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市民オペラに参加するということ 40

7月第1日曜日、オケ合わせ。もともと午後2時開始、夜9時終了予定だったが、終了予定時刻が4時半に変更になったので、本当にオケ合わせするのか心配だった。だって一切ダメ出しをせずに通して練習するだけでも、2時間程度はかかるのではないか。
しかし指定された場所に行ってみると、ちゃんとオケが音を出していて、予定通りやるんだな、とわかる。オケもアマチュアなので、上手とは言えないまでも、絶望的に下手、ということもなく、まずまずの仕上がりだ。

私はオケ合わせが結構好きだ。ソリストの歌が聞けるし、頭から通すので、オペラの全体像がわかる。「愛の妙薬」は舞台を何度か見たし、話が単純なので筋は把握しやすいが、私はこの期に及ぶまで楽譜の全編を読んではいなかった。もっとも今回は日本語上演なので、自習すればわかっただろうが、これまでそれをしてこなかった。
この曲は、合唱から舞台が始まるので、私たちは初めから登場する。暗譜、暗譜と言われ続けているので、この日、私は自分のパートは暗譜で臨むことにしてみようと思う。
でも今まで乗った舞台の時は、オケ合わせまでには完璧に覚え楽譜は外し、逆にオケ合わせの時に楽譜を再確認するというパターンが多かったので、今回は私の中では進行が遅れている。
おまけに日本語上演なので、「ダメだ」という歌詞なのか「ダメよ」という歌詞なのかのような、細かい歌詞が入っていない。そして音もハモる音だと、ドなのかミなのかきちんと覚えていなかったりする。さらに1人だけ間違えて早く出てしまったり、逆に遅れて出られなかったりということが多発し、完璧に覚えてないことを痛感した。逆に言うと、ほとんど自習していないわりにはだいぶ覚えているが、それでは足りないのもまた事実だ。私はその現実に愕然とした。
でも現状を把握しないことには改善のしようがない。まだまだ努力が必要とわかっただけでよしとすることにする。

結局2時間半ではオケ合わせは終わらず、3時間に延長になった上、最後は端折って終わった。来週末は普通に演技を付けて練習するようなので、オケ合わせはこれで一旦終わり。次合わせるのはゲネプロの時になるのだろうか。

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