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e-温泉マイスター 香りの博物館

「大分香りの博物館ハーブガーデン足湯」
             e-温泉マイスター 大分県 梅木 美樹

 私が勤務する別府大学は、キャンパス内に4つの源泉と8つの温泉がある有泉大学です。その中で私が唯一入浴したことのある温泉が大分香りの博物館内にある「大分香りの博物館ハーブガーデン足湯」です。足湯の隣にあるカフェ サ・サンボンのランチボックスは私のご褒美ランチで、テイクアウトを取りに行く際に必ず目にする温泉です。

ハーブガーデン足湯

源泉名は「別府大学第一源泉」、泉質は「アルカリ性単純温泉」です。
液性はpH8.5のアルカリ性、浸透圧はヒトの体液よりも濃度が低い低張性、泉温は60.5℃のため高温泉に分類されます。
無色・澄明・無臭で刺激が少なく、肌ざわりのやわらかさが特徴で、子どもや高齢者、肌が敏感な人(私)にも優しい温泉です。また、メタケイ酸が温泉水1kg中に172.0mgと多く含まれるため、入浴後は肌がすべすべした感触になるのも特徴です。
一般的適応症としては、筋肉や関節の慢性的な痛みまたはこわばり、冷え性、胃腸機能の低下、ストレスによる諸症状、疲労回復、健康増進などがあります。泉質別適応症としては、自律神経不安定症、不眠症、うつ状態の改善が見込まれます。

足湯の周りにはローズマリーやスペアミントなどのハーブがたくさんあり、緑に囲まれながらの足湯は、ほっとさせてくれる空間になっています。そして、いつ見ても清潔感にあふれている温泉です。
その理由は、毎朝職員の方が垢や苔、落ち葉などを取り除いて、とても丁寧に管理してくださっているためです。また、天気や気温に合わせて温泉を出す分量を変え、お湯の温度を調節してくださっているそうで、職員の方の温かい気持ちも伝わってきます。博物館の入館者やカフェ、ショップの利用の方は無料で利用でき、足湯用のタオルがショップで販売されているので、手ぶらで来ても大丈夫なのもうれしいところです。ただし、屋根がないので雨天時は残念ながら入浴できないのでご注意ください。

日々の仕事に疲れた時は、カフェ サ・サンボンでおいしいランチを食べ、ハーブガーデンを眺めながらゆったりと足湯につかるのはいかがでしょうか?別府大学にきて地獄蒸しの研究を始めた私にとっては、いつかキャンパス内に地獄釜ができて、そこで調理された地獄蒸し料理を足湯につかりながら食べられたら最高だなと密かに思っています。

『別府”温泉”大学』 湯に学ぶ、ユニバーシティへようこそ

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