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ベーコン丼

焼きハム丼を作っている時に焼くのはハムでなくベーコンなら即ご飯に合いそうだと思ったので、ちょっと間が空いてしまったけれどベーコン丼にトライしてみる。ベーコンはどこのスーパーに行っても色々な種類が売られているのでまずはそれを選ぶところから始める。

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まずは埼玉県春日部市の米久かがやき株式会社製の原型ベーコン厚切りを使ってみる。昔はこんな厚切りなんて見たこともなかったな。この時点で既にとてもウマそうである。

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厚切りベーコン丼の完成。厚切りベーコンの両面を程好く焼いてご飯に載せて出来上がり。簡単至極。こんなに簡単で良いのか。

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問いかけても特に返事が返ってくるとも思わないので食べてみる。

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ウマウマウー。思ったよりも塩っ気は控え目なので塩でも醤油でもソースでもかければほぼ完璧だと思う。美味しかったです。御馳走様でした。と、これで終わっては全く芸がない。もう少し調理プロセスを導入してベーコン丼をアップグレード出来ないものか。具材も追加してみよう。その代わり1種類のみの約束で。さあベーコンと合う具材は何だ。

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まずはやはりナスであろう。血圧にも良いと強くアピールされておる。母親方面からの遺伝なのか僕の血圧は若い頃から結構高い。40代からは高血圧の薬を飲み続けている。現在はその薬さえ飲んでいればビックリするような数字は出て来ない。母親は50代か60代の頃に上が240、下が180と云う驚異的なスコアを叩き出して、担当医に「奥さんすぐに入院してください」と慌てられて、本人は「あらそうなの、でも大丈夫よ」とのほほんとしていたと云う逸話を持っている。これも何度も書いたような気がするが、この母にしてこの子ありで油断禁物。ナスから話が逸れた。閑話休題。

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ナス1本をこんな風に切ってベーコンと一緒に炒める。先程の原型厚切りだと切ったりしないとならないので、切れているベーコンにスイッチした。

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大阪府高槻市の株式会社フードリエ製、角切りベーコンを使用。これでナスとサイズ感も合うであろう。

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ベーコンとナス炒め丼の完成。フライパンに少量の油をしいてベーコンとナスを炒めたのをご飯の上に載せて出来上がり。これまた呆気ないほどに簡単である。

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味付けは足りないと思われるので、ベーコンの塩っ気を加味しながら、調味料後がけ方式を採用。用意するのは醤油とおろし生姜。これでバッチリ。

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ウマウマウー。ヒジョーにウマし。ベーコンから出た脂をナスがしっかり受け止めてナスがとんでもなくウマくなる。生姜はたっぷりでも少量でもとにかくあればグッジョブ。チューブのヤツで充分。ご飯にナイスマッチ。でもこれはあまりにも王道に過ぎる。邪道も進んでみたい。

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セブンイレブンでカットパイナップルを買ってきた。さあどうだ。邪道と云うには物足りなく思うが、ちょっとしたトロピカルな気持ちにはなれそうだ。それもそうでもないか。まあいいか。

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ナスの時と同じく角切りベーコンと一緒に炒める。酢豚にパイナップルが許せるかどうか問題は古くからギロンされて人口に膾炙している。これは酢豚どころかピザにパイナップルが許せるかどうか問題に近いかも知れない。ちなみに僕は完全許容派である。昔の僕にとってはなぜラーメンに茹で玉子を載せるのか問題の方が遥かに身につまされることだった。だって空港とか高速道路のサービスエリアでラーメンを頼むと問答無用で(当時僕の最大の敵であった)茹で玉子が載っていたじゃないですか昔は。サンプル写真に茹で玉子がなくても、実際に運ばれてきたラーメンには載っていたなんてことが多々あったのです。僕はそれが気に食わなくてラーメンをオーダーしなくなった。どうも今日は話が逸れるな。いつものことか。すみません。

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ベーコンとパイナップル炒め丼の完成。これまたとても簡単であった。そしてナスよりもかなりストレンジな出来映えとなった。もっとトロピカルな雰囲気が出るかと思ったがそうでもなかった。オーキッドの花でも添えれば少しは良かったか。そう云う問題じゃないか。

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色合いはナスの時より格段に良いと思う。問題は味の方だ。自分で作っておいて食べる時にちょっと躊躇した。そんな自分は臆病でちっぽけな人間です。

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ウマウマウー。このベーコンとパイナップルだけならナイスマッチベリーマッチ。問題はご飯。ご飯が素っ気なく感じてしまう。何かパイナップルの味とご飯を繋ぐものがあればと思う。酢豚の餡や、ピザのチーズのように、パイナップルをこの世界観に繋ぎ留めておく別の力が必要かと感じた。幾つか候補が浮かんだがそれはまた改めてパイナップル問題を考える時に取っておく。幾つかの検証も経ねばなるまい。それではまた。御馳走様でした。と、これで終えるつもりだったのだけれどどうも今一つ腑に落ちない。それはベーコンの形状。昔からある薄いスライスのベーコンを使わねばベーコン丼を極めたことにならない。極めなくとも良いのだけれど、文章の流れからちょっと大袈裟になった。申し訳ありません。ベーコンのチョイスに戻ります。

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オオゼキで買ったベーコン薄切り。極めてフツーのベーコン。やはりこう来なくっちゃと思う。途中で折りたたんであってそこから切れてしまう問題もあろうとは思うが、昔はお肉屋さんでベーコンを買うともう一折り(都合三つ折り)してコンパクトになったのを紙に包んでくれたと記憶している。半分のところもあったかな。今度お肉屋さんに行ってベーコンを買ってみよう。やることがどんどん増える。減るよりは良いか。

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早速ベーコンを焼く。ちりちりと妙音がしてベーコンから脂が沁み出る。再び王道に戻って来た感アリ。

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ベーコン丼の完成。厚切りに対して薄切りとは呼ばない。薄切りがスタンダードであると思うからだ。もっと焼いてカリカリにしてみようかとも考えたが時間がかかりそうなのでこの程度で。

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なかなかのルックスだと思う。自画自賛。いつも自画自賛してばかり。たまには反省することもある。でもやっぱり自画自賛。子供の頃は自分に自信が全くなくて否定してばかりだった。同時に周囲も全部否定していた。本当に心許せたのはテレビと本(漫画含む)だったかと思う。自分に自信が持てて周囲にも心許せるようになったのはギターを始めたおかげ。ギターが、音楽が力になった。今もずっとその中心部は変わらない。なぜそんな自己肯定的な話になった。流れでこうなりました。今回はそんなんばっかり。

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ウマウマウー。ベーコンでご飯を巻いて食べる。昔のベーコンはもっともっと塩っぱくて、今のは随分と穏やかな味になったとも思う。昔の塩鮭はもっと塩っぱかった問題に通じるものがある。全て減塩傾向。冷蔵技術による保存の飛躍的進歩があったからなのか。昔みたいに滅多矢鱈に塩っぱいのもどうかと思うが、もうちょっと塩加減が濃くても良いんじゃないかな。そんなことを思いつつ、僕は最後にどうしても試したくなった。自分がこれまでの人生であまり立ち入らなかったエリア。そこに入ってみたいと思う。

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ベーコンエッグ丼を作ってみた。玉子嫌いを克服どころか、玉子が好きにすらなっている僕が避けて来たベーコンエッグ。それでもまだお相手がトーストとかであったら問題はないのだけれど、ご飯である。ご飯と目玉焼き問題。世の中には問題が多い。僕の場合はまた特殊だけれど、その大きな社会問題の片隅に僕も立ち入ってみることにした。記念すべきベーコンエッグ丼。これがその始まり。

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盛り付け寸前まで崩れずにいた黄身が流出してしまった。申し訳ない。誰に謝っている。なんとなくです。

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初めて作ったので写真をいっぱい撮った。ちょっと嬉しかったのだ。僕はベーコンエッグを作ることが出来る。新たなるスキルを身につけたのだ。また大袈裟になってきたな。まあそう云う調子に乗りやすい人間です。あーこりゃこりゃ。

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ウマウマウー。イイじゃないかベーコンエッグ。皆さんが目玉焼きで軽々とご飯を食べる気持ちが少しだけ解ったような気がした。さてここで本日の最後の問題、目玉焼きに醤油をかけるかソースをかけるか問題。僕は目玉焼き初心者ながらふと思い付いたアイディアを実行してみたところ現時点での最大解を得ることが出来たと思う。発表します。ソース派です。そしてそのソースはマルモの富士宮やきそばソースです。これがすんばらしく合うんですよご飯と目玉焼きのマッチングが完璧になるんですよカンペキ。この人類史上に燦然と輝く新発見を心に抱きながら、今夜は踊り明かそうかと思います。ダンスザナイトアウェイ。あっそれそれー。あらえっさっさー。エロイムエッサイム。それは違うか。今回はこの辺で。

末永くがんばりますのでご支援よろしくお願い致します♫