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絵本の読み聞かせで面白いことが起きる。

こんにちは。絵本ライフスタイリストのうたむらあかねです。

乳幼児の頃から、家事の合間に絵本を読み聞かせていた息子たちは、喃語を経て、やがて意味を持つ言葉を話し出しました。


長男がちょうど1歳半のとき、「めんめ」と言って自分の目を人差し指でさわり、その少しあと、 「たい・・・」と日に何度も言ったことがありました。
最初は意味がわかりませんでしたが、目に何かある・・・ということは感じました。
「たい」は、「いたい」なんじゃないかということも想像でき、眼科を受診。
逆さまつげでした。
眼科医から、「よくわかりましたねぇ・・・」と感心され。
「言葉の存在意義」というものを改めて考えさせられたのでした。

それから長男は絵本を聞いては、言葉を使うことの面白さにどんどん目覚めていくようでした。


私が次男の世話で長男と思うように遊べない期間も、ひとりで絵本を開いては(私がいつも読むように)何かぶつぶつ言うようになりました。
よく聞いてみると、それは絵本の中の言葉でした。
「・・・〇〇が、いいまちた(いいました)」、「はけたお(はけたよ)」

「はけたよはけたよ」(かんざわとしこ/文 にしまきかやこ/絵 偕成社)

その頃、長男が繰り返し読んでいた絵本です。
毎日、この本を持ってくるので、何回読んだかわかりません。
玄関で靴を履かせるときも、「はけたお」と言うように。
教えたわけではないのに、「履く」という音が彼の中で意味を持ったのです。

長男が絵本の中の言葉をしゃべるたび、私はなんとも言えない幸福感を感じるようになりました。生物が進化する過程を間近で見ているような、感動的な体験でした。

この面白さ、多幸感を、他のママやパパにも味わってほしい・・・私のお節介癖が、やがてブックトークの会結成へと繋がっていきます。
今日はこの辺で。

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