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2022年2月22日 『ドライブ・マイ・カー』を観て良かった

これまでどんな経験を経て、
今の自分がどんな状態か。


人によって、観るタイミングによって、
刺さり具合いが大きく違う映画です。

深く刺さるのか、浅く刺さるのか。
まったく刺さらないという人は、おそらく現在までまあまあ幸せなのでしょう。

人それぞれ受け止め方が違うだろうなと思います。だからレビューや批評もさまざまなのは当然です。

映画観てレビューでも書こうかなー
なんて軽い気持ちでいたのですが、
深く深く刺さり過ぎたので、レビューなんて簡単に書けません。

なので、今日この映画を観た記録として書き残しておこうと思います。


「どんな経験を経て」
に関して言うと、

個人的には、
ある点で主人公と同じ経験をしています。

その時にまったく同じ行動、
同じ心の動きをしたので、
気持ちがわかりすぎてもう…

そうそう
タバコ吸いたくなるよなー、と。(笑)

鑑賞中は忘れていたものがフラッシュバックして、動悸が激しくなるのを感じました。

もう20年も前のことなのに、
忘れられないものです。

正しく傷つくべきだった

それはそれは刺さりすぎて貫かれるほどでした。


「今の自分の状態」
で言うと、

これもまたいくつかのタイミングが重なり、ちょうど気持ちが底まで落ちていたところでした。

この映画を観る前と観た後の世界が、こんなに違って見えるのは初めての経験です。

今日、この日に、このタイミングで
この映画を観て本当に良かった。

人生のピンチにまた観たくなるような
大事にしたい映画となりました。


良い映画と出会えました。
濱口監督ありがとうございます。

アカデミー賞、獲ってほしいですね!

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