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【レビュー】バイオハザードHDリマスターをネタバレ無しでレビュー!
バイオハザードHDリマスターをクリアしました。
シリーズ作品をちゃんとプレイしたこと自体ほとんどなかったのですが、改めてクリアすると凄く楽しい体験でした。
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■キッカケは狩野英孝さんの生配信
年間かなりの本数プレイする僕ですが、ホラーゲームの経験はほぼ皆無でした。
唯一『Dead by Daylight』は好きでプレイしていましたが、プレイしてる感覚はホラーゲームのそれではなく、あくまで対戦ゲームの一つと言った感じ。
演出やゲーム体験を楽しむというより、プレイヤースキルを向上させるために練習練習練習…。それが楽しいゲームでした。
また、ゲームに限らずホラー映画とかホラー漫画とか、いまいち面白さがわからなかったんですよね。
嫌い…というより興味がなかったと言った方が良いです。
そんな私がバイオハザードをプレイするに至った経緯はずばり、芸人の狩野英孝さんのYoutubeです。
・狩野英孝めっちゃ面白れぇwww
もともと狩野英孝さんのYoutubeは好きでよく見ていました。『Dead by Daylight』もプレイしてましたしね。
毎回だいたい2時間ほどの生配信でプレイされてたんですが、これがまぁ本当に面白い(笑)。2時間あっという間。
リアクションが良いとか、天然発言が多いとか、色々と面白さを解説する言葉はありますが、狩野さんの配信は"見る”以上に適切に解釈できるものではありません。頭空っぽで見てみてください。
・PSStoreでセールやってるじゃん!
狩野英孝さんの配信を見てからも、しばらく購買意欲に繋がらなかったバイオシリーズ。しかしある時、プレイステーションストアのセールを見てみると、シリーズ全作品セールが来ていました。
RE2&RE3が4000円ほど。クレア可愛かったし、なによりリメイクされた2作品の評価もすこぶる高かったのは知っていたんで、思わず衝動買いしたんです。
それで、せっかく2と3を買うんだったら1作目もプレイしてみようとバイオHDリマスターも…という流れでプレイするに至ります。
■バイオハザードHDリマスター レビュー
・バイオHDリマスターとは
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ジャンル:サバイバルホラー
バイオハザードHDリマスターは、1996年3月に発売されたバイオハザードのリメイク作品。リメイクされたのが2014年なので、これ自体がもうすぐ10年経とうとしてるんですよね。
ジャンルは色々呼ばれていますが、現代的にわかりやすくまとめると
ホラー+脱出ゲーム+シューティング
という感じ。
公式サイトでは下記のように紹介されています。
プレイヤーは、逃げ込んだ洋館を探索し脱出を図る事になる。
脱出ルートを確保する中で、時には敵との戦闘に迫られることも。
限られた弾薬や隠されたアイテムを駆使しつつ、 絶望が迫る状況においても自身の手で抜けだす方法を見つけていかなければならない。
この“限られた弾薬や隠されたアイテム駆使しつつ”という部分が、バイオ1におけるゲーム性の核たる部分。
自動的に照準を敵に合わせてくれるので、シューティング部分はおまけ程度。
ストーリーも凄いシンプルで、基本的に探索と戦闘がプレイの中心になります。
・初見プレイでのクリア感想は?
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いやぁ、めちゃめちゃ面白かったです。
ホラゲー自体全然興味のなかった僕がしっかりハマってしまい、3日でクリアしてしまいました。
特に弾薬管理と謎解き部分が楽しくて「どうやって効率的に行動しよう?」「もしかしてこのアイテム同士を組み合わせるのでは?」と、プレイ中は常に何かしら考えさせられます。
脳死プレイなんて言葉がありますが、ゲームは何も考えずに遊ぶとただの作業に成り果てると思うんですよ。
そういった意味でバイオ1は、たった10時間程度のボリュームなのに”遊び”という部分がとても濃厚でした。
シリーズ初プレイの僕にとって、操作感も含めてかなり新鮮なゲーム体験でした。
・特によかったところ
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良かった部分
・弾薬管理や、持ち運ぶアイテムの取捨選択めっちゃおもろい
・誘導されてるはずなのに、物語を自分で切り開いた感
・謎解きが奥深い、けど難しすぎない
・無駄なアイテムがマジで無い
僕が新しいゲームを選ぶ時、”このゲームには自分で考え、プレイヤーが行動や選択を決められる余地があるかどうか”が重要な基準だったりします。これは「脳死プレイ=ただの作業」という持論に基づくものです。
僕が今までバイオシリーズに惹かれなかった理由もこれで、プレイ前はゲーム説明だけ見ても「自由度めっちゃ低そう…」という感想でした。
正直、「自由度めっちゃ低い」に関しては想像通りでしたが、その先にある体験はかなり新鮮なものでした。
自由度の高いゲームは「何から始めよう」からはじまり、目的を自分で設定して行動に移します。しかし目的達成の過程はそのゲームの”ゲーム性”に依存しており、単調になりがち。
例えばバイオ1の前にプレイしていた『Horizon Forbidden West』で例えると、
①クエストの受注(目的の設定)
②敵でる(ゲーム性に依存した過程)
③目的達成
という定番の流れがあります。
ホライゾンの場合、過程である敵を倒すという部分に多彩なゲーム性があるので、この単調にテンプレを繰り返しても飽きづらい作りになっています。
近年の人気作はこの傾向が特に強いと思うのですが、バイオの場合、ゲーム性自体があまりにもシンプルなので、様々なアイデアが創痍工夫されて、ぐちゃぐちゃな順序で登場します。
そのため別の謎解きで使ったアイテムを再び利用して謎を解いたり、序盤に手に入れたアイテムが後半になって活きるなど、めちゃくちゃに絡まった謎を一つに収束させていくような満足感があります。
それでいて個々の謎解きの難易度は高くなく、閃きや直感がうまく働けばサクサク進んでいくんです。
多様性のある面白いゲーム性を一つ構築し、あとは外観を変えて繰り返すゲームとは、根本的に楽しさの質が違うと感じさせられました。
・強いて悪いところを挙げるなら
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・全体的に新規ファンより古参ファン向けのつくり
・ホラー部分が思ったより弱い
・ストーリーがシンプル
やや強引に悪いところを挙げると、全体的に新規よりも古参ファンに向けた作りになっている気がしました。
例えば、ストーリー部分。
ところどころにムービーが挟まれる形で物語が進行していきますが、もう少し丁寧に描写しても良かった気がします。
「レベッカなんでここにいるの?」と感じる部分が多かった。ストーリーの中に上手く落とし込めるような内容な気がします。
これがリメイクされた2014年と言えば、PS3からPS4へ市場が移り変わる時期です。GTA5やメタルギアソリッドVが発売した年ですから、すでにユーザービリティの高いゲームに慣れたプレイヤー層も多かったはずです。
需要のある体験や価値観はこの頃からすでに今の感覚にだいぶ近くなっていたでしょう。
当然、カプコンさんもこれはわかっているはず。
つまり、原作の補完をあまりしないでリリースしたのは意図的なものなのでしょう。
オリジナル未プレイなのであくまで勝手な予想ですが、おそらくファンにお馴染みの演出やカット、操作感覚などがあって、それを活かす方を優先したのではと予想してみたり。
また、ストーリーのシンプルさは人によっては満足できないかもしれません
。とてもシンプル。
洋館+ホラー+特殊部隊 という要素をあらかじめ理解して進めていけば、「こうなるだろうなぁ…」という予想から大きく外れることはありませんでした。(製薬会社アンブレラが悪…みたいなざっくりした情報だけ持って初プレイする消費者も多いはずです。)
僕自体が、いわゆる高度なユーザーになってしまっている感は否めませんが、不感症になってしまった現代のゲーマーにとって、バイオ1のストーリーに目新しさや驚きはなかったです。
それに比例して登場キャラへの感情移入や愛着もそれほど湧かなかった気がします。
一方で、初見プレイで批判が多かった(らしい)「所持枠6個しかない問題」は、個人的に大好きでした。
頻繁にアイテム整理を求められるのがストレスになるというのは理解できますが、ゲーム内の整理整頓大好きな僕にとってアイテムボックス前はめちゃめちゃ楽しかった。RE2でもこれを活かしたバランスにして欲しかったくらい。
■まとめ「よし!シリーズ追おう!」
あくまで個人的なレビューになりましたがいかがでしたでしょうか。
正直noteの使い方もほぼわかってないのですが、あまりにもバイオ1が楽しすぎて文章にしたくなり、勢いで初めてしまいました。
なんにしても、最近夢中になれるゲームが無くて寂しかったのですが、新規開拓、新しい扉を開いてくれたバイオハザードと狩野英孝さんに感謝しなくてはいけませんね。
これからバイオシリーズをしっかり追って楽しみたいと思います。
大野原幸雄
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