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眼鏡みたいに杖を選びたい。【しっくりくる杖探しの旅1】

病気の症状が悪化してしまっているときは、脚の痺れが強くなったり力が入りづらくなったりして転びやすくなるため、杖を使って歩くようにしています。

病気になる前は、自分の人生において「杖を持つ」なんて考えたことがなくて、最初は抵抗がありました。

でも、何度か危ない思いをして、「転んで怪我をするくらいなら・・・」と思い始め、ひとまず手頃な値段で折り畳みのものを探しました。


はじめての杖探し。

ネットで色々検索してみて、ちょっとびっくり。
え、なんか・・・どれも、ダサい。
まぁこれなら・・・と思うものは、値段が高かったり。
「これいいじゃん!」「これ欲しい!」と思えるものが見つからない。

とりあえず「まぁこれでいいか」と目に留まったものをネットで買い、なんとか持っていて気分が落ちないようにと自分でちょっとだけデコレーションをしてみました。
(それでも気に入っているわけではありませんが・・・。)

持ち手には好きな色の滑り止めを装着。100円ショップで買ったキラキラのシールと、推しのストラップなどもつけてみた。


「これでいいか」じゃなくて、「これがいい!」と思いたい。

ところで、私は視力が悪いので、眼鏡やコンタクトレンズを使っています。
眼鏡もコンタクトレンズも種類が沢山あるので、その日の気分やファッションによって「選ぶ」ことが出来ます。
また、お店も沢山あるので、実際に見て試すということが気軽に出来ます。

それに比べ、杖はまだまだ選択肢が少なく、あってもどちらかというと、ご年配の方寄りのデザインのものが多いなと感じます。

可愛いデザインのものを探すと、キャラクターの総柄とか。
カラフルなものを探しても、なんかやたらとメタリックで、服装に馴染まなかったりとか。
もちろんそれぞれの好みの問題もありますが、なんか、そうじゃないんだよなぁと思うことばかり。
近所のショッピングモールにお店があるわけでもないので、実物を色々見て選ぶ、ということも気軽に行えません。

杖も眼鏡みたいにもっと種類やデザインが豊富になって、性別や年代問わずどんな人でも選ぶのが楽しくなるくらいになったり、もっと身近なものになったらいいなと思いました。


せっかく、杖を持つならば。

私は、杖なんて本当は使いたくないです。
でもせっかくなら、持っていて憂鬱な気分になるよりは少しでも気分が上がるものが欲しいのです。
自分でどうにかこうにか工夫してとか、妥協して、我慢して、とかではなく。

持っていて「ちょっと恥ずかしいな」と思わないようになりたいです。
杖「なんて」って、思わなくてもよくなるように。

SNS等でも、同じようなこえを聞くことがあります。
実際に使う人の「あったらいいな」という気持ちや要望が込められた商品が生まれてくれたらいいなぁと思っています。


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