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Europa Universalis III (EU3) / ヨーロッパ ユニバーサリス III オランダプレイメモ


概要

パラドックス社のPCゲームです。14~18世紀の外交をゲームで体験できるので載せてみました。ジャンルはRTS(リアルタイムストラテジー)。ですが、『エイジオブエンパイア』とはだいぶ違う印象です。国盗り系のシミュレーションゲームといったほうが正しいかと思います。

最新の拡張パックは「ディヴァイン・ウインド(DW)」ですが、このウェブサイト内のAARは、ほとんど「エア トゥー ザ スローン(HttT)」(バニラ・MODなし)でプレイしています。

サイバーフロント(2013年12月解散済)
プラットフォーム:  Windows
メディア: CD-ROM
発売日: 2011年9月30日(クロニクル)
定価: 14,490円

2011年9月発売の「クロニクル」には、本体と4種類の拡張パックの計5枚が含まれています。PCのスペックはそれなりに高いものが必要です。とくに「ディヴァイン・ウインド」はかなり負荷がかかるので、スペックや好みと相談のうえ「エア・トゥ・ザ・スローン」までのインストールでもいいかもしれません。ちなみに管理人は「エア・トゥ・ザ・スローン」までのパッケージ「ゴールド」から購入しました。


オプション「史実」について

1399年~1820年まで、ゲーム開始日を任意で決められるのですが、その時点での指導者は各国史実どおりです。が、ゲーム内で1日でも時間が過ぎていけば、独自の歴史が展開していきます。また、オプションで「標準」モードと「史実」モードのどちらを選ぶかによって、プレイ国の次代の指導者が変わります。「史実」では指導者は史実どおりの日時に死んでしまい、後継者も史実どおりの人物ですが、「標準」だと指導者は意外に長生きしたり、逆にいきなり若くして死んでしまうこともあります。

【DWでは】
オプションに「元首」がなくなりました。司令官と宮廷顧問は「史実」を選べますが、元首に関しては、すべて初代以降ランダムということになったようです。


EU3 HttT オランダプレイメモ

『ヨーロッパユニバーサリスIIIエアトゥザスローン』でのオランダプレイメモです。『ディヴァイン・ウインド』については補足のかたちで追記します。

EU3 HttTでは、「オランダ」という国は、1579年1月23日にならないと存在しません。グランドキャンペーンなど、これ以前の日付から遊びたい場合、「オランダになりやすい国」を選んで開始し、いったん自分でオランダを建国する必要があります。建国については「オランダ建国イベント」に別に項を設けました。もちろん、すでにオランダのある1579年1月23日以降に始めてもOKです。

なおEU3 HttT内での「ネーデルランド十七州」に相当するプロヴィンスは下記の表と画像の16です。ちょうど文化が「オランダ」の6プロヴィンスが、「北部七州」にあたる州になります。(フリースラントとフロニンゲンが1州の扱いになっています)。

【DWでは】
南部ネーデルランドに2プロヴィンス増えました。表には青字で追加しています。また、DWではユトレヒトの港がなくなり、内陸プロヴィンスになりました。

現在のベネルクス・ネーデルランド17州。EU3 HttTでは16プロヴィンスです。
EU3 DWでは18プロヴィンスです。2州増えて、ユトレヒトは内陸になりました。

個人的にプレイした感想です。EU3では各国それぞれに若干の固有イベントが用意されていたり、その国に特徴的な動きをすることがあります。約10回オランダまわりでプレイした時点での、あくまで体感です。まだ出ていないイベントもたくさんあると思います。基本的にはオランダ建国後について列挙します。

オランダ建国イベント

「国家の施政方針」から。詳細は「オランダ建国イベント」へ。

中央集権+2
ランダムの州の基本税+1.0
国威+5.0

アムステルダム銀行の設立

交易レベル24で出現。「国家の施政方針」から。

インフレ低下+0.05
国家交易収入修正+10.0%

オランダ東インド会社の設立

海軍レベル20で出現。「国家の施政方針」から。他国では単に「東インド会社」。

商人年間増加率+1
開業成功率+10.0%
競争力+10.0%
国家交易収入修正+5.0%
植民可能範囲+25.0%
交易技術への投資+4.0

オランダ固有ミッション

オランダの固有ミッションは15あります。基本的には海外植民地がらみのものです。(SSがなくうろ覚えなので適当に訳してます。)

  1. ネーデルランドを防衛 …対スペイン戦の場合

  2. ブレダ再征服 …1591年以降にブレダがスペイン領の場合のみ?

  3. カリブ海を発見

  4. カリブ海に入植

  5. 北アメリカを発見

  6. 北アメリカに入植

  7. 南アフリカに入植

  8. 東インド諸島に入植

  9. ブラジルに入植

  10. オーストラリアを発見

  11. 台湾を支配

  12. カルヴァンの教えを信奉

  13. マラッカをポルトガルから奪取

  14. セイロンをポルトガルから奪取

  15. 東インド諸島との交易

宗教

宗教改革前の「教皇庁の御者」には、他国よりもなりにくい印象あり(ただしあくまで体感) 。宗教改革後の各プロヴィンスへの新教の伝播は、やはりプロテスタントよりは改革派に寄りやすく、また、固有ミッションの改革派改宗ミッションも良く出ます。かといって、カトリックのままやプロテスタントでも、とくにデメリットは感じずプレイは可能。

交易

白がオランダ。1500年くらいに建国、1650年時点の一例。

効率・競争力ともに上がりやすいです。とくにオランダ建国以降は、アムステルダム銀行・オランダ東インド会社の大幅な「国家交易収入修正」を受けて、交易系の国策が必要ないほどになります。序盤にアントウェルペン等のCOTを既に手に入れていれば鬼に金棒。相対的に「生産」はなかなか上がらない印象です。

主要資源

ネーデルランド16州にかぎっていえば、産品にワインと船舶用装具は皆無。(精製所と船舶用装具工場にボーナスがつきません)。そして実に半数の8州の主要資源が布。「生産」が弱いので紡織工場をたくさん建てるのにはちょうど良いです。

君主・継承者

君主は若死にしやすく、継承者も、幼児期・おひろめ直前・30代によく死にます。それでも、フランス系・イタリア系王朝の継承者の死亡率は尋常じゃなかったので、それよりはマシかも。摂政評議会になりやすいともいえますが、反面、比較的王朝そのものは途切れずGCを一家系だけで完走することも多いです。ランダム出現(「史実」以外)の君主・継承者を今まで200人以上見てきた中では、なぜか今のところ、行政・外交・軍事どれをとっても「9」スコアを持つ君主は皆無。

今のところオランダでスコア「9」を見たのは、オプション「史実」のマウリッツだけです。

「オランイェ公旗を掲げよ」【DW専用機能】

「Achievement(到達点制度)」というオンラインの新機能が使えます。 あらかじめ設定されてある条件を達成すると、パラドックスポイント(PP)というポイントがもらえるようです。
到達点制度に設定されているものでオランダがらみのものはひとつ。適当に訳しました。管理人はオンラインは使用しないため、内容の概要のみです。達成点15ポイントなので、条件としては中の下程度の難易度です。

オランイェ公旗を掲げよ (15 PP) ― オランダを建国し、9つのプロヴィンスを所有せよ(1399年開始)。

  • オランダ文化の国からスタート(ホラントがいちばん簡単)

  • ホラントでスタートしたら、エノーとの属国関係解消までは交易でもしておく

但し書きが2つありますが、オランダ建国はオランダ文化以外の国からでも可能ですし、ホラント開始の場合、開始直後にエノーとの属国関係は解消可能なので(というよりブルゴーニュ戦に巻き込まれないためにも一刻も早く解消すべき)、いずれも従う必要はありません。詳細は「オランダ建国イベント」参照ください。

「オランダ」に設定されている9つの中核。基本税の上がる州はランダムです。

「9つのプロヴィンス」とは、オランダとして当初から設定されている中核州のことで、上記の画像のとおりです。DWでは「非合法的帝国領」ペナルティがあるので、建国必須4州のみで先に建国し、オランダとして上記の中核権を得てから再征服名目で残りの5つを集めていったほうが簡単です。ちなみにHttTでは、オランダの中核はリンブルフではなくブラバンにあります。


軍制改革イベント

「軍制改革」がらみのイベントについては、オランダに固有のイベントではなくどこでプレイしていても出ますが、当サイトの本来の趣旨でもあり、まとめてSSを載せておきます。

おそらく国策「大陸軍」を採用していると出現すると思われます(未確認)。

いずれもとにかくよく出ます。それどころか一度のプレイで5回も6回も出ることがあります。質重視に振れすぎると人的資源が減るため、拡大プレイを控えているときなどは正直、回数が多すぎるとスライダ調整に困ることも。

軍事革新

EU3では1450年~1650年くらいに発生。 1590年代の「ナッサウ伯の軍制改革」そのままの内容。

15-17世紀に発生し、質重視+2ポイント。「必要ない」にすると量重視+1ポイント。

軍事改革

EU3では1650年以降くらいに発生。内容は1620年代のグスタフ二世アドルフの徴兵制を思わせます。「軍事革新」ほどには頻繁に出現しません。

18世紀以降に出るのはこちら。上記は陸海両方を選択したときの効果。

外国の訓練教官

EU3では1450年~以降に発生。「ナッサウ伯の軍制改革」の伝播(1607年の『武器教練』の出版と、1617年のジーゲン士官学校の設立)を意識した内容。こちらは国策「大陸軍」を採用していなくても出ましたし、「外国」とありますが、オランダでプレイしていても他人事のようにしれっと出ます。

質重視+1ポイント。「不要だ」にすると国威-1.00。

EU3 HttT オランダの君主名一覧

EU3としては、建国後のオランダのみ50パターン、その他(ホラント、ユトレヒト、ゲーレ、フリースラント、ブラバント)はそれぞれ40パターンの名前が用意されています。複数国で被っているものや、「ウィレム」と「ヴィレム」のようにカナ表記の違いだけで実際は同じ名前もあります。

今までオランダ(オプション「史実」以外)を、管理人個人がプレイヤーとしてプレイしていて出てきた君主約200名を集計してみたところ、やはり「ウィレム」が圧倒的に出現率が高く、200人のうち30人近く出ました。登録されているレパートリーが多い割に、出てくるものは限られている印象です。なお、オランダ系家名はHttTでは「オラニエ」一種類でしたが、完全ランダムな君主が出現する場合(当初君主無しのフリースラントや、継承者が「国内の貴族」の場合など)は、ドイツ系家名全13種も含めた中から選ばれるので、必ずオラニエ家になるというわけではありません。

女王に関しては、ブラバント、ホラント、フリースラントにそれぞれ女性名が1つずつのみ設定されています。ブラバントではかなりの割合でジャンヌばかりぞろぞろ出現しますが、ホラント・フリースではまず出ません。オランダ以外の国でプレイしているとき、ホラントにごくごく稀に女王が居るのを見かける程度です。

【DWでは】
「オラニエ」のほか、「ナッサウ」「エグモント」「リンブルフ」等全10種類がオランダ・フランドル系家名として、ドイツ系とは別に登録されたようです。ただし、DWでもこれらオランダ系家名とドイツ系家名を合わせた中からランダムで選ばれるので、従来どおりドイツ系の家名が出現することもあります。


対オランダ固有ミッション

他の国をそれほどたくさんプレイしていないのであまりお目にかかっていないのですが、とりえずスペインでは対オランダ(対ネーデルランドの反乱)の固有ミッションが3つあります。オランダそのものを丸ごと「征服」という感じのミッションではありませんが、これを口実にして何度も手を出してくる類のミッションですね。どれも安定度と国威の両方が上がります。

どちらにしても、ひとつの国に、ある特定の国を攻撃するミッションがこんなに何度も出るというのも困りものです。それでも、実際にオランダでプレイをしていて、あまりスペインから宣戦をされることは多くないように思います。

オランダに譲歩するつもりはない

スペイン領南ネーデルランドにあたる地域を、すべてオランダから取り戻す必要があります。

オランダ人をカソリックに改宗

オランダの国教をカトリックにすればOKです。比較的簡単なミッション。

ネーデルラントのプロテスタント信者を改宗

こちらは州レベルで改宗させる必要があるようです。 国教変更以上に難易度が高いと思われます。

おまけ

公式によるプレイリスト

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