2021年に出会ったオススメ本
皆様こんばんは。
そしてあけましておめでとうございます。
書いているのは大晦日ですが、きっとみなさんが読む頃には年を越していることでしょう。
一応プロフィール置いておきます。
ということであけおめですが、
去年一年で出会った本の中からおすすめ本をここに記しておきます。
(この記事は全文無料です。)
僕が読書にハマったのは2019年なので、まだ読書歴が浅く、
まだまだ昔の本を読み漁る段階でもあります。
ですので、今年のオススメではありますが、今年発売に限っているわけではないのでご了承ください。
一応今年読んだ本たちを羅列しておきます。
またKindle Unlimitedで薄めの本を40冊くらい読んだのですが、それは記載しませんでした。
ちなみに上の写真の中には、僕にとっては必要でも、
みんなにとって必要ではないであろうという良書もありました。
なので、今回は、読書が苦手でもこれは読んで!という万人にオススメ!って本を選びましたので、最後までお付き合い頂けたらと思います。
それではいきましょう。
社会・文化部門
2030年すべてが「加速」する世界に備えよ|ピーター・ディアマンディス
2020年12月初版発行の本で、今年のはじめに読んだ本です。
当時の僕にはとても刺激的で、今の僕には見えない未来をのぞかせてくれる本でした。
マジシャンというエンターテイメント業に身を置いて
未来を作りたい僕としては、エンタメの未来がどう動いていくのかには非常に興味がありましたし、この本と出会ってからリアルとバーチャルの世界の融合に僕らも参戦しないといけないと強く感じたことを覚えています。
実際そこから、バーチャルマーケットやVR業界への足がかりを作れた一年でした。
私たちは、自分たちがどうやって生きるか常に選択を繰り返しています。
少しだけでも未来を具体的に見えた方が納得感を持って行動できるので、ぜひこの本から未来を覗き見して、その上で現在の自分を見つめていただければと思います。
マーケティング・セールス部門
影響力の武器|チャルディーニ,ロバート・B.
本の分厚さから長年読むことを躊躇っていた本です。
なんなら読む前までは、「どうやってインフルエンサーになるか」みたいな本だと思っていました。
影響力を持つというのは大勢に対してのニュアンスだと思っていたんです。
世の中にはいろんな人を動かす心理学の本がありますが、
正直この本を読んで、「これだけでいいじゃん」とさえ思いました。
人間活動の8割は自己表現だと言われています。
実際僕の活動のは100%で反対側に人が存在します。
僕の仕事でいうと、
マジックでお客さんと接するのも
営業で企業様と商談するときも
マネジメントで後輩を育成するときも、そこには人が介在しています。
そもそも人が介在しなくてもいい仕事は機会がやるので、今後はもっと人らしさから逃げられない時代になるとも思っています。
今更僕が紹介する必要のない本ではありますが、
マストバイだと思います。
ビジネスキャリア部門
苦しかったときの話をしようか|森岡毅
USJをV字回復させた日本が誇る天才マーケターの森岡さんの本。
森岡さんの本は他にも数冊持っていて、どれも素晴らしいのですが、
これは他の本と違って、自分の娘に向けて書いた文章ということもあり、
とてもわかりやすくキャリアのことが書いてあります。
また、僕自身に刺さる金言がたくさんありました。
20代前半までのキャリア選択に迷う人にはぜひ読んでいただきたい本です。
これにはとても納得しました。
即行動に移すことを話している本は多いですが、
なぜ即行動に移さないといけないのかを端的に答えていて言語の天才だなと感じました。
僕自身、キャリアについてかなり言語化してきたつもりだったのですが、
森岡さんが、シンプルかつ強いセリフで表現するので、僕は脱帽して尊敬しまくりました。
もう一冊この分野から紹介したいと思います。
マーケターのように生きろ|井上大輔
これもキャリアに迷う人に読んでほしい一冊です。
際立った個人がフューチャーされる時代になり、
表現できる自分がない人は生きにくさを感じていると思います。
この本は、自分発信じゃなくても、
相手をよく知りそれに応えるという生き方を提案する本です。
そしてこれは決して自分を殺すということではなくて、
相手が求めることを自分なりのやり方で叶えていく。
そうして喜ばれてこそ幸せなんじゃないか。という問いを僕らに与えてくれます。
個人的な感想としては、
まずは根本のマーケティングを学びつつ、
それを個人の生き方に活かしてみようという構成なので、シンプルに勉強にもなります。そんでもってめちゃくちゃわかりやすかったです。
選ぶべき市場として、
自分ができることと、相手にできる人の多さの掛け算が多い分野
という内容が書いてありました。
僕はTikTokでマジックの発信をほとんどしていないのは、この考え方からです。現状でいうとマジック市場の数千倍恋愛市場の方が大きいと判断しました。
著者の方がソフトバンクのメディア統括部長の井上さんという方なのですが、
会社に所属していることもあり、現状会社勤めの人でもかなり参考になるのではないかなと思います。
苦しかったときの話をしようかは
学生に読んでほしくて、こちらは20代の会社員に読んでほしい一冊です。
気にいった一文
エッセイ部門
聖域 | コムドットやまと
アンチの力が凄まじく、アマゾンのレビューを見ていてもそれを感じますが、
僕はとてもいい本だと思いました。
そもそも全てのサービスにはターゲットというものが存在しています。
ヤマトくんの本はきっと自分より若くて、それでも未来に対して期待と不安が入り混じった人がターゲットなんだと思います。
だから内容が薄いと叩く前に、
自分がターゲット外であることを自覚した方がいいと思っています。
(僕自身がアンチに対して思っていることでもあります)
ただ、オススメしておいてあれですが、実は僕はコムドットの動画をほとんど見たことがありません。TikTokで流れてくる切り抜きで完結してしまっています。
だからおそらくファン補正はないっていないと思います。
という前提の上、この本を選ばせてもらった理由は、
わかやすく、印象的だったからです。
本の本質は、難しいことを書くことでも、
内面の素晴らしさを書くことでもありません。
読んだ人が何かを感じて、その本によって影響を及ぼすことです。
つまり本を通じて読者の行動が変わったら、それでこそ意味のあることだと思っています。
そういう意味ではこの本はその点が網羅されていると思います。
本を内容を極限まで抽象化すると「自己理解をして、即行動しろ」ということで、これは自己啓発本はほとんどこれに行き着くんです。
それでもヤマトくんは自分にしか書けない文章を理解していて、それをこの本の中に詰めたんだと感じました。
アンチなんて気にしていないとは思いますが、このまま突き進んでほしいですね。
チャンネル登録しようと思いました。
文学部門
20代で得た知見| F
僕は、本を読むときに、
いくつかのジャンル分けをするのです、実利価値というか、
情報そのものに価値があるパターンの本が多いです。
マーケティング本とか文章術とかの本は、新しい知識やテクニックを知るという意味合いで買っています。
一方、文学部門に入るような、物事の新しい捉え方を得られる本を読むことは多くありませんでした。
それこそ哲学の本を読むようになってから、考え方や捉え方の重要性により気づき、そんな時に読んだのがこの本です。
僕にとって、自分の考え方が否定されていくような知見に出会えてよかったという印象です。
そしてきっとこの文章は今の僕に足りないことがたくさん詰まっているような気がしたんです。
僕はきっと強い人間で、寄り添って人を助けることが苦手です。
この本ではそんな僕の弱さに気付かされて、きっとこの本に救われる人は多くて、僕の文章に救われる人は少ないんだろうなと思いました。
それは決して自分を否定しているわけではないのですが、
僕の中に新しい概念をたくさん植え付けてくれた本だと思います。
今の僕を救う本ではありませんが、きっと来年読んだら、また別の感じ方をするんじゃないかなと思って、書籍として家に置いておきたい本でした。
以上です。
何かの参考になれば幸いです。
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