』
試合後に行われたセレモニーでの社長の言葉を信じて。
最終戦の試合後は、いつも祭りのあとのような寂しさがやってくる。
ありがとう。
今シーズンもお疲れさまでした。
たのしかったね。
また来年、スタジアムで元気に会いましょう。
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