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【体験談】天王星がICを通過した時起きた事

トランジットのトラサタ惑星が、ネイタルのアングルを通過するという、一生に数回の(恐怖の?)イベント。

冥王星のASC通過事件がやっと収束したかという頃、今度は天王星がICに乗る・・・
という時系列が生まれた時から設定されていた私のネイタルは、なかなかスパルタだと思います。



と言っても今回は、
冥王星の時ほどの事件はなく、

むしろ、最初に言ってしまうけれど、
具体的な出来事と言えるようなことは何も起きていません。

ただ、明らかに”コレだ”と感じることがありました。

そのため今回は少し抽象的な表現になりますが、私がこのイベントから受け取った感覚を綴ろうと思います。

やはり、ICというだけあって、
影響は心の奥深いところで現れました。

天王星は私の心の奥深いところを、人知れず書き変え去っていきました。

今思えば、
私が書き換えるべきことに気づけた時点で、
現象としてそれ以上は起こる必要がなくなり、無事収束したのかもしれません。

今回は、星の事を知っていて本当に良かったと思いました。




勝手な事前予想

前回と違うのは、私がこのイベントが来ることを事前に認識してしまっていたという点。

冥王星には文字通り痛めつけられていたので、
今度は何に襲われるんだろう?と色々な仮説を立て、ある意味で覚悟していました。

占星術の教科書には・・
天王星×IC= 
離婚、独立、親関連、家関連の変化など。
しかも、突然、驚くような、思いもよらぬ方向から・・・



結果、ICを5度程過ぎた今、

予想していたどの現象でもないけれど、
絶対にあの感覚のことだ・・と腑に落ちています。

なぜそう言えるかというと、
今回はリアルタイムで運行度数をウォッチしていたからです。

天王星は数ヶ月間にわたり順行逆行を繰り返しながら私のIC周辺を踏みつけていた訳ですが、

今回もまた驚くことに、

ICぴったりの度数(分まで入れて)に限りなく近いほど、

精神的につらかったのです。

きっかけは特になく、

些細な事が積み重なり、ここにきて違和感がついに放置できないものになってしまったようです。


星のせい、を知っていて良かった

それは、ここで文字にするのもはばかられるほど、
もう思い出したくもない感情。

とにかく息苦しかった。 

まわりに起きていること、まわりの人、手に入ったもの、いまの環境、
全てが”私じゃない”と気づいてしまった。

かりそめの自分が欲した、その結果だったと。

どうしてこうなってしまったのか。
これからもこんな風にしか生きられないのか。

否定の刃はすべて自分自身に向けられました。

誰にも何も話さず、ただひたすら自分と会話する数ヶ月。

表に出すなんて到底考えられなく、見えないように蓋をして、変わらない日常を頑張って送っていたように思います。(当時の自分の写真を見ると表情がひどい…苦笑)

天王星が私のICジャストを踏んづけていた数日は、
どうしようもないピークで、
一人うずくまり、

心の中で「絶対にまけない、がんばれ私!」
と祈るように過ごしていました。


星を知っていて本当に良かったと思う事に、

「これも全て星のせいだから」と、

どんなに闇落ちしている時も、もう一人の私が俯瞰して私を応援していました。

変に逃げたり抵抗するのはむしろ逆効果。
真正面から向き合う事が、いちばんの解決策。

私にとって必要なことであり、
ありがたいイベントだから。

そんな事を前回身に植え付けられていた私は、


辛いという感情を味わい、
涙も出ないくらい考え、

そしてある種の覚悟ができたところで心が晴れていきました。

天王星から受け取ったもの

私は私。
それは、何ものにも依存せず、
自分で人生を選び創る意志のようなもの。

自分の人生の責任は自分にある。
だからこそ、これからは責任持って舵取りをしよう。

意外にもそれは覚悟がいることでした。



これまでも私は自立していると思っていた。
それなりに働いてきたし大抵のことは自分で出来たし、
でも、そういうのではなかった。

いつも、無意識に、
”私でない何か”=人や環境や状況、常識だと思っていること等々…
に、判断や評価の基準を設け、
挙句の果てに未来予測まで委ねてしまっていた様。

だから、制限ばかりだった。

「自由には責任が伴う」とはよく聞くけれど、
人生の責任を自分でとろう、と本気で思ったとき、

世界がとても自由なところに見えて、
なんだか楽しく、身体からやる気がわいてきた。

目に見えることは何も変わっていないのに、
急に足枷が取れたような感覚。

思い返せば、勝手に付けたこの精神的な枷は、
守るものができてから明らかに強固になっていた。

結婚し子供が産まれ、自分の家庭というのもを持ち、心も体も帰る場所=4ハウス が出来てから。

それは私にとってかけがえがなく、これからも守りたいものであることには変わりない。活動の基盤になっている場所であることにも違いはない。


だけど、私は私。


4ハウス的なものにすら決して依存しない、心を支配されない、自由な発想で生きる個である。


”心の帰属場所”(IC)
そしてそこからの
”心の独立”(天王星)

過ぎてみればとても教科書的で、
言葉にするとつまらないくらい普通の事のようなのに、

こんな境地があるなんて想像が及ばなかった。

天王星のすることは想像を超えてくる、と言われているとおり、
事前予測なんてできるはずがなかった。

そうして自分が見る世界が変わると、本当に不思議なことに、周りのあれこれも変わっていく。

そんな体感もほんの少し、今、受け取りつつあります。


とある占星術師の体験談

オマケにもうひとつ。

とある占星術師の先生が、自身の実体験として話していたこと。

いまや作家や講師等で活躍されている方ですが、
星読みを知り学び始めた頃、何かに突き動かされるようひたすら学び、自分の使える全ての時間を知識習得に費やしていた、そう。

そしてその頃、まさに天王星がICを通過していた、と.…!


私も同じ状況で驚きました。
別に何に急いで必要なわけでもないのに、
おかしなほど星漬けの毎日を送っていました。

天王星には占星学という意味もあります。

占星学に心を奪われる?乗っ取られる?
いや、心のよりどころになるという方が合っている?

天王星on IC という象徴、
まさにそのままの形で現れることもあるようです。




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