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yes-no

私が小四の頃の歌です♪
兄がオフコースが好きで日常的に耳にしていました。

恋心に揺れる男性視点での歌ですね。
果たしてこの恋は実るのか?フラれてしまうのか?
でも、彼女のことで身も心もパンパンな状態。
詩を読んでいくと、この二人、何とか結ばれた感じなのかなぁ...という。

男の脆さ弱さ軟弱さを中性的な声の小田和正さんが切なく歌う。

イントロのフリューゲルホルンが、これから始まろうとしている恋への不安感を醸し出してます。

とにかく彼女が気になってしまい、彼女の話ししている内容すらうわの空。
他に彼氏がいるのか?いないの?気になってる癖して、答えたくなければ聞こえないフリをすればいいと...
言葉では上手く想いを伝えられない口下手な男は、自分の気持ちを察することができない彼女にちょっとイラッとし、ほら、また笑うんだね、ふざけてるみたいに...と。

ここで、彼女がどの程度の笑いをしたかわからないが、身体をくねらせるような仕草をしたのだろうか?
『今、君のにおいがしてる』

もう、ここまでくると動物的反応です。
と、同時に彼女はとても身近な位置にいるのかな?
対面ではなく、隣とか...

もう、我慢ならぬ。

『君を抱いていいの?好きになってもいいの?』

この抱いていいの?はそっち系の意味ではなく、抱きしめたいほど愛おしいという意味合いだと思います。

そうでないと、順序が逆ですからね。
抱きしめてしまったら、もう後には引けない...
『好きになってもいいの?』なんて言ってますが、すでに8割はそっち側へ足を突っ込んでますよね?

『夏が通り過ぎてゆく』
季節の流れを表現することで、彼女に対する片想いの経過を被せてます。

この二人が会っているシチュエーションは、どちらかが誘ったのでしょうか?そこらへんが不明です。
それとも、日常的にそのような場面が多々ある二人なのでしょうか?

でも、彼は明日も会う約束にこぎつけます....

この次なる歌詞がまたちょっとした不安感を持たせます。
『何も聞かないで、何も、何も見ないで。君を悲しませるもの、何も、何も見ないで』

もしかすると、彼女は他に好意を寄せてる人がいるのだが、うまくいってないような....

ありがちな話として、恋愛相談を持ちかけられてるが、実はその相談相手のことが好きで好きで....みたいな。

男性の完全勝利までの結果は歌では判断できませんが、とりあえずは彼女との恋のスタートラインに立てた。
そんなイメージがわいてきます。

小田和正さんの澄んだ澱みない声が、男性のイメージを好青年にしていますね。
歌の中の彼を応援したくなります。

二人の恋が成就しますように....

私にも彼のように心身揺らいだ女性がたった一人だけいました。
残念ながら、二人はうまくいきませんでした....

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