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草紅葉ひろがる、初秋の戦場ヶ原をあるく

栃木県日光市の日光国立公園内にある戦場ヶ原へハイキングに行ってきました。

工事により通行止めだった歩道が復旧したので、いつもよりたくさん歩いてみようか。

今日のコース
湯滝ー泉門池ー青木橋ー赤沼分岐ー小田代原ー泉門池ー小滝ー湯滝(約10km)

日光湯本ビジターセンター公式サイトよりhttp://www.nikkoyumoto-vc.com/hiking/


スタート地点の湯滝から散策路へ入ると人はまばらで、とても静か。遠くでチリン、チリンとクマよけのベルが聞こえます。

古い木道にはコケがうっすら生えていて、緩い登りでつま先が少し滑ります。気を抜いたらツルッと転倒しそう。まわりの景色を楽しみたいところですが、とにかく安全第一。足元を見ながら一歩一歩前へ進みました。
木漏れ日がライトのようにきらきらと森を照らしていました。

通行止めになっていた歩道をぐんぐん進むと、やがて開けた場所に出ました。

戦場ヶ原せんじょうがはら

戦場ヶ原は紅葉が始まっていました。うっすら赤く色づくのは、ホザキシモツケの花と葉。どこまでもどこまでも、草紅葉。


また、散策路のすぐそばには小さなリンゴのような実がたくさんなっていました。

たしか6月に訪れたときに、ここに綺麗な花が咲いていたっけ。過去の記事を調べてみると、どうやらズミの実のようでした。花が実になる、そのうつろいを目にすることができて、うれしい。


さらに進み、1時間ほどで赤沼の分岐点へ。
ここから小田代原までは木道ではなく、アップダウンのある登山道です。

下っては登るの繰り返し。なかなかつかないねえ、と夫とぜいぜい、はあはあ。30分歩いて、ようやく小田代原へ到着しました。

小田代原おだしろがはら

小田代原には低公害バスの停留所やトイレがあり、景色を眺めながら休憩できるスペースがあります。

荷物を置いて、ぱちり。

奥に見える一本の白樺の木は「小田代原の貴婦人」と呼ばれています。凛と佇むその姿はまさしく貴婦人。


途中、出発地点で見かけたハイカーさんたちとすれ違いました。ということは、だいたい折り返しかな。今まで元気に歩いていた夫は「足が棒のようだ。」と言い始め、一気にスローダウン。わたしが先頭になりペースを作ります。

小田代原には白樺の木がたくさんあり、ここにペンションがあったらどんなに素敵だろうと思いました。


大きな水たまりを避けながら険しい下り道を通り、ようやく泉門池に戻ってきました。ただいまー。

泉門池いずみやどいけ

午前中、多くのハイカーたちでごった返していた泉門池は、ひっそりとしていました。

泉門池は湧き水でできた池で、戦場ヶ原散策路の絶景スポットのひとつです。

近くで見ると、底からもわもわと水が湧いているのがわかりました。池の水は透明で、冷たかったです。

水面に映る草木と青空がきれいでした。

鴨がいることも

荷物を置いて遅い昼食をとり、お腹いっぱい体力も回復。ゴールへの足取りは軽く、無事に湯滝へ帰りました。


この日歩いた距離は11km、歩いた歩数は17,791歩。所要時間2時間半。

奥日光の秋の始まりを体いっぱい感じ、よいリフレッシュができました。


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