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銀行の利益は僕らの損失!2024年のキーワードは外貨預金! ~お金の学び~

(※今日の記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓)
https://voicy.jp/channel/660/707357
※大河内薫”お金の学び”Voicy 2024年1月18日放送より

どうも大河内薫です。
銀行の利益は僕らの損失だから気をつけなきゃいけない、けど銀行は企業だし利益を追求しなきゃいけない。
そしてそれは結構長期目線であることとか、そんな考え方もあるのねと思うところが結構あります。
銀行側の思惑を知った上で、利益を知った上で、それは全部僕らの損失なのでしっかりと回避していこうねという思いを込めて今日はお話しします。


◾️銀行の利益…手数料

まず銀行の利益が僕らの損失になっているというもので一番わかりやすいのは、投資信託の手数料かなと思います。
新NISAがよくも悪くもかなり煽られて広まっています。
僕はここはチャンスだと思っていて、広まったものを生かしたいなと思っています。

やらなきゃ損みたいな感じで悪く広まっている部分もあります。
そこは、そうじゃないんです新NISAというのは手段です。あなたの目的に向けて必要であれば手段として使ってください。
ただ、ほとんどの日本人の目的…老後の不安を解消したいという目的に向けては、新NISAは最も有効な手段になります。社会保障として使っていくべきですよ、と。
さらには、こういう使い方があるはずですよ、と。
こういうことを僕はお伝えしたいので、今後もずっと発信していこうと思っています。

その時に、銀行の窓口で受付の人と相対してその人から買うのと、楽天証券とかSBI証券というネット証券で買うのとでは、同じ商品を買っていても手数料が大きく変わってくるという事実があります。
これは当たり前なんだけれど、ちょっと納得いかないところがありますよね。同じ商品を買っているのにね。

でもこれはもうしょうがなくて。
やっぱり人が受付をしてくれたというところに対しての手数料を払わないといけないんですよね。人件費がかかってますから、そこでしっかりと利益を上げたいんです。
つまり銀行の利益は僕らの損失であると。

1円でも手数料が安いところで買おうという意識を持って臨まないと、ちょっとずつ手数料を支払って損失をするということになっちゃうわけですね。
手数料をしっかりと意識する。これが基本ですよね。

◾️銀行の利益…外貨預金

2024年のキーワードは「外貨」です。外貨預金です。
この外貨預金で利益を上げようとする銀行の動きはもう始まっています。

先日、口座を持っている三菱UFJ銀行からメールが来ました。
タイトル「外貨定期、米ドル1年ものの金利が年5.5%」というメールです。
これどうですか、皆さん。
年5.5%の金利が付くよと。ちょっと心躍りませんか。しかも米ドルです。
どっかの聞いたことのない通貨だとなかなか厳しいなって思うんだけど、米ドルだったら年5.5%で、しかも1年定期ならありだなって思う人もいるかもしれません。

ここで立ち止まってよく考えてみましょう。
三菱UFJ銀行は、わざわざ顧客にダイレクトメールを打っています。
銀行の利益が僕らの損失であるということは、この商品は僕らの利益なわけですから、あれ?銀行の損失なのかな?と思いますよね。
銀行が、僕らの利益のためにものすごく頑張ってくれるのかな?なんて思う人もいるかもしれませんが、結論から言うとこれは手を出しちゃいけない商品なんですよね。
つまり僕らに損失があります。
米ドル1年外貨預金、金利年5.5%というこの商品は、銀行にとってとても利益があるということです。

◾️外貨預金商品の仕組み

どういう仕組みかというと…
銀行は、自分たちが持っている外貨預金米ドルの出口戦略として商品を作っているんですよ。
もうしっかりと銀行は利益を得たから、米ドルを手放そうとしているんです。

為替は今、円安ドル高なので150円弱ぐらいになってますよね。
でも僕ら世代は1ドル100円がなんとなくの相場感だと思うんですよ。
そこから比べたら円安になったというのが現在地ですね。
来月、あるいは半年、1年後はどうなるかはわからないけれど、基本的には金利っていうのは通貨の総量ですからね。これをマネタリーベースと言います。

このマネタリーベースで大体の動きがわかるんです。
2〜3年スパンの動きはわかる。
つまり米ドルの量が日本円の量に対してめちゃくちゃ増えたら、当然価値が下がるのでドル安に向かう、とか。
逆に日本円の量がものすごく増えたら、円安に向かいますよね。
これが為替の基本概念なんです。

当然、今アメリカは経済の調子がいいからドルが強くなるよねとか、日本の金利が安くて日本円で預けても金利がつかないんだったらアメリカドルに行くよねとか。
そういう要因もありますが最も根本的で大本の考え方は、通貨の総量です。
このマネタリーベースを比較するのが基本なんですよね。

そういうものを見ていると、2〜3年くらいの金利の動きはだいたい読めます。
100発100中は無理だけど、だいたい読めるんですね。
だから銀行の人たちは、その金利の動きを読んでいるわけです。常にやっています。
2〜3年先の動きを読み、円安ドル高になると分かったところで大量にドルを買い込んでいるんです。メガバンクは全部やってますね。

今回、三菱UFJ銀行のメールの話をしましたが、三井住友銀行も外貨預金記念キャンペーン、キャッシュバックキャンペーンみたいなものをやっているみたいです。
銀行からしたらこの商品は、大量に買い込んだドルを利確する作業なんですよね。つまり銀行の利益を確定する作業です。
1ドル100円が1ドル150円になっているということは、3年前に100万円分ドルを買っていたら、今150万円になっています。利確したいですよね。

ドルを売りたい → 誰に売ろうかな → 顧客に売ろう ということですね。

だから、外貨預金にいい感じのものをつけて顧客に買ってもらうというわけです。

◾️外貨預金キャンペーンは僕らの損失?

今日のテーマに戻ります。
銀行の利益は僕らの損失ですから、キャンペーンなどの外貨預金に手を出しちゃいけないということなんです。

今150円でドルを買って年5.5%で金利がついた。
でも、1ドル100円になったら…3分の1の価値が減りますよね。100万円突っ込んだら、66万円くらいになってしまいます。
だったら金利がついても意味ないですよね。

為替がまだまだ円安ドル高の方向に向かっていくなら、銀行はドルを手放さないですからね。
ドルを手放したいということは、もう完全に頭打ち、これからは円高ドル安に向かっていくと銀行は思っているということです。

この辺りの流れをしっかりと把握できるといいですね。
2024年は特にキーワードとして外貨預金は危ないぞと思っておいてください。

なかなか難しい話だとは思います。
こう長期目線で見るのは、総合的な知識が必要になってくるので難しいです。
結論、簡単に言うと、銀行には近づかないということですね。

給与の受け取り、売り上げの受け取り、つまり入金を受け入れるための口座、そして支払いをするための口座、それがあれば十分ということなので、入金と振り込み以外は銀行は全く使わなくていいというのが結論です。
銀行を使ってめちゃくちゃ利益が上がりましたというのは、もう現代にはないです。

◾️まとめ

この辺りの話を、近くの大切な人にしてくださいね。
しっかりと説明をして、納得してもらうようにしてください。

説明が難しいと思ったら、このVoicyを聞かせてくれれば大丈夫だと思いますから。
そしてそれはね、僕にとっても嬉しいことですからね。
ぜひぜひ、こういう大切な知識はみんなでシェアをしていきましょう。
防御力を高めて、自分たちの資産を形成していきましょう。

◾️お知らせ

<熊本エデュケーションウィーク>

1月20日(土)〜28日(日)

熊本市と熊本市教育委員会主催で、熊本エデュケーションウィークというものが行われます。
これまではオンラインでしたが、今年はオンラインとオフラインのハイブリッドです。

僕は1月21日(日)朝10時に登壇します。
お近くにいらっしゃる方はぜひ確認してみてください。先着70名だそうです。(登録が必要)
オンラインでも視聴できますしコメントで質問もできるので、ぜひみんなでね熊本エデュケーションウィークで学びましょう。
僕以外にも、ものすごい人数の登壇者がいますので、チェックしてみてください。

<プレミアムセミナー・質問大会>

1月24日(水)21時

どんな質問でもOK、何でもOKです。
お金に関係なくても、どんな質問でも僕の分かる範囲で答えていきますので、ぜひともお越しいただけたらなと思っています。

それでは本日も張り切っていきましょう。

それでは、素敵な1日を。
最後まで読んでくれたあなたに、幸あれ✨じゃあね!

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