【勝手にオススメnote9】立花実果さん ついつい読んでしまう文章奏者
水曜日の勝手におススメおじさん。
こちらは、高草木陽介さんの#幸せ増幅器にインスパイアされてはじめた企画です。はや9回目(+番外編)。
私は、
で紹介するとともに
して
をやってます。
ところが!
なんと、無料記事のオススメ機能が無くなってしまいました。
有料記事の高評価機能しか残らなくなってしまったそうです。
しちゃうおじさんの記事を引用させていただきました。
勝手にオススメおじさんの存続価値が・・・
ということで、勝手に高評価おじさんに名称を変えるのか、そもそもこの個人企画を継続しづつけるのか迷いましたが、「勝手に高評価おじさん」の名称はパッとしません。それどころか、無料記事には高評価すらつけられません。
そもそも、オススメ機能とは、自分のオススメした記事が、フォローしている人のタイムラインに流れるという機能でした。フォロワーがたくさんいるのであれば、拡散効果があるかもしれませんが、そうでもない場合は、拡散機能は弱いです。勝手にオススメおじさんは、オススメ記事を拡散することが目的というよりは、おすすめしたい記事の良さを知ってもらうところに主眼を置いているので、このまま変わらずに続けてもいいかなと思うようになりました。
ということで、結論としては、オススメ機能はなくなってしまいましたが「勝手にオススメおじさん」はとりあえず変わらず続けてみようと思います。
今回のオススメは、立花実果さんです!
文体が大好きです。
日常や感情の動きを印象的に切り取って、文章にするエッセイをついつい読んでします。読書感想文もリズミカルな文章が好みでついつい読んでしまいます。
起こる出来事は、日常生活の中でよくある出来事やたわいのない出来事もあるかもしれません。でも、私は、なんだかついつい読んでしまいます。割と正統派でふつうの文体のようにも、立花さんにしかない独特の文体のようにも見えます。すごい不思議で、ずっと読み進めていつの間にか読み終わっている、そんな感じです。
文章は、理系的な感じで合理的にみると、文字を配置していく作業です。文字の配置と組み合わせで読み手の脳みそにあらゆる刺激を与えます。
文字によって料理する立花さんの文章は書いているというより、奏でているというような印象を受けます。
*
一行目から、もう始まっているんですよね。初めて読んだのに、読んだことのある文章を途中から読んでいるような感覚になります。
一文目が好きなエッセイも多いです。
一文目からいきなり始まっている感じがすごいいいですね。でも、一文目が主張しすぎてなくていないのもまたいいんです。さりげなくキレキレ。第一分を太字とか大文字にしたりとかしたら、半ば無理やり、世界観に引き込むこともできると思うのですが、そんなことはしていない。というか、そんな必要がないくらいの出だし。
午前中の朝ごはんが食べ終わったくらいのブランチタイム。ピアノが置いてあるカフェでコーヒー飲んでたら、おもむろにピアノのところにいって、ジャズを弾き始める、いきなり始まった。なんて、贅沢。
そんな場面、現実ですら出くわしたことがありませんが(笑)、そんな感じの感覚になりました。
*
日常をそのまま写真とか動画みたいに切り取っているようです。もっと、すごいなと思うのは、感情もなんかその時の感情を写真とか動画みたいに切り取っているように見えることです。基本的に記事に画像はないのですが、アルバムを出してきて、写真を見せながら紹介されているんじゃないかと思うくらい切り取られています。しかもそのアルバムは、特別な一日というよりは、どちらかというと日常のよくある光景。そんなの、写真を見せられながら語られてもつまらないはずなのに、立花さんの文章は、めちゃくちゃ面白い。
そんな感想になった記事が、今回のオススメ記事です。
オススメ記事
幼馴染の母親と二人でスーパー銭湯に出かけたときの話です。珠玉のエッセイだと思います。というか、幼馴染の母親とこんな関係になれますか?(笑)。立花さんのステキな人間性もにじみ出ていると思います。
情景を切り取る。感情すら切り取る。奏でる文体が炸裂しています。
この記事おススメです。幸せな気持ちになります。
あーこういうの書けるようになりたい。でも自分には無理だろうなあ。
エッセイって、当たり前ですけどもうほんとにいろんな人が書いています。以前の私は、これだけいろんな人がいろんな文章を書いていたら、いつかネタ切れになるんじゃないかと思っていました。もうその話は、既に〇〇さんが書いていますよという状態になってしまっていつか誰も書くものが無くなってしまうのではないかと思っていました。
noteを読んでいると、あ、そんなことはない、文章って無限だなって思ったりします。立花さんの文章は、立花さんにしか書けない。よくよく考えたら当たり前なのですが、そんな感覚になりました。
ということで、気が付いたらまたいつの間にか立花さんの記事を読んでいるかもしれない、そんな「今日一日を最高の一日に」
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