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焼酎に潜む怪物、とは

ライナーノーツ2本目!
こないだはあまりに身の上話過ぎたので今日は歌詞のこと書く。

曲名に出てくるくらいには俺は酒が好きです。
実際この音源には酒絡みの歌詞の曲が3曲ある。
(ミスタニスタの2人からも指摘された。)
楽しい時も辛い時もいつも側には酒がいた。こんなんもうほぼ伴侶よね。
けど酒ってのはなかなか難儀なもので、付き合い方を間違えると結構どえらい失敗をしてしまうものなんですわ。

かくいうウエムラも酒での失敗は大なり小なりかなりの数の失敗があり、それはそれで本当に迷惑かけた人に謝りたい……。
なんか前回も謝ってたけど、ライナーノーツ書くと己至らなさを炙り出される感じがしてちょっとキツいな。
とはいえそこも含めて今回の音源なので、「ヒギイイィ!」って顔しながら今日も、書く。

またしても前段が長くなりましたが、
この曲は俺なりにお酒飲んだ時あるあるを書いた曲なんです。
俺は結構あるあるやと思っとんやけど、どうです?違う?

実はこの曲の原案はサビと「焼酎に潜む〜」という歌詞のワンフレーズだけ、限界メンタル爆飲み生活のときにボイスメモにメモしておりまして。
今回の音源作成にあたって、ちょびっとウエムラ発信要素も入れたくてミスタニスタの2人に送った記憶がある。
で、シバガキが書き上げた曲に合わせる形で残りの歌詞もばーっと書いた感じです。俺もな、音楽家でありたいんよ、本当は。

こっからようやく俺的お酒あるあるの話。
2度目になるけどワタクシ、恥ずかしいほどにお酒が好きでして…。
なので飲み会にも割と出る方ではあるのですが、結構しんどい飲み会とかありません?
そんなに仲良くない人がいるときとか、自分が持ってる色んな面のうちのどの自分を出したらいいのかわからん飲み会ね。アレです。

そんな飲み会やったら行かんかったらええのにっていう意見、あるね。俺もそう思う。
けど行ったら行ったでなんやかんや楽しんで帰ってる。不思議!
とはいえ気持ちが飲み会の空気にフィットするまでのアノ感じがめっちゃくちゃ苦しいという、ね。
とかいいつつ「めっちゃ仲良くなれるかも」みたいな期待もあったりする。だから行っちゃうんでしょな。本当に面倒くさい性格だ、我ながら。

あとさ、話変わるけど自分から飲みに誘うの相当苦手なのよ。誘った以上みんなを楽しまなくちゃみたいな気持ちになるから。
この話すると「全然そんなん気にせんでええのに!」と皆んな言うてくれるけど、根本がネガティブな性格なので「ホンマ?
俺がおんなじこと言われたら、思ってなくてもそう言うで」みたいなことを考えちゃうわけだな。
なので自分が「やろうぜ!」っていうた飲み会で序盤お通夜みたいな空気になったらもう居ても立っても居られなくなり、「ちょい小便いくわ」とか言いながらトイレに向かい、大便器に鎮座して「うーわどうしよ」とか考えてる時がある、たまーにやけどな。
ほんで席戻ったら大体結構盛り上がってて、先ほどの鎮座が文字通り杞憂であることに気付くんです。

その他で言うと飲み会で話すジョークとかもたまーに「いやいやそれはいかんでしょ」みたいなのあるよね。
それは他の人に対してだったり、自分に対してだったりさまざまではあるけど結構エグいこと言ったり言われたりする。
お酒の席やし、みたいな話もある。とはいえそれを言って良いのは許す側の話やし、酒飲んでるから多少の粗相を無かったことにっていうのはなんだかとても腑に落ちない。
と、怒ったところで俺も酒の席で同じようなことしてない自信は無いので、もし俺の発言で傷ついた人いれば言うてくれ、死ぬほど反省します。覚えてなかったらしばいてくれて良い。

色々としんどいと思うことを書き連ねたけど、年を取ると結構その辺の交わし方とかノリ方もわかって来る。
その辺が妙に器用になった自分を褒めたくなったり、ほんのり悲しくなったりもする。酔ってなかったら素直に「大人になったな」とか思えるんやけど、酒入って妙におセンチ入ってる時ってそういういらんこと考えがちよね。やからSNSにわけわからんことを書いちゃうのよ、わかるわかるよその気持ち。その気持ちについては小池徹平より俺の方がわかる自信ある。

しかもさ、お酒飲んだ時ってなんかもう色んな気持ちになるじゃないですか。喜怒哀楽のメンタルが爆烈四散するというか。じゃなかったら深夜の繁華街があんなことになるわけないやん。
なんかすっごいちっちゃいことがめちゃくちゃデカい怒りになったり、今まで悩んでたことが急にバカバカしくなったり。
急に「〇〇してみよ!」みたいな突拍子もないこと思いついたり、かつて色々あって険悪になったアイツのことを思い出して、「元気かな〜よくわからんけど悪いことしたな〜」とかな。
もう本当に色んなことで頭ん中ぐるぐるになるあの感じ、わかる人おると俺が嬉しい。

といった具合でお酒、並びに酒の席というのは俺を散々な感じに仕立て上げる怪物ではあるんやけど、いざ「終わり!」ってなると何処か寂しさがあるといいますか、もうちょっと掘り下げていったら何かしらの核心的な何かがわかるのでは??みたいなわけわからん哲学っぽい精神になったりもする。
脳みそが限界突破してるのか、酔ったせいで思索の期待値がめちゃくちゃ下がった結果なのかわからんけど。
実際そんなとこに哲学があるわけないやろ、と言う話なんやけど思ってしまうわけですよ。
昔、酒は神に近づくためのものだったと世界史の授業で習ったけど、こういう感覚になることを踏まえると、その気持ちもわからんでもないなと。
そしてこんだけ色々便利になったのにも関わらず人間は大昔から震えるほど変わっとらんのやな、と素面の頭で考える。

自分にとっては敵なんか味方なんかわからん、というか大方敵であることの方が多い怪物ではあります。が、その怪物のおかげで踏み切れた決心だったり判断があったりもするから憎めないやつなんだよなぁ。

ウエムラの場合、色んなことの引き金が酒なわけやけど、酒を他のものに置き換えて「自分を良い感じにしたり悪い感じにするもの」って考えれば「わかる」となるんじゃない?と淡〜く期待している。

長々と書いちゃいましたが、皆さん、酒とは程よく仲良くやっていきましょうな。
乾杯!

P.S. 実は普段はそんなに焼酎を飲まない、好きやけど。

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