見出し画像

伸びる子供は○○がすごい vol1

今回は,榎本博明さんが著者の「伸びる子供は○○がすごい」を紹介したいと思います.

最近,皆さんの周りにいる子供達は,自分たちが子供時代と同じでしょうか?大きくは変わらないと信じたいのですが,自分の子供も含めて昔とはかなり違うなと感じています.そのため,どのように子供達に接すると,のびのびと育ってくれるのだろうか,のびのびとは育って欲しいけど「のびのび」は自分のしたいようにやることではないのに,分かっているのかなと,いつも悩んでしまいます.

そんな中,今回紹介する「伸びる子供は○○がすごい」という本に出会いました.

筆者は「ほめると子供はだめになる」の著者である榎本博明さんです.「ほめると子供はだめになる」という本も読みたい本リストには入っているのですが,まだ読めていません.そのうち紹介したいです.

さて,本書の主張は,「非認知能力が子供時代に適切に育たないと,我慢できない,すぐ感情的になる,優先順位が決められない,自己主張だけは強いといった大人になってしまう.」というものです.

昨今,子育ての場面では「ほめて伸ばそう」,「しかるのはだめだ」,「子供の意見を第一に考えるべきだ」など,子供主体の子育て・教育が主流になってきています.しかし,著者はその方法に警鐘を鳴らし続けています.人として成長する過程で大切な「非認知能力」の育成には何よりも子供に失敗を含めて色々と経験させ,考えさせる事が大切であると筆者は述べています.しかし,昨今の教育方法では,親が失敗しないように先回りしたり,傷つかないように子供を失敗から遠ざけたりしてしまっています.そのため,いざ大人になってそのような場面に直面したときにどのように対処したらよいか分からず,いきなりキレたり,誰可能性にしたりしてしまいます.そのような大人が,増えてきていることが,今後の日本を考えた時,大問題であると,筆者は訴えています.

私も,筆者の考えに共感する一人です.昨今の親(自分も含めて)はダメなことをダメとしっかりと伝えない傾向にあります.「お父さんはダメだと思うよ」とか,「そんなことして良いのかな?」など,優しい口調で訴えかけています.一時期は私も,色々な育児書を読み,そのような対応をしていましたが,ある日から,この方法は子供に何も伝わらないのではないか,と感じてきました.何かきっかけがあったわけではないですが,親が真剣にダメなことをダメと言わない限り,どのくらいダメなのかは子供に伝わらないのではないか,本気で話すときに優しく語りかけるなど,大人同士では全くしていないのに,子供にしても良いのだろうか,そもそも子供が真剣に話をするときにへらへらと笑いながら話をするようになりはしないかと感じていました.何か確信があったわけではないですが,そのように感じてからは,ダメな事を伝えるときは,真剣に(ちょっと顔は怖くして)伝えると,きちんと伝わる感じがしています.現に,子供達もなぜダメなのかについて,以前よりは理解できています.それを守るかどうかはまた別の話ですが...

まだまだ,本書には(自分にとって)大切なことが書かれていました.続きはまた今度という事で...


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?