佐藤美加

中学生男子、小学生女子のおかあさん。日がな編んで暮らしたい。ライター&SNS発…

佐藤美加

中学生男子、小学生女子のおかあさん。日がな編んで暮らしたい。ライター&SNS発信の仕事をしています。2023年、短歌を詠んでみようと思いました。

最近の記事

NHK短歌(2024年4月号)

NHK短歌 テキスト2024年4月号 2首掲載頂きました。 ありがとうございます! 大好きだった祖父の新盆の精霊馬の景を詠んだものです。「これに乗ってほら、帰ってくるねぇ。割り箸の足じゃ折れちゃうんじゃないのぉ〜?」とかみんなでふざけていたら、思いのほか悲しみがずんずん来て、泣いてしまったのを思い出して。野菜に乗ってあの世を行き来するのだ、という風習=物語のなかに、まだ祖父を入れ込むにはまだ現実が生々しすぎて、受け入れられないな。という気持ちを「嘘」に込めつつ。 失恋→同

    • 吉川宏志選「ごめん」入選 / NHK短歌(2024年3月号)

      1月21日放送のNHK短歌で、私の歌を放送していただきました!詠んだ歌がテレビで流れるというのはとても不思議な体験でした。自分じゃないみたいで恥ずかしくて、でも、ものすごく嬉しかった。いくつか感想をDMでいただいたりして感激…。自分のことのように喜んでくれた家族や友人にも感謝です。改めてテキストで吉川宏志先生に評を頂いたのも嬉しく、何度も読んでは噛み締めました。 謝るのにも謝られるのにもひと苦労の思春期息子とLINEを応酬する中で生まれた歌だったのですが、思ったより権藤にフ

      • 私の好きな短歌 #3 | この町の見知らぬ人と

        Xで、「 #撃ち抜かれた短歌を語る 」というタグがトレンドになっていました。 面白くてずーっと眺めてしまった。 わかるぅ〜、わたしもわたしも〜!!っていう歌もあれば、全然知らなかった…なにそれ…ズキュン…♡ というものもあるし、全く撃ち抜かれなくてどういうことだろうと考え込んでしまうものもあって。つくづく短歌って面白い。 短歌をかじりはじめてまだ日が浅いけれど、私の撃ち抜かれた短歌といえば、これかな。 「しびれる短歌」の中で紹介されていて初めて知りました。 この歌を

        • ジャニーズ、最後の日

          これは、ロミオとジュリエットの一節。 『名前が一体なんだろう?私たちがバラと呼んでいるあの花の、名前がなんと変わろうとも、薫りに違いはないはずよ』 これは、赤毛のアンの一節。 『バラはたとえどんな名前で呼ばれても甘く香るって本で読んだけれど、絶対にそんなことはないと思うわ。バラが、あざみとかスカンク・キャベツとかいう名前だったら、あんないい香りはしないはずよ』 ーーー 先日、初めてコロナに罹りました。経験したことのないものすごい鼻水と涙のせいで、自分の顔で溺れるかと

        NHK短歌(2024年4月号)

          私の好きな短歌 #2 | 制服は未来のサイズ

          大学卒業後ずっと、ゆるゆるフリーランスとして暮らしている私がいま、主に仕事をさせて頂いているのは、横浜市青葉区を拠点にした、ローカルメディアの編集部。ウェブメディアと同じ名前、「森ノオト」というNPOが運営しています。 森ノオトの書き手は、地域の子育て世代のお母さんたちを中心とした市民ライター。毎年、森ノオトではライター養成講座を開き、自分らしく記事を書くための"いろは"を丁寧に伝えています。 純度100%の市民ライターの作るメディアということに加えて、とっても面白いなぁ

          私の好きな短歌 #2 | 制服は未来のサイズ

          私の好きな短歌 #1 | 沈丁花の頃、祖父が言う

          自分で言うのもなんですが、私は、いわゆる"お嬢様学校"と言われる私立の女子校に小学校から高校まで通っていました。当然、小さい頃からずっと電車通学。毎朝徒歩7-8分の駅までの道のりを、当時 幼稚園の園長をしていた祖父と一緒に歩くのが日課でした。 祖父は小柄な人だったけれど、それはそれは彫の深いイケメンで。おまけに、透き通るような青色の瞳をしていたのです。四国生まれの生粋の日本人のはずですが、どことなく妖艶な雰囲気をまとった、超かっこいい自慢の祖父でした。いつもオーダーのスーツを

          私の好きな短歌 #1 | 沈丁花の頃、祖父が言う