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インターバルの生理学

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#VO2max

VO2 slow component  を実践にどう活かすか

VO2 slow component を実践にどう活かすか

前回の記事ではVO2 slow componentの概要、言い換えれば高強度運動時の酸素摂取量(VO2)がどのような推移を見せるか、についてご紹介し、何故これが生じるか、さらにこれをインターバルのメニュー作成時にどのように活用できるか、について持論を述べました。

今回は続編といたしまして、この”VO2 slow componentを左右する要因”についてご紹介し、それをどのように現場に応用するか

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VO2 slow componentという考え方

VO2 slow componentという考え方

富士ヒルもニセコも終わる6月末、コーチとして一息つける数少ないタイミングであるとともに、一番多く新たなご依頼をいただく時期でもあります。
私はいわば頭のイカれたインターバルおじさんで、本当に大した奴ではないのですが、それでもご依頼をいただけることに日々感謝し、自分に出来ることを出来る限りで取り組んでおります。ありがとうございます。

更に、そんなご依頼をくださる方全員がこのnoteをご覧になってく

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スプリントインターバルは魔法なのか

スプリントインターバルは魔法なのか

以前のペダミミ「ワットバイクで出来るインターバル編」で「スプリントインターバル」というメニューについてご紹介したことを覚えてらっしゃる方、果たしていらっしゃるでしょうか。

具体的には、数十秒「全力」で踏むワークセットを数分間のレストを挟んで何度も繰り返すものです。

もうこの構成を聞いただけでそのキツさは想像に難しくないですが、実施した選手も「この世のものとは思えない辛さ」と称する悪魔のインター

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