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【りんご】シナノスイート

昨日は強風と時々雨予報だったので、日中は黙々と事務所で作業していました。天候が悪い日はもっぱら営業活動です。現在はクラウドファンディング終了後の設計を着々と行っています(最後にURLあるので応援よろしくお願いします!)。というわけで、今日はイドバダアップルで栽培しているりんごの紹介をしましょう。

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ご紹介するのはシナノスイート。名前の通り長野県の品種で、イドバダアップルでは10月上~中旬頃の収穫です。蜜は入りませんがその名の通り甘いりんご。そうは言っても白砂糖のように甘ったるい味ではなく、ぼくはお客さまにプレゼンする際には「引き締まった甘さ」と表現しています。水分量も多く、冷蔵保存していれば12月まで美味しさが持続するりんごです。ただ、りんごは普通にお世話をすればいい品種だけではなくて。

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りんごのお世話をして1年目。画像はありませんが、芯の中から腐っていくという「芯かび病」の発症率がこのシナノスイートは多く、外から見ても全く見分けがつかないため、発送して良いものかかなり悩みました。正直なところ、食べたところで人体に影響があるわけではありませんが、気持ちのいいものではないですよね。どうしたかというと、疑惑のあるものを片っ端から切ったり味を確かめたりして、病気のりんごがどんな状態なのかを目と手触りで学んでいきました。もちろんすべてが病気ではなく、泣く泣く捨ててしまった完全な状態のりんごだって1㌔2㌔ではありません。畑では二つに割られたりんごが並び、1年目にして改植を考えるほど記憶に残るりんごです。

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その評価を変えたのが11月上旬に毎年行われている陸前高田市産業まつり(2020年は中止)。幸い、3月までぼくが所属していたLAMPの畑には10月に収穫できる品種が多く、テナントの店構えをカラフルに彩ってくれたのですが、中でも一番人気だったのがシナノスイートだったのです。多い人は両手に10個ずつとか、試食した時点で段ボール買いした方もいらっしゃるくらいで。これはもう少しシナノスイートと向き合ったほうがいいな、と。素晴らしいりんごには変わりないので。

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あの時の経験から、完ぺきではありませんが少しずつシナノスイートのお世話のコツもつかんできましたが、発送する際には念のため「芯かびのりんごがあったらごめんなさい、お取替えします」的なメッセージを添えて梱包をしています。おかげさまでリピートも増え、様々な学びの甲斐があってか…あれから3年、シナノスイートに対する苦情は1件も来ていません。

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イドバダアップルでは開業と同時に、クラウドファンディングにて米崎りんごの予約販売を行っております。シナノスイートは約30本。こちらは【10月の品種】に入りますので、どうしても食べてみたい方は”シナノスイート希望”と記していただけますと嬉しいです。

それではみなさま、素敵な1日をお過ごしください。
長男のデスクより、吉田司でした。


米崎りんごのご予約、まだまだ受付中!
クラウドファンディングはこちらです🍎


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