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私を構成する究極の42枚

これをやってしまわないと気になって気になって先のことが何も出来ないので先にやります。うっかり手を出してしまった私を構成する42枚。最初にささっと選んでまあこれで良いかと思ったら、後から思い出すものが次から次へと出てきて、自分の人生を走馬灯のように思い浮かべつつ(これで余計な負荷が更にかかった)結局504枚のアルバムやシングルを選んでしまった。この調子だとあと100枚200枚は簡単にやってしまいそうなので、一段落させた。ここまで選んだ504枚の中から私を構成する究極の42枚を選んだ。最初の42枚が大半を占めるが、後から上位に入ったものもあった。一枚ずつ簡単なコメントも添えておくので、お時間のある方は読んでやってください。

私を構成する究極の42枚

Black Sabbath - Paranoid
何度聞き返して何度一緒にギターを弾いたことか。War Pigsのイントロの最初の一音こそが僕の土台を構成している。

Frank Marino & Mahogany Rush - Live
人生で一番聴いたアルバムはこれ。今でも聴くと自分の中で何かが発火する。僕にとって天からの啓示のような作品。

Billy Cobham - Spectrum
トミー・ボーリンが1曲目Quadrant 4のギターソロの途中でワウのスイッチを踏んだ瞬間に僕のスイッチも入った。二度と切れないスイッチ。今もスイッチオンのまま。

Jeff Beck - Wired
ギターがどひゃーとかうひゃーとか云ってるのに合わせて僕もどひゃーとかうひゃーとかやってた。奇跡が録音されている。

Focus - Live At The Rainbow
これも奇跡であるさ。ヤン・アッカーマンのトーンが僕の美意識の多くを作った。タイスのオルガンもフルートも然り。僕の中心部。

Johnny Winter - Captured Live!
ぶっ飛ばせ。ぶった切れ。やるんだよ。やりましたよ。ロックンロールは溢れ出るものだ。最後まで溢れろ。そうしますよ。

Rush - Exit...Stage Left
スタジオ盤でなくこちらを究極に入れた。後年のShow of Handsも良く聴いたけど、やはりこっちだ。いつまでもこの3人のアンサンブルに忠誠を誓う。

Pink Floyd - Wish You Were Here
これも美しくてどうしようもない。デヴィッド・ギルモアのギターも空間も何もかも。僕はこれなのかも知れない。きっとそうだ。あななにここにいてほしい。

Robin Trower - Live!
自分が意識しているよりもずっとずっと自分の奥底に沁み込んでいる。唯一無二とはまさにこれである。

山下毅雄 - ルパン三世 '71 ME TRACKS
このサウンドトラックのサウンドこそが僕を狂わせて僕の何たるかを決定付けたもの。雰囲気。ムード。断片。時代性。奇跡の中の奇跡。伝説。

四人囃子 - 一触即発
空と雲の世界観が僕の家の近所にあった。まさにそこだったとしかい云いようがない。お寺はなかったけど、おまつりはあった。泣いてしまう。

King Crimson - In The Court Of The Crimson King
若い頃に友達の家で朝まで音楽を聴いていて、外を見たら富士山が見えた。僕にとっては富士山の音。澄んだ朝の空気。

The Doors - LA Woman
Riders On The Stormが収録されている。僕の魂をどこかへ連れ去る雷と雨の音。ローズピアノ。ギター。ジム・モリソン。いざ神の国へ。

Mahavishnu Orchestra - Birds Of Fire
これは乱暴な音楽だと思う。どんなパンクもこれに比べたら穏やかなもんだ。9拍子でツーバスでユニゾンだよ。問答無用。

The Doobie Brothers - The Captain and Me
みんなで寄って集ってロックンロールだぶっ飛ばして行くぜ。僕の気持ちをずっと除湿し続けてくれいているサウンド。精密画のようでもある。

Deodato - Prelude
ニューヨークに行ったのはずっと大人になってからだけど、これがあったから僕はずっとニューヨークにいた。後は刑事コジャックと警部マクロード。

Montrose - Paper Money
灼熱の大彗星(I Got The Fire)だぜベイビー。このイントロで魂が燃え上がるヤツになっちゃったんだぜベイビー。

Jackson Browne - Late For The Sky
僕が最初に観た来日アーティスト。神奈川県民ホール。1977年3月23日。そりゃ構成しますわな。異界への扉を開いた日。

Jimi Hendrix - Live At Monterey
数ある神々のサウンド中で最高位の神。歪んでぶっ潰れているけど生命と愛に溢れている。僕もこうなりたいと思った。今も思っている。

Yes - Yessongs
Perpetual Chengeに神々が集う。そして冒頭SE火の鳥からSiberian Khatruにクロスフェイドするところのメロトロンにはどんなロックンロールよりも僕を高揚させる魔術がある。

Led Zeppelin - The Song Remains The Same
ライブ盤に多くを学んだ。このライブ盤は神域であると思う。この盤に合わせてもギターを何度も何度も弾いた。映画も観た。ハマった。

Deep Purple - Live in Japan
リッチーがHighway Starの曲中、オルガンソロの最中にギターのチューニングをしている。そこに神がいる。紛うことなき神がいる。

冬木透 - ウルトラセブン ミュージックファイル
ロックでない自分はここにいる。とても大きな場所。

冬木透 - 帰ってきたウルトラマン ミュージックファイル
そして帰ってきた。二度とどこにも行かない。ここにいる。

The Beatles - Magical Mystery Tour 
ビートルズの曲は歌詞も含めて一度バッチリ覚えた。僕の全方位対応の基本を作ってくれた。聴けば聴くほどに凄味が増す。凄いんだよ。

Queen - Sheer Heart Attack 
小学6年生の僕を狂わせたのはラジオから流れてきたKiller Queen。この曲に出会わなければ僕は今の僕でないかも知れない。神の誘いであったかと。

Stevie Wonder - Fulfillingness' First Finale
そして悪夢(You Haven't Done Nothin')も小学6年生の僕を狂わせた。怒りのスティービー。辛口。クラヴィネット。

Carol - Funky Monkey Baby
僕の中にもキャロルがいる。キャロルがいたから友達とバンドごっこを始められた。師匠的存在。僕を救ったファンキーモンキーベイビー。

井上陽水 - 二色の独楽
僕が最初にある程度しっかり弾けた曲はゼンマイじかけのカブト虫。Fのコードも克服した。だから僕の土台。基礎。今でも歌う曲。

Ozzy Osbourne - Diary of a Madman
ランディー・ローズのファンの方に怒られるかも知れないけど、サイコーにお下品なギターだと思いますの。そしてサイコーに美しいの。

Scorpions - Virgin Killer 
敢えてこっちのジャケットを載せた。こっちを持っていたからね。そしてPolar Nightsだよ。吹き出しているよ。明らかに神だよ。

Elton John - Captain Fantastic And The Brown Dirt Cowboy
中学生の僕を救ったのはプリマドンナではなくSugar Bear。Someone Saved My Life Tonight。救いの歌。ピアノ。ローズ。ソリーナ。ベースも神。

10cc - The Original Soundtrack
中学生の僕にI'm Not In Loveの強烈な洗礼。間奏部とエンディングのキラキラした音は帰ってきたウルトラマンのオープニングに繋がっている。

Michael Martin Murphey - Blue Sky-Night Thunder
そしてまた中学生の僕を冷え切った荒野にWildfireに載せて連れ去るんだ。小泉八雲とか水木しげるの世界だ。遠野物語でもあろう。

John Lennon - Shaved Fish
夢の夢(Dream #9)であります。これも僕を散々あちこちに連れ回した曲。あちこちに行ったまま帰ってこない僕もいる。

Wings - Venus And Mars 
あの娘におせっかい(Listen To What The Man Said)のクラヴィネット単音、トム・スコットのサックス、みんな自由だよ。良かった。

Aerosmith - Toys in the Attic 
Sweet Emotionはギターサウンドのおもちゃ箱みたい。Walk This Wayも素晴らしい。そしてサイコーなのはジョーイ・クレイマーのドラム。

Procol Harum - A Whiter Shade of Pale
20代の頃、何ヶ月かずっと青い影だけを聴いていたことがあった。あの時の僕にとって青い影が全てだった。それで良かったのだと思う。

Roy Buchanan - Roy Buchanan
コピーした回数よりもずっと自分の中に深く根を張ったロイ・ブキャナン。ロマンティックであまりにも悲しいトーン。僕の中にもたっぷりある。

Allan Holdsworth - I.O.U.
何か願いを一つだけ叶えてくれるのであれば、僕はこのアルバムのアラン・ホールズワースになりたい。あまりに美しい天界のギター。

Barry Manilow - Greatest Hits
いや、願いが叶うのならCould It Be Magicになる。もうこの曲自体になってしまいたい。ピアノの余韻の中に永遠に囚われてもかまわない。

The Rainbows - Balla Balla (Single)
僕が一番最初に覚えたであろう外国のヒット曲。原点中の原点。ここからどこへでも行ける。これからも行く。魂だけになったとしても。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫