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あなたの本質を伝える「ストーリー」とは?

「あなたは意識してストーリーを伝えていますか?」
突然そう聞かれて「はい!」と答える人は
もしかしたら少ないかもしれません。

でも、ストーリーにはとても大きな効果があります。
そして、あなたがもし、書籍を執筆する際には
「ストーリー」の力が
とても大切になります。

なぜ、ストーリーが大事なのでしょうか?
今日はストーリーの持つ力について
書いていきたいと思います。



モノ消費からヒト消費へ

好きな映画のストーリーやシーンは時間が
経っても忘れませんよね?

人は、鮮烈に記憶に残ると、
それを周囲へ伝達することも容易になります。
そこから口コミや拡散効果も見込めます。

令和3年、コロナ禍、風の時代と言われて久しい時代…
ますます「モノ消費」から人は離れ
「誰から買うのか」=「ヒト消費」の時代に
突入したと言われています。

これからの時代は所属する組織や会社や肩書きで
仕事をするのではなく、


個人が実現したいことを礎に「その人のらしさ」を
土台に仕事をすることが求められるように
なるからなんです。


時代は「モノ消費」から
「ヒト消費」に
全速力で向かっています。

なぜストーリーなのか


そもそも、
なぜストーリーが大事なのでしょうか?

それは
「人の脳の仕組みとメカニズム」に
即した方法であるからです。
ストーリーがあることで、
製品情報や伝えたい内容が
圧倒的に人の記憶に残ると言います。

(引用)
スタンフォード大学のマーケティング心理学専門の教授、
ジェニファー・アーカー氏の研究:
ストーリーがあることで、
事実や数値の羅列よりも最大で22倍記憶に
残りやすいと明らかになっていとのこと。
(参照文献: https://womensleadership.stanford.edu/stories



22倍という数字の大きさに、
単純に驚きます。


でも、魅力的なストーリーに没入している状態で
入ってくる情報が記憶に残りやすいと
いうことは本当に深く納得できます。


ストーリーテリングとは

ストーリーは物語が進むように、
単に「時系列に並べる」ということでありません。

(逆に、時系列に並べただけでは、
内容が抽象的で客観的になりがちです。)

結果として、読んだ人を動かすこと、
どれだけ引き込むことができるかどうかが
大切です。


人間味のあるストーリーは、
読む人の感情を大きく揺さぶり、
論理的な文章と比べて
根底から深く人を惹きつける効果があります。

ストーリーテリングの効果とは

ストーリーテリングは、話す側が伝えたいこと、
商品なら売りたいものに
直接的に意識を向けさせるのではありません。

ストーリーにまず引き込んで
理解を促していきます。

ストーリーを共有することで
より具体的に伝わります。
強制感なく、読み手の自発的な理解が
得やすいという効果があるのです。


聞き手にイメージを湧かせ、
「感情を動かし」
記憶に留める効果があります。

ストーリー3つの効果

ここではあなたが書籍を執筆する場合を
想定してストーリーを書いた場合のメリットを
お伝えします。

効果1. イメージが伝わる


書籍の「読み手」が
イメージしやすいことが大切です。
複雑で理解が難しい内容を説明する際にも役立ちます。

あなたが伝えたい「商品」や「サービス」が
もしあるならば
解決できる課題や利用できる機能や
成果を書籍の中のストーリーに載せて、
より多くのお客様に
「イメージ」してもらうことにより、
受注率の向上や売上アップが期待できるでしょう。


効果2.記憶に結びつきやすい

「ストーリー」を切っているとき
聞き手は自動的にイメージとして
脳にインプットを始めています。

このイメージが鮮烈なほど右脳が活発に働き、
長期的な記憶に残りやすいのです。

特に、効果的なものは
あなたがどのように感じたのか、
触れるもの、見えるもの、聞こえてくることや
香りなど”五感に働きかける言葉”を含めること。



効果3.共感が得られる

ストーリのメリットには「共感」もあります。
聞き手も「私も心当たりがあります」
「いつも気になっていた!」など、
著者に対する共感が生まれます。


共感を生み出すポイントは
1社会的価値(どのような問題を解決するサービスか)
2オープン(失敗談)3愛(読み手への思いやり)のうち、
いずれかの要素が入っていると良いです。

この世界をより良い場所にしていきたいと
願うあなたの想いが
伝わっていくと素晴らしいですね。

ストーリーテリングのコツ

コツはいくつかあるなかで、ここでは
代表で1つお伝えしますね。
「自分には関係ない」と思わせないことが大事です。
人は自分に関係ない事柄には無関心です。
読み手との類似性を持たせましょう。

あなたが書籍を執筆するときの
書く前の前提としてとして、


読み手を愛し、思いやりを持ちましょう。
そうすれば、相手に熱意をもって、
より具体的にストーリーを作れます。

大切な友達や家族に対して、適当な話をして、
損させたり傷つけるようなことは誰しもしたくないはずです。

それは、どのような文章であっても同じこと。
あなたの書籍においても同じです。

人は「私のために、こんなことまで考えてくれている!」
と感動すると、それが信頼と共感へとつながります。
読み手=愛を持って接する対象=自分の大切な存在
として捉えましょう。


今回は、書籍を執筆する場面にフォーカスをあてましたが
それだけにとどまらず
「ストーリー」には
あなたの人生において
大切な人たちとの絆を育んでくれる力も
当然のようにあります。

いかがでしたか?
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