創作に特化したテキストエディタを作ろうと思う①
きっかけ
デザイナーにはFigmaやPhotoshop。
プログラマーにはVSCodeやAtom。
動画編集者にはAfter EffectsやFimora。
なにかを生み出す人には、必ずといって良いほど「特化した支援ツール」がある。
じゃあ、小説家はどうなんだろう?
そう思ってみると、ど定番のツールはないように思う。
NotionやOnenoteのように「文字を書くこと」を支援してくれるツールは沢山あるが「創作」に特化したものは意外と少ない。
それで事足りるというのはあるだろうけど、でも数百文字くらいの文章と、何万文字の文章執筆とが、同じツールで同じ恩恵ってあり得るんだろうか?
実際、物書きの人は何を使っているんだろう?と思って調べていたら、こんな記事に出会った。
なるほど!と両手を叩いた。
同時に「これ、普通の物書きの人には無理じゃね?」とも思った。
普通の人はGitなんて、まず触れない。
Gitって何よ?
大雑把に説明すると、ここで利用されているGitというのは、プログラム書く人には必要不可欠の「超・便利なセーブ方法」みたいなもの。
プログラマーも何千・何万というコードを書く。
しかも、それを消しては書いてを繰り返す。
そうなってくると
「うわー、消したあとに上書き保存しちゃったけど、前に書いてあったコード必要だった!!」とか
「ちょっとこの部分、大規模に書き換えてみようかな。でも失敗したらどうしよ……怖いから丸ごとコピーして別バージョン作っとくか」みたいな場面が出てくる。
でもこれ、ゼロから書き直したり大量の無駄ファイルが発生したりとあんまり生産性は良くない。
そうした面倒を全て解決してくれる素敵システムがGitなのである。
言うなれば「タイムトラベラー」みたいなもの。
ある時点にマーカーを残しておけば、いつだって「その時」に戻ることができるし
未来が分岐してしまってもパターンAの世界とパターンBの世界、どちらにでも行き来ができる。
……なんだけど、プログラム書かない人がGitを理解して実際に動かすのは簡単じゃない。
(というか多少はコードを書ける自分も理解しているか自信ない…)
「だったら直感的にGitを使えるテキストエディタがあれば良いんじゃね?」
こう思ったのが始まり。
プログラマ向け、Git利用の執筆ツールはある
ちなみにGitを利用した小説執筆のツールというのは既にあって、VSCodeの拡張機能に「novel-writer」というものがある。
といっても配布先がVSCodeの時点でお分かりだと思うけど、プログラミングに慣れ親しんでいない人にはハードルが高い。
それでも1万近いダウンロード数があるところを見ると、需要はあるんだと思う。
そんな訳でGitを利用したテキストエディタを作ってみようと思った。
Gitだけじゃ弱い
でもGitというのは、あくまでデータの「保存方法」
小説の執筆という、データの「作成そのもの」の支援ではない。
どうせなら、特化したテキストエディタにしたい。
という訳で、じゃあ、どんなエディタがあれば創作する人は喜ぶんだろう。
というのを次回にまわしたいと思います。
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お願い
現在、まさにエディタを開発中です。
完成したら沢山の人に触ってもらいたいので、面白そう!と思ったらシェアいただけると嬉しいです!!
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