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全員戦力化するためのツール

オーディブルで拝聴しました。「企業文化をデザインする」。聞き放題だからこそ、普段読まないような本を手にすることができますよね。

  • 企業文化はなぜ必要なのか

  • どんな文化が望ましいのか

  • どうやって浸透させるのか

そんな内容が学べる一冊でした。あるべき姿が強烈に明文化された組織に所属していない自分にとっては、少し憧れのようなものがあります。
「やってみなはれ」が浸透しているサントリーでの働き方は、今の職場とは結構違ったりするのかなぁー、などと想像したり。

本書の要約はネットで検索していただくとして、ここでは本書を聴いて個人的に思ったこと、考えたことを述べさせていただきたく候。

企業活動で最も必要なのは、本人も優秀で、他人も伸ばす人。

これに尽きるな、と。

本書は企業文化に特化した内容で、例えば採用の際にはマッチしなさそうな人を雇わない、といったことにも言及されていますが、

  • 企業文化にマッチしないと想定外の行動や結果をもたらす可能性がある

  • 周囲の人間に迷いを生む可能性がある

など、組織の能力が最大化されない、ということなんだと思います。

このあたりは心理的安全性や多様性などの話とも関連する部分で、こういったものはいずれも「人が複数集まった、組織としての能力の最大化を目指す」ということなんだろうなぁ、と。

いくら優秀でも他人の言うことは受けつけなかったり、優秀であることを武器に規格外の働き方をしている人は組織の中で他のメンバーを活かして活動することができないだけでなく、他のメンバーの能力やモチベーションを押し下げる懸念があります。

しかし組織の不足を埋めるように他の人が伸びる、みたいなことも現実では起こり得ます。そこは会社の規模というか、企業体力で持ちこたえる間に変化していく、みたいなこともありそうです。

それがゆえに特に若い企業としては

  • 優秀で

  • 企業文化にマッチしそうで

  • 周囲や部下にも企業文化について働きかけてくれそう

な人材を求めるべきなのだろうな、と。

余談

日本では正社員の解雇が困難です。これが組織活動の難易度を上げている一因になっているように思います。同時に、クビにできないから慎重に採用せざるを得ません。

であればこそ、世界一の採用プロセス、採用メソッド、みたいなものが日本初モデルとして生まれないものかと思ってもみたり。

でも採用→答え合わせ→間違っていたら解雇→次の採用・・・と、解雇できる方が試行回数が増えるので、採用に関しても他国の企業の方が上手になりやすいんでしょうか。


などと、ちょっと関係のない部分まで考えてみたりしました。おしまい。

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