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【おからの五目煮】しぼり出した後もこんなに優しさが残っていたなんて。

「買ってはいけない。 地獄が待っている」
でも買ってしまう。
わかっちゃいるけどやめられない。

生おからを購入する時は、毎度の葛藤がある。
少ない量でも400g、時に1kg、かなりの量だ。

今回は400gを2回に分けての調理1回目。
大好きな笠原将弘さんのレシピを参考にしました。

おからの五目煮

【材料】

・生おから   200g
・鶏ひき肉   100g
・にんじん   68g
・ごぼう            56g
・いんげん   20g(4本)
・卵      50g(1個)
・ごま油            12g(大さじ1)
・塩                  少々

 *野菜の量は正味重量。大体でOKです。

A
・だし              300g
・薄口しょうゆ 54g(大さじ3)
・酒                  30g(大さじ2)
・砂糖               27g(大さじ3)

*しょうゆ、酒、砂糖は8割程度まで減量して作りましたが、コクがあっておいしくできました。

【作り方】
1.ごぼう→ささがき→さっと洗いザルに上げる。
  いんげん→ヘタを取って2cm長さ
 にんじん→2cm長さの細切り
 きくらげ→石づきを切り落として2cm細切り

2.フライパンにおからを入れ、中火でサラサラになるまで空炒りしてバットに取り出しておく。

3.フライパンにごま油を入れて熱し、中火で鶏ひき肉に焼き色がつくまで炒める。①を加え、しんなりするまで炒める。

4.ごま油を少し足して②を加え、油がなじむ程度に中火で炒める。
弱火にしてAを加え、混ぜながら少し煮る。

5.汁気がほとんど飛んだら塩で味をととのえ、溶き卵を回し入れ、全体を混ぜたら火を止めて予熱で火を通す。

6.器に盛る。

笠原将弘YouTube『笠原将弘の料理のほそ道』より
おから以外に6種の具→おからの六目煮が正しい?
下処理済み
中火でおからの水分を飛ばします。
焦がさないように。
豆乳を搾り出したのに、まだ水分を奪うとは鬼か!
7〜8分加熱でサラサラのパウダー状に。
豆腐の香りがしてきたら、いったん取り出します。
鶏ひき肉を炒めます。
色が変わってポロポロに。
ところどころ焼き色がつくくらいまでしっかり加熱
フライパンに野菜、きくらけin
笠原シェフは、にんじん、ごぼうから炒めています
炒め混ぜる。
ごま油を少し足して、おから投入。
混ぜながら炒める。
おからに油が回ったら、だし汁in
調味料すべてin
焦げないように火を少し落とす。
煮る。
水分が減ってきました。
ほぼ煮汁が見えなくなりました。
おからが吸い込んだ。
溶き卵in
全体を大きく混ぜて消火。
余熱で火が通ります。


豆乳をしぼり取られてもなお空炒りされて、五目煮に呼ばれて。
おからの五目煮」誰が主役を張れと!瀕死じゃ!

といいたいだろうに、ほんの20分で幸せを運んでくれるおから。愛してる。

最後に入れる卵がなんとも柔らかく全体をまとめてくれて、1個以上のはたらきをしている。
よかったね、仲間に会えて。

おからには随分お世話になってきた。
煮物しか作れなかったのに、和え物・炒め物・ケーキ・パン、和風・洋風・イタリアン……etc
チャレンジして元に戻って約10年。
もっとうまく作れるように、あくなき戦いに挑もうと誓った。

おから」と「ひじき」の煮物は、甲乙つけがたい煮物界の二大巨頭。

あっ、ごめん。「切り干し大根」忘れてた。
煮物界は三つ巴が正解?

本音は、誰かが作ってくれるとさらにうれしい。


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