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市民オペラに参加するということ 47

今回、私は市民オペラに参加して、本番まで漕ぎ着けることができた。この会での公演参加はこれで2回目、他も含めると4回目のオペラ参加だ。

私はこれまで、第九やカルミナブラーナなど、単発の合唱団への参加が中心で、今回の欅の会への参加も4年前が最後。どこかの団体で継続的に活動するのは避けてきた。団体に所属するのは煩わしいので、単発で参加する方が気楽だからだ。ましてやオペラは本番前がとても大変で、そうそう毎年できるものではないと思っていた。欅の会の人たちは、よくもまあ毎年毎年続けていられるなあと思うほどだ。

でも今回、本番を終えて、私は会を辞めないことにした。感染症のこともあり、前回参加した時より団員が大幅に減っていて、続けられるなら続けたほうが、団のためにもいいだろうと思ったことがいちばんの理由だが、辞めようと思えばいつでも辞められるので、急いで辞めなくてもいいかな、と思ったのだ。
合唱団を辞めないとなると、また毎週土曜日に、練習をサボりたい葛藤と戦わなくてはならない。土曜日にわざわざ快適な家を出て、練習に行くのは本当に億劫だ。ましてや2日しかない休日のうち、1日が潰れる。
でもこれからは気軽にサボって気楽にやろうと思う。極端な話、本番の直前にだけ練習に参加するのでも本番に間に合えばいいのだから、普段からそんなに熱心に練習する必要なんかないのだ。それでも負担なら、そのときは退団を検討しよう。
さて来年の公演はなにをやるのだろう。私はアイーダをやってみたいので、アイーダだったら絶対合唱団は辞めない。ラ・ボエームにも興味はある。逆にもし、全く関心のない演目だったら、そのときも退団が視野に入るかもしれない。
三度のメシよりオペラ、と思ったりするタイプではないので、練習は億劫な気持ちの方が大きいくらいだが、もうしばらくこの体制が続くことになると思う。とはいえ、連載はこれで一度幕を下ろすことにする。
長らくお付き合いいただきありがとうございました。

追記 翌週練習に参加したら、来年の公演は2本立てで、そのうちの1本は「傘地蔵」という和物のオペラだそうだ。さっそく合唱団を継続する決意が揺らいでいる。

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