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つばさの党の危険性

「つばさの党」は民主社会に新たな形で出現した公安対象とするべきテロ組織であり、その犯罪性はオウム真理教のサリン事件以来の民主社会に敵対する重大な政治的組織犯罪とみるべきだと思います。その集団的・政治的本質に見られるカルト性はオウム真理教と通底していると考えられます。その源流はナチズムにさかのぼることができるかもしれません。日本の政治的破壊主義の新たな一形態ととらえるべきであり、その危険性の点で令和のオウム真理教と言ってもよいと私は考えています。その背景にはGHQによって我が国

    • 思い出(2) 杉本峯子さん

      2001/11/23 昨日(22日)杉本さんのHP「Tea Room」を開き、Tさんのお話しから、杉本さんがお亡くなりになったことを知りました。あまりに突然のことで今でも信じがたい思いです。闘病生活をなさっていたとのお話でしたが、そのことも私はまったく知りませんでした。 9月13日でしたが、杉本さんから一度だけメールをいただきまして、その折に「私、少し体調がすぐれず、ホームページもなかなか、すすみません」とお書きになっておられました。 その短い言葉の向こうで、杉本さんが

      • パスカルの言葉

        人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼を押しつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼を押しつぶしても、人間は彼を殺すものよりも尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ぬことと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。 だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならないのであって、わ

        • 断想

          2014年10月26日(日) 16:02 宇宙をあらゆる存在(実在)の場と定義すれば、意識内容(表象)もまた客観的実在である。宇宙は物理的(物質的)実在と意識内容(表象)の実在の二元性を有する。美と言葉はこの二元性を架橋する媒体である。社会とは共同の表象が現象する意識の場である。 2014年10月26日(日) 18:09 言葉は意識に表象を喚起する実体である。夢も幻覚も宇宙の意識現象として客観的実在である。客観的実在とは、表象の共同性の程度に依存する。意識の言語化されない(

          歴史教科書問題の頃

          「歴史教科書問題」「従軍慰安婦問題」によって、日本の現状に大きな危機感を呼び起された平成10年当時、まだPCもなく、感熱紙を使うポータブルのワープロに自分の思いを綴ったものが今も残っていましたので、当時の記録として書き残しておこうと思います。(前半は失くしてしまいましたが・・) 当時はインターネットもありませんでした。僕たちは、互いに孤立しており、発言する手段もなかったのです。インターネットという武器が僕たちにとってどんなに大きな力であるかを、あらためて感じます。    

          歴史教科書問題の頃

          保守であるとは

          保守であるとは何か。保守であるための必要にして十分条な条件は、聡明であることである。したがって、保守でない者は聡明ではないし、聡明でない者は保守ではない。 聡明であることは、(西部邁氏の言葉を借りるなら:『保守思想のための39章』)「技術知(合理的に体系化された知識)」に由来するものではない。ましてや自由・平等・人権・平和といった近代のリベラリズムや進歩主義イデオロギーのようなモデル化された観念の人工物(概念)に由来するものではない。したがって、学識ある者がそのゆえに聡明で

          保守であるとは