OrgofA「父と暮せば」稽古後配信抜粋②
2024年7月4日~7日、北海道札幌市で「父と暮せば」を上演するOrgofA。
そのオンライン稽古直後に行われた、Xでのスペース配信の様子を一部ご紹介します。
-オンライン稽古を重ねての様子
飛世:今までは台本をしっかり読んでたんですけど、今日はほとんど台本を見てなくて、松井さんを見ることができたんですよ。そしたら松井さんふざけ倒してて(笑)それを見たことによって、ああこの人とやるんだなあという実感をちゃんと持てた稽古を過ごさせていただきました。
松井:オンライン稽古のときは声だけだと相手との会話が結構積み上げにくいから、自分でカメラに寄ったり離れたりしながら、ちょっと分かりやすくっていうところを意識してやってます。決してふざけているわけではないんです(笑)
飛世:なんていうか、こんな愛らしいおとったんと暮らしてたんだなって。美津江の生活大変だったろうなとか、色々と思ったりしてました。
-明さん不在の稽古
服部:松井さんとやらせていただくことで、お二人の違いをより感じました。おとったんは美津江の恋の応援団長なんですよ。だから私の恋を応援するっていう根本は一緒なんですけど、松井さんは笑顔で支えてくれる感じで、逸人さんはなんかもう「行け!」「今なら行ける!」みたいな(笑)押しの強さというか押し方が違うなと。それがすごい面白いなって思います。
明:娘には敵わないので、一生懸命自分の言葉でどうにかしようとするんだけど結局美津江に押し通されるっていう。情けない奴なのかなっていう感じはしますね。
松井:逸人さんの読んでる感じは広島弁の雰囲気とか、当時の時代背景とか含めてよくわかります。なるほどなと思って聞いていますね。僕も盗めるところがあれば盗もうと思って聞いています。
鹿目:視線のやり取りとか細かいことについてはやっぱり現場でリアルに感じることを大事にしたいと思ってるんですけど、今オンラインでやってる時点でこれだけ違いが出てるっていう事が、本当に現場に行った時のワクワクがすごいです。生で感じた時にもっと違うんだろうなと思って、妄想ばかりが膨らんでいるかもしれないですね(笑)
-お客様へ一言
松井:稽古場もすごく面白くて皆さんも素敵なんですけど、台本もすごく良いので、ぜひ劇場で観ていただけたらと思います。
服部:本当に2つの親子が全然違うなっていう風に思ってます。私と飛世さんの美津江も違うし2人のおとったんも違う。終わった後の感じ方も違うかなって思っているので、ぜひ2つ観ていただけたら本当に嬉しいなと思います。
飛世:私多分、松井さんと鹿目さんに出会わなかったらやらなかった作品なんですよ。まつプロの公演を観させていただいて、アフタートークで鹿目さんとお話しする機会があって、それから向き合い始めた作品なので。そんな私がその鹿目さんと松井さんをお呼びして、そして信頼してる逸人さん一姫さんと一緒に作らせていただくっていう、私の中ではめちゃくちゃ胸熱な公演なので、ぜひぜひみなさん観に来ていただければなと思います。
このスペース配信のアーカイブ視聴はこちらから。(2024/05/27配信分)
(視聴にはXのアカウントが必要です)
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