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シロウトがとりあえず押さえておくマーケティングのフレーム的なもの 「グロービスMBAマネジメントブック・マーケティング」

週の始まり月曜日。

昨日、高草木陽介さんのnoteでマーケティングについての本の感想があった。

『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』 永井孝尚についての感想で、慣れていないカタカナ語が多く、情報過多でつらくなってしまった、とのことでした。

私はこの本を読んでいないのですが、目次を見ると、50冊の中に「山本七平の日本資本主義の精神」とか「ファクトフルネス」とかが入っていたりするみたいで、マーケティングと関係ないわけじゃないけど、だいぶ間接的そうな本もあって、本そのものは総花的に書いてあるのかなと思いました。


ということで、マーケティングについて少し振り返る機会を得ました(高草木さんありがとうございます!)

私は、マーケティングについて、専門でもなんでもないのですが、とりあえず、この本をご紹介しようかとおもいます。

※Amazonのアソシエイトによる広告を含みます。


以前グロービス経営大学院が地方にお試し限定校みたいなのを出した時に、「クリティカルシンキング」と「経営戦略・マーケティング」だけを受講したことがありました。たしか授業は、2週間に1回で3か月くらいだったと思います。

授業自体は、ケーススタディで、他の参加者とのディスカッションがメインだったので、体系的な座学みたいなのはあまりなかったのですが、参考文献として、グロービスの本を紹介されました。

購入マストではなかったのですが、購入して一読しました。
マネジメントブックの中に一章分で「マーケティング」があります。

・経営戦略
・マーケティング
・アカウンティング
・人・組織
・IT

みたいな並びの中に「マーケティング」が入っているという感じです。

教科書って感じです。個人的には、「マーケティング」は、シロウトのとりあえずの枠としてはここだけ知っておけばまあいいかなと思っています。

ちなみに、「マーケティング」だけに特化した「グロービスMBAマーケティング」もあります。

※Amazonのアソシエイトによる広告を含みます。

こっちは詳しく知りたい人用って感じです。
一応こっちも買ったんですが、詳しくていいですが、個人的にはまあなくてもいいかなって感じでした。
シロウト的には、「マネジメントブック」の「マーケティング」の章だけでもいいような気がしています。教科書的というかちょっと物足りない気もしますが、シロウトがとりあえず押さえておくにはこんなもんかなという感じです。

逆に「マネジメントブック」には「マーケティング」以外のこともいろいろ書いてあるので、「マーケティング」以外のことは知りたくないという人は、「マーケティング」のほうがいいかもしれません。


マーケティングの難しいところというのは、いったん作られた体系のようなものが、簡単に全否定される傾向にあるところだと思います。実際には買ってもらえすればまあなんでもいいので、買ってもらうのが正義で、その方法に唯一絶対の正解もないということかと思います。

次々に新しいフレームワークというかカタカナ語みたいなのが、どんどん作られていって、いろんな人が「マーケティングとは」を刷新していっている印象があります。ある本によると現在9900近くもフレームワークがあるみたいです。

それが面白いという面もあると思いますが、まず、教科書で入門的・体系的な理解をというニーズでいうと、人によって言っていることが違うので、なかなか難しくしてしまっているところがあります。

グロービスの「マネジメントブック」の「マーケティング」もいわゆる伝統的な体系の一つということだろうとは思いますが、現代は全否定されている側面もあると思います。
時代の変わる速度が速いということもあります。

ということで、私のスタンスとしては、シロウトがあらゆる動きをいちいち追いかけて、新しいフレームワークを取り入れつづけるのはきついので、とりあえず、伝統的な体系ということにして、「マネジメントブック」の「マーケティング」に書いてあることを知っておいて、あとは、どうせ全否定されるかもしれないから、興味のあったマーケティングの本を読んで何を否定しているのか、何が新しいのかを<共有図書館>的に結びつけるというスタンスでいます。


ということで、簡単に中身。
「マネジメントブック」の「マーケティング」に書いてあることは基本これではないかと思います。

① 環境分析、市場機会の発見
② STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)
③ 4P(マーケティングミックス)
④ 施策の実行と評価

要は、「①分析→②戦略→③戦術→④実行・評価」

という流れだろうと理解しています。
この流れを改善しながら繰り返し回していく。

新しいカタカナ語や新しい考え方を知ったら、このマーケティングの流れのどこに入るのか、あるいは全否定をしているのかという観点で位置付ける感じにしています。

① 環境分析、市場機会の発見
 ア 外部環境(市場・競合)と内部環境(自社)を分析
 イ 市場の機会と脅威と自社の強みと弱みを分析
 ウ アイの結果、自社にとっての市場機会を発見する。
② STP(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)
 ア セグメンテーション 
  市場を分割する(どんな軸で分割するかがポイント)
 イ ターゲティング
  分割した市場からターゲットを特定する
 ウ ポジショニング
  アイの結果、ターゲット向けの製品・サービスのイメージを決定
③ 4P(マーケティングミックス)
 ア 製品(product)
 イ 価格(price)
 ウ 流通(price)
 エ コミュニケーション(promotion)
  ①②と整合性が取れるような商品を4Pの観点で検討
④ 施策の実行と評価

 ケーススタディなどをしたときにきれいに当てはまるときとそうでもないときがあるので、いつでも使える万能フレームワークってわけでもないのですが(だから全否定する人がたくさん出てくる)、まあ、とりあえずこれを知っておいて、マーケティングの別の本を読んだときに「①分析→②戦略→③戦術→④実行・評価」のどこのことを言っているのかを押さえるって感じで、まあいいかと思っています。

 どちらかというとケーススタディで、今まで正しいと思っていたものが全否定される、今まで間違っていると思われていた方法をとった人が勝つ(「部分の非合理を全体の合理に転化する」)みたいなことが多いので、門外漢としては、そういうのを楽しめればいいかなという感じです。

 
 そんな中、ずっきーさんのnoteに、マーケティングの観点から「読まれる・売れる」noteのことが書いてありました!noteにマーケティングを結び付けた戦略が書かれていて、とても参考になりました!

 

 そんなわけで、参考になっているのかいないのかわかりませんが(具体的なことはずっきーさんの上記noteが本当に参考になります!)、ちょっとだけマーケティングのことを考えてみて、「今日一日を最高の一日に



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