見出し画像

オーガニック番付で2022年を振り返る

あけましておめでとうございます

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。4日から仕事始めという方のほうが多いと思いますが、3連休もあり、まだお正月気分が抜けないなぁ、という方もいらっしゃるでしょう。 当社も連休明けの明日、1月10日から本格始動します!

オーガニック番付について

2023年スタートの前に、2022年はオーガニック的にどうだったの?ということを少し振り返ってみたいと思います。

実は2016年の12月から、オーガニックプレスではその年に良く読まれた記事や注目されたキーワードなどを、ランキング形式でご紹介してきました。

トレンドの流れなんかをつかめるということで、これ、結構参考にされている方も多いようです。

もともと、オーガニック志向の方は、健康に関することだけでなく、サステナブル、エシカル消費に関する関心を持つ人が多いです。オーガニック系の企業の方も同じで、このような情報への感度も高く、ブームが来る前から扱ているという商品が多いなと思います。やっと時代が追い付いてきた?のかもしれませんね。

ちょうど、時代的にSDGsの認知度が上昇したことで、日本でも多くの人の意識が変わってきました。多くの企業が、SDGsの達成に向けた取り組みを開始しています。エシカル系商品も増えてきましたが、オーガニック業界は常にその一歩先を歩いてきました。

実は、ヘルスケアやオーガニックのトレンドって、日本独自のものもありますが、多くは海外のトレンドを追随することが多いです。昔から、欧米から5年~10年遅れてから日本にくるという傾向があるんですよね。オーガニックプレスでは日本国内のオーガニック情報だけでなく、海外の情報もご紹介しています。だから、オーガニックプレスの読者は、一足先に、トレンドのキーワードをキャッチすることになるわけです。

話が少しそれてしまったので、戻します。

2016年のオーガニック番付では、「コールドプレスジュース」「Bean to bar ブーム」「食べるオイル」なんかがランクインしていたり、翌年の2017年は「ギルトフリー」ブームだったなぁ、、、とか。「SDGs」や「フェムテック」なんかが少しずつですが取り上げられはじめたのも2017年です。

2018年には「プラスチックフリー」「ゼロ・ウェイスト」「植物性ミルク」など。量り売りやバルクコーナーも同じころから、注目されています。そして2019年になると「代替肉 / 培養肉」「フレキシタリアン(Flexitarian)」「プラントベース(PLANT-BASED)」が注目され始めました。

いまや毎日のようにメディアで見かけるようになりましたよね。

過去の記事を読み直すと、なかなか面白いですよ!興味がある方は、是非、こちらをチェックしてみてくださいね!
↓↓↓


2022年の第1位は「プラントベース / PLANT BASED」


今年の番付の第1位は『プラントベース』。

オーガニックプレスが2019年に取り上げたときには、検索しても日本語で書かれたものがみあたらなかったため、本来の発音では「プラントベースド(トゥ)」となりますが、オーガニックプレスでは日本語として認知しやすい「プラントベース」と表記することにしました。

やはり、今では「プラントベース」という読み方が日本では主流になってます。(余談ですが、コールドプレスジュースの時も同じでした)

大手食品メーカーから続々と代替肉(プラントベースミート)やヴィーガンチーズなどが商品化され、より身近な存在になってきました。一般のスーパーでも気軽に購入できるようになってきています。味や食感などはどんどん改良され、美味しく進化。見た目もより本物に近づいています。食品の展示会でも1つのカテゴリーとして大きく展開されました。

また、一般消費者のプラントベースへの関心、認知も広まっています。畜産が与える環境問題への影響が少しでも減らせるといった理由から、プラントベースの食事を取り入れるなど、さまざまな代替食品への関心が高まっています。「肉を食べない」という食の制限ではなく、「植物由来の食事を積極的に取り入れる」という柔軟な食生活、ポジティブな考え方が多くの方に受け入れられています。

一時のブームで終わらず、来年以降もこの傾向は続きそうですね。

先日、THERAPY WORLD Tokyo 2022 パネルセミナー「オーガニックとプラントベースのすすめ」という内容で、少しお話をさせていただきました。大手企業も参入したことで一気にプラントベースの商品が増え、消費者の選択肢も増える中、より加工度の高い食品が増えたことにも触れました。

これについては、少々危機感を覚えています。

オーガニックプレスも、2021年から姉妹サイト「ORGANIC & PLANT BASED オーガニック&プラントベース」 を運営していますが、プラントベースやヴィーガンが環境保全につながっていることと同じように、「オーガニック」が持続可能な世界へとつながるものであることも知ってほしい。このサイトをきっかけに、オーガニックやサステナブルな未来へのアクションにつながればいいな・・・と、そう思ったからです。

プラントベースについては、また別途お話しできたらと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?