#22 楽しみ、躍動し、笑顔を見せて
サッカーを楽しみ、積極的に攻め続けて躍動する姿を見たい。何よりも、一緒に勝利を喜び合いたい。昇格への道はさらに険しくなってしまったけれど、一戦一戦に集中し残り8試合を戦い抜きましょう。
J2のアルビレックス新潟は第34節の16日、敵地で長崎と対戦し1―1で引き分けました。1位の磐田、2位の京都も引き分けたため勝ち点差はそれぞれ12、10と変わりませんでしたが、順位は5位に下がってしまいました。。
この試合についてフリーライターの大中祐二さんは、新潟日報のコラム「昇格原稿を書きたいんじゃ」で次のように書いています。「試合は早々に、素晴らしい連係で新潟が先制。さらに前半のうちに数的優位に立つ。ベストといえるシナリオで進んだ。ところが突如、新潟が消極的になってしまう」
前半13分、FW鈴木孝司選手の2試合連続となるゴールで先制します。さらには、それから21分後に長崎の選手がレッドカードで退場となり、相手より1人多い状態で戦うことになりました。ところが、です。「相手が1人少なくなったことが、逆にリズムを狂わせた。『ボールを失わないように横パスが多くなった』と鈴木。リードしていたからこそ慎重になり、先制点を奪う前のようなダイナミックさが消え」(新潟日報)てしまいました。
新潟日報スポーツモアのサポーターコラムで、ぐっちいさんこと山口聡子さんは、「サッカーの数的優位というのは、実はそれほど優位ではないことを、過去何度も経験してきました。逆に数的不利を覆して逆転勝ちした、2004年のセレッソ大阪戦のようなこともあります」と書いていました。
そう、サッカーでは数的優位に立ったチームが引き分けたり敗れたりすることは、ままあることです。どんなに悔やんでも、時計の針を巻き戻すことはできません。ぐっちいさんは「数的優位は優位ではないという真理」と題したコラムを、こう締めくくっていました。「ここで諦めるか諦めないかは、アルビの今後に大きく関わってくることです。悔いを残さないように、最後まであがいてやりましょう」。
「もちろん僕はあきらめたりしない。あきらめるのなら金沢戦でとっとと見切りをつけた。そうはいかないんだよ。アルベルト監督のアルビは僕の夢だ。このサッカーで上がりたい。これはみんな思ってることだ。このまま尻つぼみに終わっていいわけないよ」。こちらは、えのきどいちろうさんの「アルビレックス散歩道」(モバアルZ)の締めの言葉です。
23日はホームのデンカビッグスワンで秋田と戦います。このまま尻つぼみに終わるわけにはいきません。最後まで諦めずに、あがいてやりましょう。21日に発表された新ユニホームをJ1の舞台でまとおうではないですか。
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それにしても16、17の土日は「アルビ」にとって、とても残念でつらい連休となってしまいました。
サッカー女子WEリーグのアルビレックス新潟レディースは17日、ホームで仙台に0―3で敗れてしまいました。初めて無得点に終わり、1勝2分け2敗で11チーム中の8位に順位を下げてしまいました。
「序盤は新潟Lペース。前線からの守備がはまり、MF滝川(結女)、FW道上(彩花)が速攻からシュートを放った。しかし25分、相手にハイレベルなミドルを決められ失点。以降は押し込まれ、自陣でのプレーが続いた」(新潟日報)という試合でした。
この試合はGK高橋智子、DF浦川璃子、MF武田あすみの3選手がWEリーグ初先発を果たしました。道上選手は次のようにコメントしています。「スコアだけ見たら完敗だったと思うし、自分たちの力のなさを受け止めないといけないと思うが、その中でも収穫だったり、これまで出場していなかった選手がのびのびできていたりとプラスに捉える所もあったと思う」。
その上で「チーム全員が結果を受け止めているが、過去のことは変えられないので、次に向かってどう行動していくかが大事だと思う。またみんなで力を合わせてやっていきたい」と語っています。次は31日に敵地で日テレ東京Vと対戦します。仙台戦から2週間開いての開催です。しっかりと準備し、強敵に挑んでもらいたいと思います。
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バスケットボールのアルビレックスは、男女とも連敗を喫してしまいました。
女子のWリーグの新潟アルビレックスBBラビッツは、16日の阿賀野市ささかみ体育館で開幕戦を迎えましたが、アイシンとに57―110で大敗してしまいました。
しかし、翌17日は58―66で敗れたとはいえ、攻守に積極的な姿勢を取り戻し「全員で足を動かして激しく守り、果敢にゴール下へ切り込んだ。引き離されかけても粘った」といいます(新潟日報)。両チームトップの20点を挙げ、攻撃的司令塔の本領を見せた宮坂桃菜選手は「前日は相手にやられただけって感じで、悔しかった。強い気持ちでリングにアタックした」とコメントしています(同)。
次戦は23、24日に新潟市東総合スポーツセンターで日立ハイテクと戦います。長身選手が多くいますが、相手は今季リーグ戦の初戦です。23日は男子の新潟アルビレックスBBと男女共同開催です。多くのブースターの後押しを受け、全員が「強い気持ち」で挑み、初勝利を目指してほしいと思います。
一方、男子のアルビBBは敵地で北海道に連敗し3連敗となってしまいました。16日の初戦は第1クオーターに大量失点し、追い上げたものの届かず。逆に翌日は最大18点をリードしながら守り切れませんでした。
アルビBBはシューティングガードの遠藤善選手が10日の三遠戦で全治2か月のけがを負ってしまいました。しかし北海道戦では、ルーキーの木村圭吾選手がプロ初出場を果たし、初戦で3点シュートを2本沈めるなど10得点し、2試合目もドライブから2得点を挙げました。
22、23日は新潟市東総合スポーツセンターで三河との連戦です。けがで離脱した2歳年上の遠藤選手とはコート外でも仲が良いという木村選手は、「試合に出られない先輩の分まで、積極的にプレーするつもりだ。『ばんばんドライブに行き、少しでも流れを変えられる選手になりたい』と語った」といいます(新潟日報)。期待したいですね。
相手の三河は4勝2敗で西地区の3位につけています。かつて新潟に所属したダバンテ・ガードナー選手は今季も1試合平均20・8得点で得点ランキング4位と健在です。ほかにも柏木真介、西田優大の両選手もいます。負けたくないですね。
この連戦は年に1度の新潟市開催で、23日はラビッツとの共同開催です。さらに、「ハシゴでアルビ」と銘打ち、23日のJ2アルビレックス新潟のホーム秋田戦のチケット(シーズンパスを含む)を提示すると、両日とも当日チケットが500円になる企画が行われます。
前売りチケットの販売状況によっては当日券の販売は行われない場合があるということですが、サッカーのアルビサポの方もたくさん詰めかけて、アルビBBが連勝を飾ってくれるといいですね。
「アルビ」そしてスポーツを通じ、新潟が元気になるためにも、「ハシゴでアルビ」だけでなく、普段からそれぞれのアルビのサポーター&ブースターが、別のアルビの試合を見に行く際に割引や特典などがあるといいなと思っています。
今週末は、それぞれの「アルビ」が勝って多くの笑顔が輝き、「ニイガタにアルビがある幸せ」をかみしめることができることを願っています。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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