生態心理学的アプローチ②

前回は概念的な事をざっくり話しました.『知覚』や『深層筋』の話などが中心だったと思います.

知覚をよりするには筋緊張が重要ですが今回は,B ernsteinの定義による人類が獲得した動作構築の4水準から説明していきたいと思います.これも生態心理学的アプローチの基礎となるのでとても重要です.

レベルBには基本動作も含み,基本動作こそがあらゆる運動の背景に重要かと思います.
起き上がりで出ている筋や関節の硬さは,歩行やより難易度の高いバトミントンなどのスポーツにおいても普段固い筋肉がその時だけ突然緩むと言う事はほとんどありません.(自分の経験上)

自分は回復期なので基本動作とADLなどの共通項目など分析し基本動作のパターンを良くする事でADLの質が変わることも多くあります.

CとDはわかりにくいため例を挙げます.

高次の場面ではDが判断します.
Cは書いてある通りただ単一の動作を行うなど単純な物に限ります.

動的な姿勢の安定がまずは第1であり,その次にいかに基本動作でコントロールしていくか?(多くは脳卒中の場合)
そして生活にどう落とし込むか?

個人的には基本動作が非常に重要かと考えられます.

+α
レベルAの中では姿勢の保持が重要とされていました.

上記の2つが体幹を安定させるには非常に重要です.

APAも表在筋が過活動な環境や上肢で手すりを強く把持していると働きにくいとされています.

出血・梗塞側と同側の支配が多いため,麻痺側だけでなく非麻痺側にも注意して治療戦略を立てていく必要があります.

時間があれば網様体脊髄路の話もできたらと思います.

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