日本代表が新たな景色を見るために

小野たいすけ official note

毎日寝不足が続きますね。残念ながらわが日本代表は新たな景色を見ることができませんでしたが、最も厳しいグループを見事首位で突破して、本当にすばらしい戦いをしてくれたと思います。強い相手に対して果敢に挑戦していく姿、本当に勇気をいただきましたし、私もくじけることなくそうしていかなければと、選手の皆さんからかけがえのない大切なことを教わりました。

だからこそ、クロアチア戦は勝ってほしかった。これはすべての日本代表を応援する人々の思いでしょう。

敗戦後にTwitterでPKの対策をもっとやったほうがよいのではないか、と書いたところ、まあ、PKは運だからね、というコメントもいただきました。

それは私も否定はしません。スペインもモロッコに対してPK戦で敗退してしまいました。あれほどの強豪が負けてしまうPKは、勝利の女神が最も気まぐれに勝者を決めてしまうものなのかもしれません。

私自身、選挙もかなり運が左右するなと思います。そのときの世論、政党支持率、選挙区内の競合候補の顔ぶれなどです。確かに、最終的には運なのですが、その運を呼び込む(というより、運がやってきたときに結果が出せる)ように努力や工夫をすることが大切だと思うのです。

素人ながら思うのですが、そもそも、プロのサッカー選手といえども、本当にプレッシャーのかかった中でPKを蹴る、ゴールを守るという機会は、普段クラブチームで試合をするときでもほとんどないのではないかと思います。長いシーズンでのリーグ戦だと、延長戦もありませんから、その先のPK戦など滅多にありません。

しかしながら、ワールドカップの決勝トーナメントでは、割と高い頻度でPK戦が行われます。今回もベスト8が揃うまでの8試合のうち2試合。何と4分の1です。そういう環境の中で日本代表がさらに上に行くには、もちろん90分の中で勝ち切る実力をさらに高めることが重要であることは言うまでもありませんが、他の国よりもPKを得意としていることもかなり重要なのではないかと感じます。

ではどうするか。本田圭佑さんがTwitterで、PKの練習の限界をおっしゃっていました。

https://twitter.com/kskgroup2017/status/1600129472740855808?s=20&t=ceGrisBqT6tn_2fQkFYD4Q

やはり、本当にプレッシャーがかかった中で真剣勝負をする、そしてその勝ち負けの結果を徹底的に分析する、その積み重ねしかないと思います。

そこで、Jリーグのすべての試合でPK戦を導入するのはどうでしょうか。90分マッチの前にPK戦をやる。勝ったほうは、90分での勝ち点3とは別に勝ち点1を得る。それぐらいの真剣度で一年中勝負していれば、相当各チームも選手も努力と研究を重ねるはずです。

そして、私が一つ疑問に思ったのは、PKにめっぽう強い専門のゴールキーパー(GK)をリザーブに入れるべきなのではないかということです。

今回の日本代表チームは、後半に三苫選手を入れ、相手が疲れてきたところをドリブルで突破し好機を何度も作りました。まさに日本の切り札です。しかし、どのチームも、延長後半終了間際になって、PKに強いGKに選手交代するということはありませんでした。

Jリーグでものすごい数のPK戦の蓄積があれば、全チームの中でPKに強いGKは誰なのか、がデータで明らかになります。その選手をPK戦の切り札として代表に入れておけば、かなりのアドバンテージになるのではないかと思うのです。

そして、PK戦を得意とするGKの認知能力や動作を分析し、キッカーのどの部分に反応しているか、キッカーが蹴る動作に至るまでにGKがどのような動きをしているのかなどの相関関係を追究するなどすると、何らかのノウハウが明らかになるかもしれません。

今回のカタール大会に至るまで、日本サッカー界は、前回ロシア大会の決勝トーナメントで大きなリードをとりながら残りわずかな時間でベルギーに逆転された試合を徹底的に検証したと聞きました。今回もベスト8への壁を乗り越えることはできませんでしたから、PKについてやれることをやるべきだと思います。それを、個々の練習というレベルにとどまらず、真剣勝負の場を増やすという意味で、Jリーグの試合の構造改革をも含んで行うというところまで徹底する。そうすれば、4年後には必ず他国よりもアドバンテージを取ることができると思います。

素人考えではありますが、4年後に新たな景色を見るために、日本サッカー協会にはぜひご一考いただければ幸いです。

最後に、国民皆にとてつもない感動を与えてくれた日本代表とスタッフの皆様、すべての関係者の方々へ。本当にありがとう、そしてお疲れさまでした!


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