じゃがいもといったら、肉じゃがかポテサラくらいのもんやろ、と思っている人に、驚きと発見を。と、エミリーは言った。
エミリー。
趣味が高じやすい人だとは濃々思っていたけれど、
旅するポテサラ屋 が、すでに活動中なのだ。
「いもとトマトとブルーベリーのゼリー寄せ」という名前のポテトサラダが、祝日の訪問診療から戻ると、大きな台所のカウンターにそっと置いてあった。
出会ってすぐにこれをつくられたとて「おいおい、これはポテサラじゃないだろう」という感想に安易に到達してしまっていただろうに。
自他共に認めるいも好き、くらいの人がつくったとて「あぁ、いもが好きなんだね」くらいの他人事だったろうに。
でも、
いもが主語で出会ったわけじゃないのに、この僕をいも食いに変えたエミリーが・・・
僕がいも食いになっていくストーリーはこちらから↓
ありとあらゆる角度から、いもを喜ばせ、仲間を喜ばせるいも料理を振る舞うことをやめないエミリがー・・・
エミリーのいもメニューはまだまだ↓
「365日のポテトサラダ」日めくりカレンダーをつくる、ことを目標に掲げ、「芋のような人でありたい宣言」を、わざわざバレンタインデーに発信するようなエミリーが・・・
そんなエミリーが、
エミリーがつくったのだから、
エミリーが「ポテサラつくりました」と言うのだから、
それはポテサラだ。間違いない。
驚いた。美味しいとかの領域で話をしても仕方ない、異次元のポテトサラダ、だ。食感や味の変化を楽しんでいるうちに、あっという間に食べ切ってしまった。しかも、それならばこうしたらどうだろう?などと、さらなる進化形を勝手に考え始める僕のアタマ。
まだまだ、世の中は可能性に満ちている。
ポテサラだってこんなに可能性が拡がっている。次元を超えて。
決めつけず、貪欲に。そして、優しく。だな。
まんまと、驚き、発見までしてしまった。
ごちそうさまでした。
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