【旅行記】佐渡ヶ島2泊3日ツーリング
佐渡。
それは新潟県民にとって近くて遠い場所。
僕はもうアラサーで生まれも育ちも新潟の新潟県人ですが、生まれてはじめて佐渡に行きました。
しかもバイクで。しかも独りで。最高かよ。
ということでまずはここへ行かなければ始まらない佐渡汽船ターミナル。
今回はバイクで行くので必然的にカーフェリーです。
佐渡汽船にはカーフェリーと高速カーフェリーとジェットフォイルがあり、車を乗せることが出来るのはカーフェリーと高速カーフェリー。そして高速カーフェリーは直江津にしか発着しません。
上越よりも新潟のほうが僕の家から近いので、今回は朱鷺メッセ隣の佐渡汽船ターミナルから両津港着カーフェリーに乗って佐渡上陸となります。
天気予報では全日程で晴れ。お天気に恵まれました。
海側から見る新潟の街はどこか新鮮です。
毎回だれかしらがカモメに餌をあげているのか、出港直後は結構カモメが近くを飛んで餌を投げてもらうのを待っています。
ちゃんとしたカメラはバイクの荷物の中に置きっぱなしだったのでスマホで撮ってますけど、かなり直ぐ側を飛んでました。
知らないおじちゃんです。
空が青くてめちゃくちゃ気持ちいいです。
スピードはどれくらい出ているんだろう?軽くバイクに乗っている時くらいの風を受けます。
船内では食事も。
で。
酔いましたw
正直普通の人なら”全然揺れてない”レベルだと思うんですけど。
僕自身乗り物に弱く、他人が運転する乗り物に乗ったら100%酔うくらい弱いです。
そんな僕でも「あれ?この船全然揺れないじゃんw余裕じゃねww」って余裕ぶっこいて横になってたら酔いました。
僕はお酒も弱いので、乗り物に乗った上に何かを食べてお酒を飲んでる人が信じられません。そんなことしたら僕は速攻で嘔吐確定です。
なのでずーっと甲板で立ってました。
往復ともに1等ジュータンを予約したんですが、結果的には1等客室にはヘルメットを置いていただけで、帰りに至っては入りもしませんでした。
乗り物酔いしやすい人は立ってるといいですよ。それが出来る乗り物って電車か船くらいですけど。
時期のせいなのかコロナの影響か。
お客さんはまばらでした。帰ってきてから混雑時の船内の写真を見たんですけど、アレと比べたら誰も乗ってないレベルでしたね。
人混みが苦手なのでちょうどよかったです。朝が苦手なので9時出港に乗りましたがバイクは僕だけでした。
フェリーに乗り込んだり、知らない港に降り立ったり。ワクワクしますよね。
the港町、って感じ。
ちょうどお昼時な時間だったのでオシャレなお店を見つけたのでそこへ。
なんか店主さんがネットに色々上げるの嫌そうだったのでお店の名前も場所も伏せときます。
それにしてもこのパスタの写真、このまま雑誌に乗せてもいいくらい良く撮れてません?
佐渡は海が青いです。
普段からシーサイドラインを死ぬほど走っているので海沿いの道なんて見慣れたものですが、佐渡の海は青いです。本土側の海は緑なんですよね。
1日目の予定は両津港から反時計回りで佐渡を半周。上半分をツーリングしながら観光する感じです。
バイク乗りはお得です。
観光や食だけじゃなく、移動も楽しめるんですから。
そして独り旅でもバイクという被写体が居てくれる。
おっさんの自撮りは痛いからね :P
まずは有名な二ツ亀へ。
ここ、海水浴場として有名らしいです。海もきれいだし気持ちよさそうだ。
向こうの方に大野亀が見えます。
大野亀ではカンゾウが綺麗に咲いていました。
こうしてちょっと道端に停めて写真撮れるのはバイクの特権ですよね。
そのまま海沿いを気持ちよく走り、次の目的地佐渡金山へ。
案外おおきいデス。
こういうのって写真で見るより小さい、とかショボいな、とか思うやつ多いですけど、これはおぉって感じの存在感がありました。
例にもれず人が誰もいません。普段はどうなんでしょうか。
ライトアップしているみたいなので、夜に来るとより映えそうです。
次の目的地として近くにある相川拘置所を設定していたのですが、コロナの影響で予約制になってしまっており、見ることが出来ませんでした。残念。
でもこの辺りの町並みはとてもいい感じでした。
それにしても道が細くて傾斜も結構あり、ここに住むのは不便というか大変だろうなぁと。
道遊の割戸。逆側から。
中に入ろうかとも思ったんですが、ここに入るよりも明るいうちに大佐渡スカイラインを走りたかったので、佐渡へ北にも関わらず金山をスルーするという暴挙へ。
大佐渡スカイラインはなかなかの見晴らし。
弥彦より全然高いぜ!と思ったら最高到達地点は900メートルだそうで。そりゃ高いはずだぜ。
高すぎてちょっと怖かったのは内緒だぜ。
ちなみにツーリングルートとしては、見晴らしは悪くないですが道としてはいまいちです。
勾配が急、カーブが急で、全て低速コーナーです。路面もあまりいいとは言えず、見晴らしも弥彦スカイライン同様木々に邪魔される場所のほうが多いのが気になります。
個人的にはスカイラインなら魚沼スカイラインの方がおすすめです。走りにくいことには変わりないですが、本当に空を走ってる感ありますからね。
夜に来たら夜景がきれいなんじゃないだろうか…
と思いつつも、真っ暗闇の中この道を登ってくるのも怖いなぁと。
ということで1日目の行程は終了。予約した旅館、八幡館へ。
後で知ったんですが有名な旅館らしいです。
温泉がぬめり?があるような湯質で、温度もぬるめで、僕の好みにドンピシャでした。正直、ずっと温泉に浸かっていたいくらい気持ちのいい温泉でした。
夕飯は近くの有名回転寿司屋さんまるいしへ。
弁慶とどちらにしようか迷ったんですが、弁慶はピア万代のお店に言ったことがあるのでまるいしへ。
うまい。うますぎる。
昔は板前?職人?さんが握ってくれる回転寿司屋って普通でしたけど、最近は100円系に追いやられてあまり見なくなりましたよね。
やっぱり人が握った寿司は美味しいです。ネタも美味しいです。米も美味しいです。なにこれ最高か。
お味噌汁は佐渡の名物?ながもお味噌汁でした。
大変おいしゅうございました。
2日目。
旅館で朝食。2泊予約しましたが、どちらも朝食のみで予約しました。
完全に食事なしでもいいんですけど、3食何食べるか考えて決定するのって疲れますよね。朝は特にダラダラしながら1日の予定とか考えたかったので朝食付きにしました。
この鍋、何が焼かれているんだろう?お肉かな??ソワソワ
とワクワクしていたらハムエッグでした。コレで卵焼くw??
2日目はトキの森公園から。もともと行く予定はなかったんですが、佐渡半周するのに思いの外時間がかからないことが1日目でわかったので、予定に入れました。
こちらも人がぜんぜんおらず。団体客も今は断っているようで、ガイドのお姉さん?も喋り足りなくてストレス溜まっているのか、ずっと喋ってくれていましたw
ちなみに、佐渡の平野部ならトキを見られるらしいのですが、僕は遭遇しませんでした。まぁ平野部走ってないからね。
ということで公園をあとにし、残りの佐渡半周走りに行きましょう。
相変わらずの空と海の青さ。
ほんとに海水が綺麗。川かよっていう。
姫崎灯台。最古の鉄塔式灯台だそうです。
え?ここ入っていくの?っていう道中なのはこの手のやつにはよくあること。
佐渡川から見える弥彦山、角田山。なんか不思議。
あ!ここたらい舟のところじゃね!?
って思って写真撮ったんですけどちがいました。
でも綺麗だからいいか。いいよねこういう神社。
佐渡も神社多いのかな?走ってるだけで結構な数の神社を見つけることが出来ました。
神社いいよね。神社。夏の田舎って感じ。
宿根木。広角レンズ持ってないので、コレが限界。スマホだけど。
ここも本来なら内部を見れる建物とかあるんですけど、軒並みしまっておりました。現地の人くらいしか居なかったし。
なんかいかにもそれっぽいテレビ局?の人達がいました。
完全にひとんちの玄関!
そして佐渡一周も終わり。
佐渡乳業さんのソフトクリーム。工場?の前でソフトクリーム売ってます。
濃厚、っていうか牛乳感の強いソフトクリームでした。おいしい。
2日目のお宿はホテルニュー桂。
風呂場までの廊下が長い!こんなに歩かせるw??ってくらい歩く。
こちらも夕食は付けていないので近くのお店へ。
アジ丼だよ!ブリカツ丼もあったんだけど、ブリカツは食べたことあるので。
お店の人が親切丁寧でした。帰りにお菓子くれたw
そういえば佐渡では夕日は山に隠れて見えないんだよなぁ…。なんて思いながらとった写真。
沈む夕日を見るには島の向こう側へ行かなきゃいけないのかぁ。面白いなぁ。
なにか養殖してる加茂湖。湖とはあるけど、完全に海と繋がってるのでもしかしたら海水なのかなぁ?
と思って調べたら汽水湖だそうで。養殖はカキだそうで。
時期が時期なら美味しい牡蠣が食べられたことだろう。
お部屋。独りで寝るには十分広い。
どっちの宿だったか忘れたけど、部屋にトイレないからね!って説明だったんだけどどっちもトイレ付いてたな。
部屋においてあったパズル。えぇ、全部やりましたよw
新潟県から出ているわけじゃないので、テレビ付けてもいつもとおんなじなのよね。
そういう新鮮味がなかった。島だし、全く知らない土地なのに同じ県内っていうなんか不思議な空間。
さいご3日目。
この日の16時の便で新潟に変えるのでブラブラするのは午前中だけ。
と言っても、正直2日でほぼ見終わったし走り終わったので、スルーした佐渡金山か大佐渡石名天然杉かどっちに行こうか散々悩んだ挙げ句、近そうだった大佐渡石名天然杉へ。
すごいなー何年前からあるんだろうなー
とかそんな感じでした。
ここに至る道中が舗装はされているけどかなり細いので、車では来たくないなぁと。車で来る人すごいね。
あとは両津港へ戻って時間つぶしに周囲をプラプラ。
普段は賑わうんであろうお土産屋さんもガラガラ。
全体的に全然人が居なくて「なんかこれ大丈夫なのか…」と不安に思うくらいでした。
まぁそのおかげでゆったりと、人で疲れることもなく佐渡を回れたんですけどね。
帰りの便はときわ丸。
カーフェリーはときわ丸とおけさ丸があるのですが、選ぶ余裕があるならときわ丸の方がキレイでおすすめです。ホテルかな?って思っちゃうくらいキレイ。
あー楽しい旅が終わっちゃう…
このカモメ、佐渡から新潟のすぐ手前くらいまでずっと付いてきてました。
疲れないのかな?
ということで2泊3日の佐渡ツーリングでした。
実はグラディウス400は乗り換えることが決まっており、これが最後の長距離ツーになりそうです。
実は宿泊してのツーリング自体初なのですが、グラディウスを降りる前にどうしてもグラディウスとツーリングに行きたかったので佐渡ツーリングを計画しました。
初宿泊ツーリング、初フェリー、初佐渡、と最後にグラディウスと色々な初を経験できました。
いいバイクでした。最高のバイクです。僕にはもったいないバイクでした。
乗っていた、というよりも僕はグラディウスに乗せてもらっていた、そんな感じのバイクでした。
佐渡は濃縮日本、というか濃縮新潟、というか、そんな感じでした。
こじんまりした範囲の中に新潟の要素が全部詰まってるようなそんな島でした。一周するのにそんなに時間はかからないし、街のある平野部を横断するのもすぐ出来てラクです。
丸2日あれば見尽くせるコンパクト感も良い。また来たい。船には乗りたくないけど XD
おわり
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