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「年末の大掃除」の原型は神社にあり!? 12月は清めの月

早いもので2020年も最終月。
師匠が走るほどに忙しい…そんな師走がやってきました💨

年末といえば大掃除!ですが、多くの神社でも12月13日の「正月事始めの日」に「煤払い(すすはらい)」を行い、各所を清め、お正月を迎える準備、「歳神様」をお迎えする準備をはじめます。


12月の御朱印も年末のお清めにちなんだもの。冬至にゆず湯で身体を清める、「湯垢離」を楽しむ御祭神と動物たちをあしらいました♪  紹介ページもご覧ください。


12月は「清め」のシーズン!

煤払いに大掃除、そして年越の大祓……一年を締めくくる12月は、「清め」のシーズンでもあります。

「煤払い」は、年末の風物詩としてテレビや新聞などで紹介されているのをご覧になったことがある方も多いのではないでしょうか📺

住居の中でも薪や炭を焚いていた時代は、笹竹で天井や壁の煤を落としながら、掃除とともにお清めをし、お正月に年神さまをお迎えする、お正月準備のはじめとされていました。
この行事は、年末に行う「大掃除」の原型にもなっているといわれています。

新年に向けて一年の汚れを拭いつつ、各所のお清めをしながら準備を進め、大晦日に「年越の大祓」で、目に見えない自身の不浄(ツミ・ケガレ)を祓い清めます。

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「ケガレとは「穢れと表記され、生気が弱まり「気」が「枯れ」ている状態、ストレスがたまり、心がつかれた状態を指します。

普通に生活していても、人は知らず知らずのうちに大小さまざまなツミ(罪)や過ちを犯していたり、不浄やネガティブに触れることでケガレ(穢れ)を身体に溜めてしまいます。

半年に一度、大祓で祓を重ねてツミやケガレを解除していくことで、心と体を整え、気を良める(清まった)、元の活力のある状態(元気)に戻す という信仰です。

年の納めに、「煤払い」で大掃除をして家を清め、最後に「大祓」で目に見えない自身の罪穢れを祓い清め、清まった場と清浄な心身で歳神様をお迎えし、新たな年をいただきましょう✨ 



年末は形代でお祓いしましょう

大祓式ではケガレを移して自分の身代わりとして清める「形代(かたしろを使ってお祓いをします。

夏越の大祓

これは、紙で作った人型の形代で全身を撫でることで体の外側のケガレを移し、息を吹きかけることで内側のケガレを移すというもの。
悪い所や気になる所は入念に撫で移してください。

こんな時だからこそ、ケガレを落として元のフラットな自分に立ち返りたいもの✊
形代は、社務所にてお分かちしております。
大祓の前日までに氏名、生年月日を記入し、初穂料を添えてお納めください。

心身のケガレを落として、来る新年を元気に過ごしましょう!

miko12月


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