南アフリカの2都市を訪ねる(2) "マザーシティ"の愛称を持つ港町ケープタウン (Cape Town, 2015.8)
旅行時期:2015.8
同行者:無し(同僚との出張)
テーマ:安全に帰る
□Day1(Mon.) HND発→Changi(シンガポール)経由→
□Day2(Tue.) O.R. Tambo International Airport着→Johannesburg
□Day3(Wed.) Johannesburg→Cape Town
■Day4(Thu.) Cape Town(本記事)
■Day4(Fri) Cape Town発→Changi(シンガポール)経由→(本記事)
■Day5(Sat.) Changi(シンガポール)発→HND着(本記事)
この旅の動画はこちらからご覧ください。
ヨハネスブルグに次ぐ南アフリカ第2の大都市、ケープタウン。議会が置かれている立法の首都でもある。
美しい庭を持つヴィンヤード ホテル
アクセスの利便性から選定したこの"The Vineyard Hotel"。ここは元オランダ提督の館をリノベーションしたホテルで、南アフリカの重要文化財として登録されているそうだ。
ホテル内には手入れの行き届いた広々とした庭に加えてスパやフィットネスもある。
深夜に到着し、チェックイン。
部屋はモダンな内装。
南アの民芸品として有名なのが、ビーズとワイヤーでできた動物の置物だ。この部屋にも飾られていた。
タオルの収納方法が面白い。
フルーツバーがウェルカムスイーツとして置かれていた。
早朝、日の出前に起き出して、お庭を散歩する。庭師の人に遭遇した(向こうがギョっとしてた。驚かせてごめん)。
ミョウガ・・?
20分くらいかけて散歩しているうちに、徐々に日が昇ってきた。
こちらは、鳥のような姿と鮮やかな花を持つ"極楽鳥花"。"羽ばたく鳥のようなエキゾチックで美しい花"と言われている。私は鳥といっても"私は鮮やかなオレンジのトサカ(鶏冠)を持った、遠くを見つめる鳥"の姿だと思っていたので「羽ばたくとは・・?」と疑問に思っていた。なんと、私がトサカだと思っていた部分が羽で、顔だと思っていた部分が体全体だったのですね・・。
いずれにしても、私はちょっと不気味だなと思ってしまった・・。好きな人は好きな花なのだと思う。
日が昇りきった。とても美しい庭だ。
テーブルマウンテンが間近にそびえ立っていて、雄大な景色が広がる。
プール付きのジムもある。
真冬なので花は少ないが、夏季に訪れるととても美しいのだろう。
ホテル内を散策する。
朝食会場へ。
ドライフルーツやシードの種類が豊富。
どれも美味しかった。
タクシーでオフィスに着き、打ち合わせ。
ランチはケータリングで寿司。気を使ってくれたのだろうか・・。海外出張先だとよく寿司を出してくれる。ありがたいのだが、個人的には現地の人が普通に食べている食事も気になる。
観光①テーブルマウンテン
打ち合わせを終え、ホテルに戻る。会食が始まるまで3時間ほどある。残念ながら喜望峰に行く時間はなさそう、とのことでテーブルマウンテンとペンギンを見に行くことに。ホテルで観光タクシーを手配して出発。
テーブルマウンテンとは、標高1,086mの山頂がほぼ平坦に3キロにもわたって続く山のことだ。山頂まではロープウェイを使ってアクセスできる。
絶景が広がっている。この日は雲が多かったが、雲の多さがまた神秘的だった。
このテーブルマウンテンは、先住民族の「祈りの地」とされた神聖な山だそうだ。私はパワースポットに(明らかに)疎いほうだが、この場所は大地のパワーをひしひしと感じた。
麓のお土産コーナーには、べたなアフリカ土産が並んでいた。
アニマル柄ってどこにでもあるんだね・・。
続いて、ペンギンコロニーをめざす。
途中立ち寄った港。
アシカのショーみたいなことをやっていたので見にいったらお金をせびられた。
タクシーの運転手が、「ここの景色綺麗だよ」といって勝手に停車してくれた場所。たしかに、とても良い景色だった。
観光②ボウルダーズ・ペンギン・コロニー
タクシーの運転手からいかに南アの政府が腐敗しているかを聞きながら、小一時間ほどでペンギンコロニーへ到着。
ここは、唯一近くに接近してケープペンギンを見ることができる場所らしい。
入ってすぐにペンギンが居る。
「・・・ん?」
海辺にはとんでもない数の野生のアフリカペンギン(ケープペンギン)がいる。
観察していると、リーダー格の子、全ての動きがスローな子、よちよちしている子、我が道を行く子など様々な性格のペンギンがいることがわかる。子ペンギンもいる。
ペンギンたちの姿に癒された。
観光③ビクトリア & アルフレッド・ウォーター・フロント
ケープタウン南部でペンギンを見た後は、会食場所である北部のV&Aウォーターフロントを目指して車を走らせる。
この地域はケープタウン1の人気エリアで、400店舗が入った巨大ショッピングモールがある。
遊園地も併設されていて、入り口では聖歌隊のような人々が合唱していた。
ショッピングモール内のレストランで食事。寿司がメイン。日本の寿司とは別物として考える。この"おにぎらず"のようなアボカドとサーモンのサンド、結構美味しかった。会食では、水牛を仕留めた話や育った貧しい村の話など様々な話を聞かせてもらって、とても有意義だった。
あっというまに日没。解散したときには真っ暗に。
現地の同僚がタクシー乗り場に連れて行ってくれ、ホテル名を告げて交渉し、支払いを済ませて私たちを載せる。タクシー乗り場では運転手がたむろしていて、誰が乗せるかでプチトラブルになっていて怖かった。現地の人が味方にいて本当に良かった・・。我々だけだったら生きて帰れなかったのではないかと思ったほどだ。
乗り込んだあともまだ「なんでこの車なんだよぉ・・」という雰囲気で他のタクシーの運転手が車を囲もうとするので、我々が乗った車の運転手がクラクションをけたたましく鳴らして散らした。うーん、ワイルド。
帰路(24時間のフライト)
翌朝は、前日と変わって雨模様だった。
朝10時のフライトのため、7時にはホテルをでて空港へ。
空港にはアフリカの野生動物をモチーフにしたお土産がたくさん並べられていた。
ケープタウンからヨハネスブルグまで2時間強。ヨハネスブルグで乗り込む人々を待つべく、1時間強停留。その後、シンガポールに向けて出発して10時間30分のフライト。
朝6時にチャンギ空港に到着し、8時に経つ。羽田に到着したのは、16時だった。
南アフリカは遠かった。遠すぎた。人も食べ物も景色もとても素晴らしかったのだが、正直もう行きたくないなと思った・・・(そして4年越しでこのフラグは回収されることになるのだった・・)。
ケープタウンでのBGMはこちら。