見出し画像

非デザイナーのためのデザインの身につけ方。

自己紹介 経歴

東京在住 30歳 男 山口大空翔 Takuto Yamaguchi
-
宮城県出身。
一番小さな頃の記憶は、6歳(?)の頃に保育所が全焼した光景。
小学校時代には4度の転校を繰り返した末に、転校初日にヒーローになるメソッドを発見。宗教的な何かに目覚める。
-
中学までサッカー少年だったにも関わらず、血迷って美術科に進学
三年間男女比が2:38だったことをきっかけに人格がマイルドに強制された。
当初は「絵を描いて高校卒業できるなら超楽じゃん!」などと思っていたが、デッサンすらまったくできずに、泣く。
油絵とダンスと軽音楽に現を抜かし、キャッキャとしていた三年生、
「進学」の二文字が目の当たりにあることに突然気づく。
油絵は一生懸命描いても、美術館に見にくるのは老人しかいないのかよ、なんでやねん。食っていけねぇな。と、なんとなくデザイナーを目指す。
-
東京藝大に行く技術も、私立美大に行く金銭的余裕もなかったので、
ので無名の宗教団体、筑波大学 芸術専門学群に入信。

-
卒業式を終え、残すは上筑するのみ。
運転免許の取得に精を出し、高速教習道路の教習の日だった。
2011年3月11日。

仙台新港の教習所へと戻る道中。助手席に教官、後部座席には知らない小太りのおっさんを乗せて止まった赤信号で地震発生。
ディズニーランドのアトラクションよりも揺れる車体。
軋むサスペンション。
慌てるおっさん。
焦る俺。

近くの建物のガラスは割れ、電柱は曲がり、電線が切れる=信号が止まる。
揺れがおさまると、助手席の教官はハンドルを握る僕に、「行け!」という。
なぜこの人は運転を代わってくれないのだろう?と思いながら、覚えたての安全運転で教習所まで帰還する。
「ただちになるべく高いところへ逃げろ」と指示があり、最寄りのジャスコの屋上まで小走りで逃げる。
諸々は割愛するが、そのあとにジャスコの3階天井まで海になり、深夜2時に泳いで来た人を5人引き上げるのを手伝った。
-
さて、これから大学で「デザイン」というものを学ぼうと思っていた若人にとって、「デザイン」って本当に人の役に立つのだろうか?と出鼻を木っ端微塵に砕かれる体験だった。
-
筑波大学では、ブランディングとグラフィックデザインのゼミへ1年次より顔を出すくらいには前向きな学生だった。
しかし、それまで東北の片田舎で、のほほんと油絵を描いていただけなので、パソコンもブラインドタッチもAdobeもまったく使えるわけもなく、基本的には紅茶を入れて、先輩と先生にちょっかいをかける担当を2年歴任した。
デザイン以外に、アート的な何かを無心に作ったり、病院でのプロジェクト、震災系のプロジェクトにも手を出し、奨学金をビールに変えることに勤しんだことを致命傷として、就職戦線から早々に離脱。「大学院」というジョーカーを切る。
-
デザインはマジで儲からない!と学部で気づいた小賢しい筆者は、広告代理店の歯車になることを決意。奇跡的にアートディレクターとして就職。
-
2年目に社内インターンで営業を経験したことにより、デザインはデザイナー以外が知っていた方が得だな(デザイナーはビジネスやった方が良いとも言える。)と新境地に到達。
-
最近は、デザインはもっとアカデミアのシーンに必要だ!と天啓を受け、株式会社アラレグミを設立。詳しくは割愛。


デザインって何?

僕の考えるデザインは、「左脳的な意図的に設計/整理すること」と「右脳的なわかった感/美意識」の両方がバランスしていること
つまり、ポスターのことでも、ファッションのことでも、ゲームのことでも、ビジネスのことでもなんでも良くて、どこにでもデザインは存在していると思うのです。

もっと個人的にまとめると「情報伝達技術 = デザイン」だと考えます。丁寧に整理して計画して、たくさん資金調達したとしてもユーザーに届かなかったら意味ないし、SNSで見かけるとってもカッコ良くて、ついいいねしてしまうようなかっこいいポスターでも、中身がなんだったのかわからないのなら意味がないかもしれません。


非デザイナーのためのデザインの身につけ方。

自己紹介で触れた通り、デザインは非デザイナーが理解する方が、圧倒的に効果があります!デザインは特別な技術ではありません。偏差値も学力も絵心だって特に必要ありません。(事実、私は高校から美術科に進学しているのにイラストは絶望的に下手です。)
-
僕のような非美大出身のいわば無所属派閥はそもそも血統的に非デザイナー側なのです。だからなんなのか。
非デザイナーは、デザインを一歩でも理解し始めれば、確実に自分の仕事や分野に応用できます!わかればわかるほど、街を歩いていても、パッケージを見ても旅に出ても楽しさが倍増しです!
ただし、デザインマインドを持つことと、デザイナーになることは美食家とシェフが同義でないことと似ています。
-
どうやってその料理が作られているのか、なぜこのスパイスなのかを理解できる方が日々の料理への姿勢も変わることは間違いない。そして、わかればわかるほど、料理(デザイン)の難しさもわかるのではと思います。
-
その際は、ぜひご相談ください。



結局何をやればいいのって人向けに読書リストを作ろうとしています。(ミカン)

アカデミックにデザインを研究する方法を模索しています。
以上。

この記事が参加している募集

自己紹介

広告代理店 アートディレクター(新規事業、ビジネスモデルの開発もやってます!)/ 株式会社アラレグミ 代表取締役社長(アカデミックを表現でサポートする会社を作りました!)/ デザインが民主化されることを目指して「ノラデザイナー」としてnote書き始めました!27歳。