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甲子園球児になれるまでにかかるお金について

高校野球を一試合丸々見ていた。山梨と佐賀の高校の試合だったけど両チーム共エラーが無く守備が鍛えられていたなあという印象だ。去年できなかった分まで選手たちはハツラツとプレーしていて見ていて気持ちが良かった。

良い大人になってから甲子園を見ていて、もっと若い頃には考えもしなかった事が頭をよぎった。

野球道具一つ一ついくらかかるんだろう。

試合の終わって選手が甲子園から出る時に、野球用のデカいエナメルバックを肩に掛けていたが、あのバッグ結構するんじゃないか。

そういえば自分も高校野球やってた時に使っていた記憶がある。そのお金は部費から出ていたのだろうか、とかそんな事もその当時は正直何も考えていなかった。

野球はお金がかかる。ボールは消耗品だし、グローブ、バットはメーカーのこだわりのものを買うと高い。確か自分はザナックスというメーカーの外野用の大きなグラブを買ってもらった記憶がある。3万くらいしたように思う。

野球部は当然バイトも禁止だったので、用具などは買ってもらっていた。部で支給されるものだって部費から出てるものだし、スパイクやシューズなどは個々で買っていたので一体どれくらい自分が野球できるのにお金がかかったんだろうか。

今の高校野球児を息子のような目で見るくらい歳が離れているわけではないが、つい大人の目線では見てしまう。立派な高校生だと試合後のインタビューで「家族の協力に支えられてやってこれました」とコメントしていたりする。

自分にいつか子供ができてスポーツをやりたい!となった時に用具を買って満足にやらせてあげられるのだろうか。
自分を食わすので精一杯な日々が続いている中で、自分が中高6年間野球をやらせてもらえていた意味が少しずつ分かってきたような気がする。

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