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正しいサイズの靴を履いている子どもは半数しかいない!

筆者である私…なおくんは、2004年から毎年幼稚園で足形測定をし、結果を集計していろいろな事を考察し、日々の仕事に生かしたり足育の普及活動をしています。

その中で、実際の足形測定結果と、同時に行っている下駄箱調査で子どもたちの履いている靴サイズをチェックし、その格差を見たデータがあります。

図1:靴の適合性

集計したデータからは、毎年30~35%程度の子が足形測定時に適正サイズの靴を履いており、残りのうち概ね半数は大きすぎる靴、もう半数は小さすぎる靴を履いており、その分布は概ね正規分布を示すことがわかります。そしてその傾向はこの後も同様に続いています。

ここでひとつ注意点…靴のサイズ表記は15.0と表記された靴でもAモデルは実寸が15.5だったり、Bモデルの実寸は表記どおり15.0だったり、Cモデルは実寸が150だったり、なかには160のものもあったり…など非常にばらつきがあります。そのため、このデータのなかで-0.5や0.5に入っている子どもたちの一部は適正なサイズの靴を履いている可能性があります。

そして世の中には他にも似たようなデータがあり、それらは概ね「半数は適正サイズの靴を履いており、残りの半数は大きすぎる靴か小さすぎる靴を履いている」という結果であり、前述の靴サイズ表記誤差を考えれば、世の中で言われている「半数は適正サイズの靴を履いていて、残り半分は大きすぎる靴か小さすぎる靴を履いている」というのはうなづける結果といえます。

それにしても、半数は小さすぎる靴か大きすぎる靴を履いているというのは、ちょいと驚きですよね!?

それも毎年足育講演で保護者にこのことお話ししてるのですが…あまり改善を認めません…ひょっとするとお話ししてるからこの数値で、お話ししてなければもっと悪いのかも?…( ̄▽ ̄)

お子さんの靴サイズ…大丈夫ですか?

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育児日記

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