【お友達募集】香りを避けてホームスクールをしています。

娘は、二年生の冬から小学校へ行く日をぐっと減らし、今もほとんど通っていません。勉強は家で教えています。

理由は柔軟剤や洗剤の「香り」です。

この記事は「お友達になりませんか?」という自己紹介です。また、「学校へ行けなくても大丈夫」という応援でもあります。

たとえば文通とか、どうですか。


我が家のホームスクールの様子について書きます。

学校へ行くのをやめた娘は、最初は不安もあり、気持ちが落ち着かない様子を見せることもありましたが、今ではすっかり明るさを取り戻しています。

振り返ってみると、無理してでも勉強に没頭しようとしているような時期もありました。朝起きてご飯を食べたらすぐに算数のドリルを引っ張り出してきて黙々と解き始める姿は、今思い出すと胸に迫るものがあります。

勉強は算数と英語を中心に全教科やりますし、ピアノも歌も、身体を動かしたり絵を描いたりもして、家族で学ぶことを楽しむようにしています。

バレエを家族三人で習っていたので、みんなでバーレッスンをしたりもします。

私は以前、高校受験の進学塾で講師をしていましたが、低学年の勉強を教えるのは初めてです。でも、考える力はちゃんと育てられるんだな、と手応えを感じています。

学校へ行かないことを、娘には前向きにとらえてほしいと思っています。周囲に合わせてフツウにしてれば幸せになれる時代はとっくに終わりました。ピンチはチャンスです。フツウではないことを活かして、そういう境遇だからこそ伸ばせる才能を伸ばして、人生を楽しんでもらいたいです。

いっしょに勉強してくれる仲間もほしいので、フレグランスフリーの学習塾として看板を出しました。洗剤や柔軟剤などの「香り」について協力してもらえたらお金は要らない、というつもりでいます。


私はもともと「みんなで遊びたい」気持ちの強い人間です。公園で子供たちに「ドロケイしようよ!」「ドッジビーやらない?」と声をかけて遊んでいました。(けげんな目で見る人がいることもわかってましたが)

最近はそういうこともなくなりましたが、少し体調も持ち直してきたので、神社でまた近所の子と缶蹴りをやりたいなと思っています。

それから、修学旅行と称してときどきは出かけようと思っています。探してみると化学物質過敏症でも泊まれる宿があり、それだけでも仲間がいるんだと励みになります。

生活環境を見直し、食べ物もいっそう気をつけて、暗い時期はなんとか乗り越えました。

基本的には周囲の無関心の中で「まあそういうもんだしょうがないしょうがない」と諦めの良さだけが磨かれてきましたが、うれしいこともありました。

学校の、ひとつ上の学年の友達が、娘の担任の先生に「学校に来ないんですか?手紙を書いたら渡してくれますか」と聞いて実際に書いてくれました。なんて優しいんだろう、と泣きそうになりました。なかなかできることじゃないです。

また、東京にいる妻の友達も「何かできることある?」と聞いてくれました。この一言を言ってくれる人が、本当に少ないです。皆びっくりするくらい、「特殊な病気になった人」「よくわからんことを言う人」と線引きしてきます。だから、その一言がものすごくうれしいです。その友達にはオンラインでボードゲームをいっしょに遊んでもらいました。


いい人でありたいな、と思います。いい人であることが何よりも求められる時代になってほしいなと思います。

現代は誰もが「今だけ」「金だけ」「自分だけ」でいっぱいいっぱいになっている時代です。でも「お金があっても人がいなくてサービスを受けられない」時代が遠からず来ます。部分的にはもう来ています。

いい人でありたいし、健康でいたいし、食べるものを育てる人になりたいし、いろんなものを自分で作れる人になりたいです。

できることからやっていきます。

2024.6.1

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