ゼロスタートでの起業
会社勤めを15年も経験したので当然お世話になった得意先もたくさんありました。
その中でも独立を応援していただいた方や「独立したら契約してあげるよ」と涙の出るようなありがたいお声をいただいた方もいました。
しかし、独立した時は「絶対に前職の会社の取引先を取らない」と決めていました。
理由は2つあります。
ひとつめは「覚悟」です
独立した時はまだ38歳。
これから30年も自分自身でやっていかないといけないということから考えると、前職の取引先に頼るところから始めるというのでは「これから自分でやっていけるわけがない」と思っていたからです。
失業保険も取らず会社を辞めてすぐ開業届を出したのも同じ理由です。
それくらいの覚悟がなければ「温浴経営コンサルタント」のような正解事例すらない仕事をやっていけるわけがありません。
ふたつめは「立つ鳥跡を濁さず」です。
前職の会社には長くお世話になってきたわけですから、前職の会社に迷惑を掛けてスタートしたくないと思っていました。
温浴業界など小さな業界です。
実際に今でも感じることですが、大阪の片隅でひっそりと仕事をしているつもりでも意外にいろんな方に知られていたりします。
スタートした瞬間から評判を落とすようなことはしたくなかったということです。
結果的にはゼロスタートとなりました。
次回はゼロスタートからどうやって独立初期を乗り越えたかを話したいとおもいます。
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