「文章を書くのが苦手」という悩み①"ミドルプット"を大切にする
私の主催するクリエイティブ・ライティング講座やオンラインサロンには、よく
「文章を書くのが苦手なんです」という人が来る。
「仕事でどうしても文章を書かないといけない立場になったんだけど、苦手だから克服したい」
「これからの時代、ブログやSNSなんかでの発信が大事かなと思いまして…。けど、どうにもうまく言葉が出てこなくてもやもやする」
私から言わせれば、その悩みはまったくもってナンセンスである。
いや、決して否定しているわけではない。
でも、「そんなこと、悩む必要ないのにな」で終わっちゃう悩みだ。
なぜか。
まず、その方々に「あなたにとって文章ってどういうもの?」と聞くと、大抵の場合
「理路整然とした文章」とか
「新聞記事みたいな、言いたいことがまとまった文章」とか
「作家の○○さんみたいな文章」とか、
あるいは
「学生時代に書かされたレポートみたいな文章」
という答えが返ってくる。
「それってつまり、あなたが理想化した文章、つまり”これが文章だ”と思っているものを、あなた自身が書けない、って思っているだけだよね」
というと、
彼らは大抵ぽかーんとする。
無理もない。小学校の頃から
「文章の正解はこんな感じですよ!」って押し付けられて、○やら△やら×やらをつけられて、100点だの0点だの与えられて来てるんだもの。
そりゃ「理想的な文章」が存在すると思ってしまうわけだよね。
話は変わるけど、武術家の甲野善紀さんは著書の中で
「コミュニケーションの取り方に関して、人間は3タイプに分けられる」と言っている。
その3タイプとは、
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