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「水引」「しめ縄」「結びの挨拶」、身近な「むすび」に込められた想い 

小野照崎神社

今月末まで授与している「みのり・むすび」特別御朱印。

初穂料 各800円 ( 右側:みのり 左側:むすび)
※「書き置き」のみ。11月末日までの授与となります。
※2つの御朱印を合わせると見開きの図柄になる特別な仕立てとなっております。

今年も授与を行っています😊
そしてこちらの御朱印で、キーワードとなるのが「むすび」という言葉です🎀

皆さんは「むすび」という言葉から何を思い浮かべますか?

「結ぶ」という言葉には、“ひも状のものをくくる”という意味のほかにも「繋げる」「まとめる」「創る」「固まる」「締める」のようなさまざまな意味があり、「人と関係をむすぶ」「契りをむすぶ」といった“ご縁や心をつなぐ”意味でも使われます。

古来、願いを込めて結ぶことは、“人の想いまでをも留まらせることができる”と考えられていました。

神社でも「しめ縄」という形で幾重にも結ばれた縄で結界を張ったり、願いを込めておみくじを「結ぶ」行為など、日本には「結び」に関する文化が多くあります。

例えば、結婚式やお祝い事などめでたい場で使われる水引。
こちらも「結ぶ」ことにより、“人と人を結びつける”という意味が込められています。
「結び」の挨拶なども、その日の締めくくりにその集まりの意義を再確認して、人と人の心を結ぶものですよね。

このように、私たちの生活の中でも「結び」の意図を忍ばせたモチーフや言葉は、意識してみると至る所で目にすることができます。


「結び」の語源は日本神話にあり!

そんな「結び」という言葉のルーツは、日本神話に出てくる「産霊」(ムスヒ・ムスビ)といわれており、古来から神道においても大事な観念として語り継がれています。

「ムス(産)」には“生み出す”、「ヒ(霊)」には“神霊の神秘的な働き”という意味のがあり、ムスヒ(産霊)とは、「結びつくことによって神霊の力が生み出される」ことだと解釈されています。

日本最古の歴史書である古事記には、“天地が形成された始まりの時に、天之御中主神あめのみなかぬしのかみ、高御産巣日神(たかみムスヒのかみ)、神産巣日神(かむムスヒのかみ)という三柱の神が現れた”と記されています。

この中の2柱の神名にも「ムスヒ」が見えることなどからも、「天地万物を生成する霊妙な力をもつ神霊」とも定義されています。
いかに「産霊むすひ」が大事にされてきた観念であることがうかがえますね。

また、自分の子どものことを「息子(ムスコ)」「娘(ムスメ)」といいますが、実はこちらの言葉もムスヒ(産霊)から生じた言葉なのです。

「息子」は<むすびひこ・産彦>、「娘」は<むすびひめ・産姫>という言葉の略称なのだそう。…実はいろいろなところに「ムスビ」という言葉は隠れていたんですね!


新嘗祭にいなめさいと「むすび」

今月11月23日には「新嘗祭にいなめさい」があります。

新嘗祭は、その年の収穫に感謝して初穂はつほを供えて神々をもてなし、共に食すことで契りを深め神様の御力をいただく。
宮中の恒例祭こうれいさいでも最も大事にされている儀式です。

また、新嘗祭はその年の勤労で結んだ成果を国民一体となり神様に捧げ、そのご縁を深く「むすぶ」儀式でもあります。

万物に神が宿ると考えられていた古来の日本では、物の結び目にまでも神の心が宿っていると考えられていました。

「あらゆる“ムスビ”に感謝して生きる」ということには、先人たちの“万物との調和を尊ぶ心”が生きているのですね…!

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11月は『むすび🌾』がテーマ✨

日常の中でも御神縁に想いを馳せ、神苑の空気や四季の彩りを感じていただく一助になれば幸いです🙂

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